必須カード †
そのデッキを組む上で、なくてはならないほど重要なカードのこと。
または、極端に相性の悪いデッキ以外ならほぼ確実に投入される、汎用性と単体性能の高いカードのこと。
- 【魔轟神】等の一部のデッキにおいては、非常に貴重なカードが必須カードとなるケースがある。
このためにカードが揃わず、構築を諦めざるを得ないこともしばしばある。
その場合は、プロキシカードを使ってテストプレイしてみるのも一つの手。
- 後者の意味はパワーカードの下位概念で、「デッキに入れてまず損はないカード」とも言い換えられる。
【スタンダード】にも採用される、コンボ・シナジーに関係なく単体で使えるカードのことである。
むしろ、それらのカードを入れていなければ悪状況が打破できない可能性もあるため、よほど相性が悪いコンセプトのデッキでもなければまず入れるべきとされる。
コストや発動条件の概念が他のカードゲームに比べて乏しいこのゲームでは特にこの傾向が顕著である。
- 必須カードの存在はデッキ構築の幅を狭めているという指摘もあるが、逆にコストや発動条件が緩いからこそ、他のカードゲームよりもコンボ・シナジーの幅が広く、デッキ構築の自由度を高く保てていることもまた事実である。
そのため、必須カードの存在だけで、一概にゲームバランスを語ることはできない。
- 原作・アニメにおいて―
キャラクター毎に扱うデッキが大きく異なり、使用カードもそのキャラクターのイメージに合わせる必要があるためか、後者の意味で言う必須カードは殆ど見られない。
ただし例外も存在しており、中でも《死者蘇生》は多くの作品・キャラクターが扱う必須カードとして登場している。
原作で幾度か行われた「遊戯vs海馬」戦では、対戦相手のデッキに《死者蘇生》があることを前提とした戦略や思考が見られるほどである。
それ以外では、《強欲な壺》・《エクシーズ・トレジャー》等の強力なドローカードや、《天使の施し》・《Sp−エンジェル・バトン》の様な汎用性の高い手札交換カードも多くのデュエルで登場している。
- アニメARC-Vでは、LDSに必須カード論という講座が存在する。
また21話において、遊矢が読んでいた雑誌「Dステップ」の付録カードの《黄泉ガエル》の触れ込みには「アドバンス召喚超必須カード!!」と書かれている。
現在のOCGでは必須とはいえないが、スタンダード次元の環境はこちらの世界でいう第2〜3期辺りであり、そのような環境ならば「超必須カード」という触れ込みも誇張ではない。
- コナミのゲーム作品において―
環境やルール自体が異なるため、ゲーム特有の「必須カード」が発生する場合もある。
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