公式ルール †
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遊戯王OCGが販売を開始した当初に存在した唯一のルール。
原作の「決闘者の王国編」以前のルールが下敷きとなっており、現行のルールとは大きく異なる点が多い。
現在OCGで用いられているルールのほとんどが成立した新エキスパートルールとの差異は以下のとおり。
デュエルフィールドの形は公式ルール時点でほぼ完成されており、長らく変更されることはなかった。
マスタールール3におけるペンデュラムゾーンの追加まで、長期に渡り使われたフィールドとなる。
最大の違いは生け贄召喚が存在しないことであり、公式ルール下では事実上《青眼の白龍》の一強状態であった。
当時のOCGは「《青眼の白龍》を引けば勝つ、対抗策は《サンダー・ボルト》と《落とし穴》くらい」という非常に大雑把なゲームであり、《青眼の白龍》を所持していないプレイヤーはそれだけで圧倒的な不利であった。
流石にこのルールは不公平と判断されたのか、第1期の途中で早々にエキスパートルールが制定され、更に原作およびアニメも「バトルシティ編」以降エキスパートルールを導入したことで、公式ルールは徐々に廃れていった。
第2期の開始と同時期にジュニアルールに役目を譲り、公式ルールは姿を消している。
- 第1期当時、このルールの呼ばれ方はあまり統一されていなかった模様。
書籍「公式ガイドスターターブック」やBoosterシリーズのエキスパートルールの解説カードでは「公式ルール」と呼ばれているが、「ザ・ヴァリュアブル・ブック」では「これまでのルール」「ふつうのルール」などと呼ばれている。
- 原作・アニメにおいて−
先述の通り、このルールは「決闘者の王国編」以前の原作ルールが元になっており、生け贄召喚が存在しないのもこのためである。
ただし、原作との大きな違いとして直接攻撃が可能となっている。
原作では当初初期ライフポイントが2000しかなく、「決闘者王国編」では直接攻撃の概念がなかった。
漫画ならともかく、実際にこのルールでプレイするとお互いに守備表示モンスターばかりを出してデュエルが硬直しかねないため、妥当な変更と言えるだろう。
- アニメでは「バトルシティ編」内での城之内の回想シーンにおける町内大会は、ルールが決闘者王国編に準じたものであった。
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