レアリティ/Rarity †
一般的に「レアリティ」と言えば、珍しさや希少さを表す。
しかし、遊戯王OCGで「レアリティ」と言った場合、単なるレア度ではなく「カードの加工の仕様」を指している場合が多い。
あくまでも加工の仕様を指しているため、書籍付属カードのように入手しやすいウルトラレアなどもある。
加工の仕様であることを強調するためか、公式でも「ウルトラレア仕様」といった呼び方をしている。
※公式データベースでは以下の略号が割り当てられている。
※パラレル仕様やKC仕様がほかのレアリティと重複している場合は、P+HRやKC+Rといった形で表記される。
海外版のデータベースでは、名称の違いからHRではなくGH、EXSEではなくPS、PSEではなくSTARの略号が割り当てられている。
- ウルトラレアにはRED Ver.とBLUE Ver.、シークレットレアにはSPECIAL RED Ver.とSPECIAL BLUE Ver.という、カード名の箔押がそれぞれ赤色・青色に変更されたレアリティも存在する。
これらは、データベースでの略号は元のレアリティの表記のままだが、ポインターを上に置くと「ウルトラレア仕様(RED Ver.)」のようなポップアップが表示される。
- 原作・アニメにおいて―
原作・アニメではレアリティの高さは強さと捉えるデュエリストも多い。
近作ではデュエルが比較的現実寄りに近付いたのもあってか、あまり言及される事はなくなった。
5D'sのチーム太陽やARC-Vの沢渡シンゴ等が近作で言及した者達である。
ただし、キャラクターのエースカードや世界に1枚しかないカードはアニメ内ではレアリティの高いものが多く、完全に間違いとはいえない。
またARC-Vのシンクロ次元ではレアカードが賄賂として横行しているが、やはりこちらでもレアリティのみで判断しているようで、あまりOCGにおいて使われることが多くないカードでも喜んでいた。
- コナミのゲーム作品において―
- TAG FORCEシリーズでは6まではパックを購入した際の基本的なレアリティ配分が1箱(20パック100枚)中、ウルトラレアが2枚、スーパーレアが4枚、レアが14枚と決まっているにもかかわらず、各レアリティ同士の枚数のバランスがそれを考慮して設定されていないことが多々あった。
その結果、ノーマルが数十枚ずつ溜まってもウルトラレアやスーパーレアは1枚ずつ揃えるのすら困難という事態が多発していた。
- 「デュエルリンクス」では、通常のレアリティの他に、それぞれのカードに「ベーシック加工」「シャイン加工」「プレミアム加工」という加工があるのだが、この加工が戦術に関わるスキルが存在する。
このゲームに登場するスキル「セレブ副社長」は「ダメージを受けるごとに、通常のドローの代わりに『より加工の高いカード』をランダムでドローする」という効果になっている。
つまり、一番加工の高い「プレミアム加工」をデッキに1枚だけ入れておけばスキル使用時に確定でドローできるようになるのである。
- マスターデュエルでは、任意カードの生成時にレアリティ別のポイントが要求される。
ポイントは該当レアリティのカードを分解することで入手でき、3枚分解すれば最低でも1枚は生成できるので、どんなハズレアであってもパワーカードの1/3の価値は担保される。
そのため、OCG準拠でありながら「(分解可能な)高レアリティであるだけで一定の価値がある」ゲームシステムとなっている。
ちなみに本作でも通常のレアリティの他に、それぞれのカードに「ベーシック加工」「シャイン加工」「ロイヤル加工」という加工があり、分解するとベーシック加工で10、シャイン加工で15、ロイヤル加工で30ポイント手に入る。
ただし、ロイヤル加工はスーパーレア以上のレアリティにしか存在しない。
レアリティの歴史 †
発売当初 †
ノーマル、レア、スーパーレア、ウルトラレアの4種類。
封入パターンは「レアカードなし」「レア1枚」「スーパーレア1枚」「ウルトラレア1枚」の4通り。
ノーマルレア、シークレットレアが登場。
封入パターンに「シークレットレア1枚」が追加。
パラレルレアが登場。
封入パターンに「パラレルレア1枚」が追加。
アルティメットレアが登場。
封入パターンに「アルティメットレア1枚」が追加。
カードガチャにてノーマルパラレルレアが登場。
ノーマルレア、シークレットレア、パラレルレアが廃止。
スーパーレアのアルティメットレア仕様が登場。
この時点での封入パターンは「レア1枚」「レア、スーパーレア1枚ずつ」「ウルトラレア1枚」「アルティメットレア1枚」の4通り。
全てのパックに必ずレアカードが封入されるようになった。
アルティメットレアに、イラスト全部がレリーフ加工されたカードが登場した。
アルティメットレア全てが、イラスト全部がレリーフ加工されたカードになった。
封入パターンは「レア1枚」「スーパーレア1枚」「ウルトラレア1枚」の3通り。
ホログラフィックレアが登場し、ノーマルレアが復活。
カードガチャ廃止に伴いノーマルパラレルレアが廃止。
スーパーレアのアルティメットレア仕様が廃止になり、アルティメットレアはウルトラレアのみとなった。
封入パターンはSOUL OF THE DUELIST時点の4通りに「ホログラフィックレア1枚」を加えた5パターンとなった。
ホログラフィックレアの仕様が変更され、より立体的に見えるようになった。
ゴールドレアが登場。
封入パターンは「ノーマル5枚、ゴールドレア2枚」。
レアとアルティメットレアの仕様変更。
レアはカード名の銀押しが金色に、アルティメットレアはテキストやカード全体の枠までレリーフ加工が施されるようになった。
「ウルトラレアRED Ver.」が登場。
ゴールドシークレットレアが登場。
封入パターンは「ゴールドレア2枚」「ゴールドレア、ゴールドシークレットレア1枚ずつ」の2通り。
エクストラシークレットレアが登場。
コレクターズレアが登場。
アルティメットレアの仕様変更。
イラスト部分のレリーフ加工が背景部分だけになった。
また、ホログラフィックレアの立体感も控えめになっている。
コレクターズレアの仕様が変更。
輝きが控えめになり、イラストが鮮明に見えるようになった。
日本国内発売版にも、レギュラーパックのシークレットレアが復活した。
スーパーレアとウルトラレアのバージョン違いとして収録されている。
封入パターンはTACTICAL EVOLUTION時点の5通りに「シークレットレア1枚」を加えた6パターンとなった。
ウルトラレア・スーパーレアの仕様変更。
属性と星にもホイル加工が施されるようになった。
シークレットレアも同じく、属性と星にもホイル加工が施されるようになっている。
遊戯王OCG20周年を記念し、新たなレアリティとして「20th シークレットレア」が登場。
封入パターンはザ・シークレット・オブ・エボリューション時点の6通りに「20thシークレットレア1枚」を加えた7パターンとなった。
遊戯王OCG1万種類目のカードの発行を記念し、新たなレアリティとして「10000 シークレットレア」が登場。
このパックのみ、封入パターンはCYBERNETIC HORIZON時点の7通りに「10000シークレットレア1枚」を加えた8パターンとなった。
新たなレアリティとして「プレミアムゴールドレア」が登場。
アルティメットレアとホログラフィックレアの仕様変更。
新たなレアリティとして「プリズマティックシークレットレア」が登場。
封入パターンはCYBERNETIC HORIZON時点の7通りの内、「20thシークレットレア1枚」が「プリズマティックシークレットレア1枚」となった。
コレクターズレアの仕様変更。
「シークレットレアSPECIAL BLUE Ver.」が登場。
「ウルトラレアBLUE Ver.」が登場。
「シークレットレアRED Ver.」が登場。
関連リンク †