溟界/Ogdoadic †
デッキビルドパック エンシェント・ガーディアンズでカテゴリ化された「溟界」と名のついたカード群。
属するモンスターは全て光属性または闇属性の爬虫類族で統一されている。
- 「溟界」は、あの世・死後の世界をさす「冥界」と大海・薄暗さをさす「溟」を合わせた名称か。
- 各モンスターのイラストにおける背景の天空上部には、光属性なら何重にも重なった丸い白の紋様が、闇属性ならそれを黒く塗り潰した紋様が、それぞれ共通して描かれているのが確認できる。
上述の通り各モンスターは属性が光と闇で対になっており、イラストも以下のように似通う箇所が見てとれる。
- 下記の通りモチーフでは蛙と蛇が1体ずつ対になるのだが、全体的なデザインは蛇の側を強く意識したものとなっており、公式のTwitterで言及される際も蛇の絵文字が添えられている。
ただし四肢を持つモンスターについては共通して手指の間に水掻きを備えている事が確認でき、《溟界の昏闇−アレート》や《溟界王−アロン》は蛙を思わせる姿勢を持つなど、蛇と蛙の要素を混ぜ合わせていると思わしい点も散見される。
- モチーフは、古代エジプトのヘルモポリス神話に登場する8体の神、「オグドアド」からか。
ギリシア語の「8」を原義とする語である。
世界が創造される前に存在していた「原初の水」から生まれたとされる、4体の蛇と4体の蛙の神々で、それぞれ蛇と蛙の異種同士で4組の夫婦になっている。
オグドアド達は自らの子として卵から太陽を生み、創造の役目を終えた後は、再び世界が原初の水に戻りまた役目が来る時まで冥界に封印されているとされる。
- 「原初の水」は泥のような黒い水とされ、カテゴリ内のモンスターが共通して黒い液体によって肉体が形成されているデザインとなっているのも、「原初の水」から生まれた存在という点を意識したものと思われる。
- また「原初の水」は世界に秩序が生まれる以前の「混沌」も意味しており、そのためかカテゴリ自体もカオスを思わせる光属性と闇属性の混合で構成されている。
- カード名には、グノーシス主義における8体の至高アイオーン「オグドアス」の要素も含まれていると思われる。
こちらもオグドアドと同じく、男女が4ペアの超越的存在である。
関連リンク †
―「溟界」と名のついたモンスター
※は「溟界」に関する効果を持つモンスター
―「溟界」と名のついた魔法・罠カード
※は「溟界」に関する効果を持つ魔法・罠カード
―その他のリンク