ハンデス三種の神器 †
強力な手札破壊(ハンデス)効果を持つ《押収》・《いたずら好きな双子悪魔》・《強引な番兵》の総称。
もしくは、その後に流行した《押収》・《ダスト・シュート》・《マインドクラッシュ》の総称。
現在では《マインドクラッシュ》以外の全てが禁止カードになり、死語となっている。
手札破壊効果を持つ3枚の通常魔法、《いたずら好きな双子悪魔》・《強引な番兵》・《押収》のこと。
他の手札破壊カードに比べ発動条件が極めて緩く、序盤から連発できれば絶大なアドバンテージを得ることができる。
これらのカードを投入するだけで、【スタンダード】が簡単に強力なハンデスデッキとなっていた。
これらを連打されると初手からできる事があまりにもなくなってしまうため、相手のやる気を削いでしまう精神的な悪影響もあるカード群であった。
第5期の「ハンデス三種の神器」 †
初代三種の神器の生き残りの《押収》と、手札破壊効果を持つ通常罠《マインドクラッシュ》・《ダスト・シュート》の合計3枚を指す。
《ダスト・シュート》は第2期、《マインドクラッシュ》は第4期に既に登場していたカードだが、登場直後はほとんど採用されなかった。
だが、2006年になると《E・HERO エアーマン》等のサーチカードが増え、相手の手札が減りにくくなった事で《ダスト・シュート》が発動しやすくなる。
また、サーチが増えたということは、相手の手札に特定のカードが存在する事が分かる状況が増えた事でもあり、《マインドクラッシュ》も発動しやすくなった。
同時期には、環境に影響を与えた最初期の手札誘発《冥府の使者ゴーズ》が登場し、それを狙い撃つ需要も高まったことで、元々制限カードであった《押収》共々急激に採用率が上がっていった。
《マインドクラッシュ》はその性質上、ピーピングカードと併用する事で的中率を上げやすくなるため、《ダスト・シュート》《押収》との相性が良かったのも追い風となった。
こうしてハンデスカードが多数採用される環境となり、ハンデス三種の神器の再来と言われた。
備考 †
- 「三種の神器」とは日本神話に登場する《八尺勾玉》《八汰鏡》《草薙剣》の3つの宝物のこと。
これにちなんで、1950年代に家庭生活に革命を起こした「白黒テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」の3種類の家電製品が「三種の神器」と称されるなど、重要な3つのものを「三種の神器」と通称する事がある。
「ハンデス三種の神器」もその1つである。
関連リンク †
―初代「ハンデス三種の神器」
―二代目「ハンデス三種の神器」