ハイランダー

 同名カードを1枚ずつしか投入しないデッキのこと。
 特定のカードに依存しないために対策されにくく、これといった攻めパターンも存在しないことが特徴。

 また制限改訂の影響を受ける事が少ないのも、メリットの1つ。
 禁止カードに指定されない限り、デッキを崩す必要はない。
 また、《連鎖破壊》《連鎖除外》等の同名カード除去に強いという利点がある。
 このため、《抹殺の使徒》《撲滅の使徒》を有効に活用することができ、逆に自然とそれらの対策をしていることになる。
 その他、【フルモンスター】のように色々な戦術が作れることもメリットといえる。

 一方でメタゲームに左右されやすく、元となるデッキレシピも存在しないために構築難易度が高く、また完成してもレシピ元としての価値が薄い。
 言い換えればデッキ構築の楽しみや対戦相手の意表を突く快感をより一層得られるということであり、オリジナリティを反映しやすい。

  • 一般的なテーマデッキをハイランダーにしただけでは、何か特殊な意図を持っていない限りデッキ回転しなくなる。
    そのため、この構成にしたければ専用の構築にする必要がある。
  • しかしハイランダーが消滅したわけではなく、【スタンダード】が衰退して以降の大会での入賞も時折見受けられる。
    上記のようなメリットの他、ハイランダー自体が衰退したことで地雷デッキと化し、予測や対策が立てづらくなったことが大きな理由として挙げられる。
  • STARTER DECKもハイランダー構築であることが多い。
    それらは「初心者向け」と区切っており、始めたばかりのプレイヤーに多くのカードと触れ合ってもらうため、および多くのカードを手に入れやすくするためにこうしているのだろう。
  • ザ・ヴァリュアブル・ブック3でも特別デュエルルールの紹介で、タッグデュエルやバトルロワイヤルデュエルと共に「オール・リミテッド・デュエル(全カード制限デュエル)」なるものが掲載されていた。
    お互いに全てのカードを1枚ずつしか投入できないという物であり、つまりはハイランダー同士の勝負となる。
    コンボは決めにくいので単純にビートダウンで攻めると良いとアドバイスされていた。
  • 元々は「マジック:ザ・ギャザリング(MTG)」の用語で、言葉の由来は1986年公開の同名の英米合作映画「Highlander(邦題:ハイランダー 悪魔の戦士)」。
    不老不死の男たちが生存を賭けて戦う物語で、副題が「There can be only one(生きていられるのは1人だけ)」となっている。
    「1人だけ→1枚だけ」と言う発想から、MTGではこのタイプのデッキフォーマットをハイランダーと呼ぶようになった。
    「基本土地カード以外の同名カードは1枚しか入れてはいけない」というデッキ構築ルールの遊び方にもなっている。
  • ちなみに「ハイランダー」とは「高地人」という意味を持つ単語で、大元の語源は17世紀頃のスコットランドのハイランド地方に実在した戦士達のことを指す。
    「クレイモア」という巨大な両手剣を用いていたことで知られる。
  • 他のカードゲームでは、制限カードしか入れていないデッキのことを指すこともある。
    遊戯王OCGでも構築する事は可能だが、制限カードの内容を考えると実用性のあるデッキを組むのは不可能だろう。
  • 一方でアニメARC-Vではカードの入手難度以外は比較的こちらと近いタイプになっており、序盤においてもメインキャラでは柚子が、サブキャラクターではLDSの生徒たちが、それぞれモンスターを複数積みしている。

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