閃刀姫/Sky Striker Ace †
デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズでカテゴリ化された「閃刀姫」と名のついたモンスター群。
属する通常召喚モンスターは戦士族、リンクモンスターは機械族で統一されている。
- 《閃刀機関−マルチロール》などの存在から、カテゴリ名の由来の1つは「戦闘機」だと思われる。
また、リンクモンスターの閃刀姫モンスターは、おおむね自身の属性と関連性のあるカード名になっているのも特徴である。
- 「閃刀姫−」を逆にしてハイフンを「一」と読めば「一姫刀閃」すなわち「一騎当千」と読める。
【閃刀姫】のコンセプトを見るに、偶然ではなく意図的なものだろう。
英語名においても日本語名にはない「Ace(1)」が含まれており、「一」が意識されていることがうかがえる。
- ちなみに「一騎当千」(または「一人当千」)とは「一騎単体で千人の敵をも相手にできるほど強い」という故事成語である。
この言葉の通り、このカテゴリが環境主流デッキで活躍した実績を持つ。
- Vジャンプ(2018年4月号)によると、新型兵器「閃刀機」を操る女性ということで「閃刀姫」と呼ぶ。
また2022年6月号から連載開始となった漫画「遊☆戯☆王OCGストーリーズ」では、もう1つの物語が漫画で描かれるとのこと。
同作では、レイとロゼ以外の新たな「閃刀姫」も登場しており、後にOCG化された。
- 各リンク1はレイが「決戦モード」と呼ばれる戦闘形態に換装した姿である。
海外の公式サイトでは「重武装したヒロイン」と紹介されている。
イラスト上での特徴として、各閃刀姫の装甲には「X-」から始まる番号が振られている。
- 「レイ」は「0」の日本語読みであり、彼女の戦闘形態はいずれも日本語読みの名前を持つ。
一方、「ロゼ」は「0」の英語読みの逆(Zero→Roze)であり、フランス語での「rose」ともかかっていると思われる。
《閃刀姫−レイ》のモチーフが零戦と目されること、「ジーク」が連合国側の言葉であることも踏まえると、第二次世界大戦における「枢軸国vs連合国」が背景ストーリーの元ネタであろう。
レイの所属勢力が枢軸国(零戦を開発した日本の他、ドイツ・イタリア)であり、ロゼの所属勢力が連合国(アメリカ・イギリス・フランス)である。
- 原作・アニメにおいて―
漫画OCGストーリーズの第一弾として「閃刀姫」編が展開された。
ここではレイの所属国が「カーマ」、敵対国が「スペクトラ」と名付けられている。
カーマが開発した兵器「閃刀」への対抗策としてスペクトラが開発したAIが暴走し、レイ以外の人間は滅んだ世界観となっている。
たった一人の人間の戦いを描くという点は、上記の「一騎当千」を意識した設定であろう。
- 本作はOCG本来の背景設定としての物語(『Vジャンプ』『ザ・ヴァリュアブルブック』などに掲載される物語や設定)ではなく、アニメ・漫画シリーズに携わった漫画家と脚本家による、翻案・再解釈の作品とされている。
しかしOCGにおいても、後の時間軸でロゼがレイによって救出され共闘しているところを見ると、大筋は変わらないものと思われる。
- コナミのゲーム作品において―
「マスターデュエル」でこのカテゴリ(斬機と同時ピックアップ)を収録しているシークレットパック名が「一機刀閃」であり、こちらも「一騎当千」を意識している。
- 25/02/06に3周年記念としてデュエルフィールドやアクセサリー、シークレットパック「閃刀覚醒」30個が手に入る「UR3枚確定30パック&アクセサリーセット」が期間限定で販売されている。
同日にはこのテーマを題材とするソロモードも実装され、2か月後に始まるショートアニメとの連動によるものか、これまでソロモードには無かったアニメーションムービーも挿入されている。
漫画OCGストーリーズと比較すると、描かれる世界観が大きく異なり、漫画初出のキャラクターたちは登場せず、レイとロゼの関係が中心という違いもある。
- 同日追加のシークレットパック「閃刀覚醒」には、前述のパックに収録されていた斬機が省かれて《閃刀姫−レイ》・《閃刀姫−シズク》・《閃刀姫−ハヤテ》・《増援》のイラスト違い版が新規で追加されている。
- 原作・アニメ・ゲーム作品以外において―
人気の高さ故にグッズ関連の商品展開も複数行われている。
2025年には上記のショートアニメシリーズに合わせ、遊戯王カードゲームモンスターフィギュアコレクションやデュエリストカードプロテクターで発売となった。
関連リンク †
―「閃刀姫」と名のついたモンスター
※は「閃刀姫」に関する効果を持つモンスター
―「閃刀姫」に関する効果を持つカード
―「閃刀姫」を素材に指定するモンスター
―その他のリンク