遊戯(ゆうぎ)

キャラクターカード
あなたのフィールドのみ闇になる。
(悪魔、魔法使い族の攻撃力と守備力はそれぞれ200ポイントアップ。
 天使族の攻撃力と守備力は200ポイントダウン。)
あなたは「ブラック・マジシャン」を生け贄1体で召喚することができる。
あなたは自分のターンのスタンバイ・フェイズ毎に300ポイントのライフを失う。

 ザ・ヴァリュアブル・ブック3 付属カードで登場したキャラクターカード

 悪魔族魔法使い族強化しつつ、《ブラック・マジシャン》リリースを軽減する。
 このカードを活用するならば、やはり【ブラック・マジシャン】に使いたい。

 しかし、《ブラック・マジシャン》を展開する優秀なサポートカードは、《永遠の魂》をはじめとして数多く存在する。
 また、《クシャトリラ・バース》なら《ブラック・マジシャン》リリースなしで召喚できる。
 そうした中で、リリース1体でアドバンス召喚するというのは力不足な効果である。
 《魔道化リジョン》魔法使い族アドバンス召喚をサポートする効果を持つのでシナジーする。

  • 原作・アニメにおいて―
    「遊戯」とは原作漫画「遊戯王」の主人公「武藤遊戯」と彼に宿った第二の人格「闇遊戯」の二人を指すが、イラストに描かれているのは「闇遊戯」の方である。
    遊戯は「千年パズル」を完成させた事がきっかけとなり、一つの身体に二つの人格を宿すようになる。
    闇遊戯の正体は古代エジプトの王「アテム」で、三千年前に「闇の大神官」(アクナディン)の謀反で敗北寸前まで追いつめられた彼は、自らの記憶と名前を犠牲にし千年パズルにアクナディンと自身を封印したのだった。
    武藤遊戯がパズルを完成させたことでアテムの魂は遊戯に宿り、遊戯と共に「決闘者の王国」と「決闘都市」の2大大会を制して初代「決闘王」に輝き、作中世界で多大な知名度をもつ決闘者となった。
    その後アテムは三幻神を使って記憶の世界へ飛び、かつて「闇の大神官」を操っていた「大邪神ゾーク・ネクロファデス」の復活を目論むバクラとの「記憶戦争」に挑むものの、苦戦を強いられてしまう。
    しかし現代から仲間たちが駆けつけると、真の名前と記憶を取り戻したアテムは《光の創造神 ホルアクティ》によって宿敵「大邪神ゾーク・ネクロファデス」を倒し、現実世界に戻る。
    これによって役目を終えたアテムの魂は冥界へ戻らねばならず、遊戯とアテムは魂を冥界へと送り出すための「闘いの儀」を行うが、お互いに死力を尽くしたデュエルには遊戯が勝利した。
    遊戯と仲間達がアテムとの別れを惜しんで涙を流す中、アテムは遊戯を慰め、仲間に感謝を伝えると、冥界の扉を開けて旅立っていった。
  • 文庫版の作者あとがきによれば、アテムの名の由来はエジプト神話の神、アテンである。
    アテン神は元々太陽神の一人に過ぎなかったが、ツタンカーメンの父・アメンホテプ4世の治世に行われた宗教改革により「唯一神」とされ、エジプト全土でその信仰を強要される。
    しかし古くから信仰されてきたアメン神を支持する神官団や民衆の抵抗により、改革はあえなく失敗に終わった。
  • 作中では武藤遊戯(表遊戯)からは「もう一人のボク」、アニメオリジナルキャラからは「名も無きファラオ」と呼ばれ、公式資料やゲームでは「闇遊戯」、小説・東映版OPでは「遊戯王」と紹介されている。
    また劇場版『光のピラミッド』のみ、アヌビスから「闇の王」、「闇のファラオ」と呼ばれていた。
    遊戯に対してはペガサス戦以降は「相棒」と呼びかけている。
    • 英語版アニメではぺガサス戦後島の帰り際で遊戯に名前を聞かれ「ファラオ」「遊戯王」「闇」と様々な名前で呼ばれていたと話している。
      初期の頃は「闇」と呼ばれ、のちに「ファラオ」と呼ばれていた。
      逆に遊戯は「相棒」ではなく一貫して「遊戯」と呼ばれ続けた。
      なお何故(作品の根幹である遊戯王はともかく)「闇(Yami)」と日本語で呼ばれていたのかは謎である。
  • 初期は悪人に「闇のゲーム」での勝負を持ちかけ、相手が敗北すると「罰ゲーム!」の決め台詞と共に「グリード」「マインドクラッシュ」「マインド・オン・エア」といった苛酷な罰を与えていた。
    悪党相手のゲームとはいえ、「相棒」や仲間のためならば、平然と相手を炎上、感電させたり、毒殺未遂や、クラスメイトの魂をに封印するなど残忍な性格だった。
    中期以降の性格と大きく異なるが、封印されていた間に「闇の大神官」(ゾーク)の魂と融合しかかっていたことが原因とされている。
  • デュエルの実力は最強と言ってよく、敗北したことがほとんどない。
    原作・アニメを含めて実力で敗北したと言えるのは、「ドーマ編」の「vsラフェール」(1戦目)、「戦いの儀」での「vs遊戯」戦のみである。
    「vsペガサス」(1戦目)では時間制限ありのデュエルライフの差分で負けている。
    しかし、海馬との最初のデュエルや「王国編」の「vs腹話術師」戦など、闇のゲーム特有のルールや外部からの干渉がなければ負けていたデュエルも存在する。
    ただし、前者は不正行為で追いつめられており、後者はダメージ計算ミスで勝利している。
  • 作中で高い実力を誇っているのは間違いないが、使用カード自体は現実のカードプールから見ればスペックの低いものが少なくない。
    また、OCG化の際に原作から大きく弱体化してしまったものも存在する。
  • アニメオリジナル「ドーマ編」では伝説の竜の1体「ティマイオス」に選ばれたが、これはアテム単体ではなく、2人の遊戯の事を指している。
  • アニメGXでは、第1話にアテムと分かれた後の成長した姿(といっても顔は見られないが)で登場し、十代に《ハネクリボー》を渡す。
    その後最終回直前で再登場し、純粋にデュエルを楽しむ気持ちを忘れてしまった十代とデュエルを行うことで再起させる。
    最終話では遊戯と入れ替わる形でアテムも登場し、《E・HERO ネオス》《ブラック・マジシャン》の夢の対決が描かれた。
    また、GXでは彼のデッキのレプリカ(神のカード抜き)が展示されていたが、一度、神楽坂によって盗まれている(十代に敗れたことで返している。)
    卒業デュエルの優勝賞品としても登場しており、翔・明日香・万丈目が手にする権利を得たが3人とも放棄している。
  • 劇場版「超融合!〜時空を越えた絆〜」にも登場。
    未来から駆けつけた十代・遊星とともに参戦し、映画ならではの豪華演出に一役買っている。
    今作ではアテムは(表遊戯とは異なり)十代と遊星を君付けではなく呼び捨てにしている。
  • 劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』では3人の主人公格の1人として登場。
    アテムが冥界に旅立った後のストーリーであるため、専ら本来の主人公である表遊戯が活躍する作品となった。
    童実野高校で仲間達と共に穏やかな生活をしていたが、アテム復活を目論む海馬によって、新たな戦いに身を投じることとなる。
    ちなみに卒業後の進路はゲームクリエイターを目指しているとの事。
    アテムの方は既に冥界に旅立っている為、回想やシミュレーターを除くと殆ど登場しなかったが、「遊戯&海馬vs藍神」戦で僅かながら復活し、遊戯達の危機を救うという印象深い役回りとなっている(《守護神官マハード》参照)。
  • 遊戯王シリーズの初代主人公だけあり、アパレルグッズやアニメ放送当時の文房具商品、コラボやタイアップ、遊戯王外のジャンプ漫画作品のゲームなどOCG以外でもメディアでの露出は多い。また2023年以降「遊戯王マンチョコ」やコラボなどでラッシュデュエル側の主人公であるユウディアス・ベルギャーと共に背景に描かれる事が多くなり「OCG側の代表」としての役割も担っている。
  • コナミのゲーム作品において―
    アニメDM・GXで担当声優を務めた風間俊介氏は肖像権の扱いが比較的厳しいとされるジャニーズ事務所(現SMILE−UP.)に2023年まで所属しており、そのためかアニメDM終了以降の一部のボイス付きのゲームでは別の声優が担当している。
    DUEL TERMINALでは声優が非公開であるものの明らかに風間氏とは別人であり、「TAG FORCE SPECIAL」では鯨井康介氏が担当している。
    「最強カードバトル!」・アプリゲーム「デュエルリンクス」では再び風間氏が担当している。
    • コナミ以外のゲーム作品においては、カプコンのゲーム「モンスターハンタークロス」において、遊戯王とのコラボクエスト「遊戯王・美しき龍との決闘」の依頼文で「ゲームが得意な少年」という名義で登場しており、シャガルマガラの討伐を依頼している。

関連カード

―《遊戯》の姿が見られるカード

―関連パック

収録パック等

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