No.(ナンバーズ)93 希望皇(きぼうおう)ホープ・カイザー/Number 93: Utopia Kaiser》

エクシーズ・効果モンスター
ランク12/光属性/戦士族/攻2500/守2000
X素材を持っている同じランクの「No.」Xモンスター×2体以上
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードのX素材の種類の数まで、EXデッキからランク9以下で攻撃力3000以下の
「No.」モンスターを効果を無効にして特殊召喚する(同じランクは1体まで)。
その後、このカードのX素材を1つ取り除く。
このターン、相手が受ける戦闘ダメージは半分になり、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(2):自分フィールドに他の「No.」Xモンスターが存在する限り、このカードは戦闘・効果では破壊されない。

 ザ・ヴァリュアブル・ブック18 付属カードで登場した光属性戦士族エクシーズモンスター
 エクシーズ素材の種類の数までランク攻撃力が条件を満たすNo.エクストラデッキから特殊召喚してエクシーズ素材を取り除く起動効果、他にNo.がいる場合に破壊されない永続効果を持つ。

 「エクシーズ素材を持った同ランクNo.2体以上」と変わった素材指定が有り、正規のエクシーズ召喚の難度はやや高い。
 普通に出すには同レベルモンスターを4体並べる必要があるが、展開次第では消費の軽減も狙える。
 《No.71 リバリアン・シャーク》《エクシーズ・リボーン》ならエクシーズ素材を補充しつつ蘇生できるのでエクシーズ召喚の手助けとなる。
 その性質上、セットでの採用及び展開が必須となる《No.13 ケインズ・デビル》《No.31 アベルズ・デビル》も、出しやすいランク1という点も踏まえて素材に適する。

 もっとも、正規手段よりも各種カードの効果での特殊召喚を狙った方が消費を抑えて出しやすいと言える。
 最も単純な手は《No.39 希望皇ホープ・ダブル》効果であり、デッキ内に特定のカードが求められるとは言え、レベル4を2体用意するだけで済む。
 《HRUM−ユートピア・フォース》も相性が良く、《No.39 希望皇ホープ》を経由した《CNo.39 希望皇ホープレイ》《SNo.39 希望皇ホープONE》に使う事でエクシーズ素材4つを持たせられ、下記の効果で大量展開が可能となる。
 《ナンバーズ・エヴァイユ》も4種類のエクシーズ素材を持った上でエクシーズ召喚できる。
 それらを用いる場合も攻撃可能なターンでは他の選択肢の方が有用だが、先攻ターン目の様な攻撃不可の状況ではこちらでモンスターを並べる選択肢も十分に考えられる。

 (1)の効果は、エクシーズ素材の種類数まで異なるランクエクシーズモンスターエクストラデッキから展開する効果
 上述の通り、エクシーズ召喚には同じランクが複数体必要なのに対し、効果で展開できるのは異なるランクに限られている。
 従って、このカードの性能を活かすためには他のランクNo.エクストラデッキに用意する必要がある。
 もっとも素材2体で出された場合には、最初のターンに2体を出し、次のターンに1体を出す形になるので、中心となるランク以外は1つか2つ程度用意しておけば大概は事足りる。

 しかし、効果発動後からターン終了時までの特殊召喚が封じられる点と、相手に与える戦闘ダメージが半減するデメリットが痛い。
 特殊召喚するモンスター効果無効化されているので単純なアタッカー以外には使用しにくいのだが、戦闘ダメージの半減により思ったよりダメージが与えられない事が多い。
 (2)の耐性もあるが、特殊召喚直後では適用されていないケースが多く、破壊以外の除去も多いのであっさりといなくなる可能性もある。
 当然のことながらエクストラデッキの圧迫もかなりのものであり、自力では1ターンキルに持っていくのが難しい点も踏まえると、専用構築が必要となる。

 RUMを採用するデッキでは異なるランクモンスターエクストラデッキに用意できるため、エクストラデッキの圧迫に目を瞑れば比較的相性は良い。
 《RUM−クイック・カオス》を採用していれば、返しの相手ターンで一足先にCNo.に繋げる事も可能。
 もっとも1ターン待つ上に、このカードを使わずとも普通に出した方が手っ取り早い事も多い。

 このカード自体は蘇生できるため、前述した《エクシーズ・リボーン》等でエクシーズ素材と共に蘇生させれば効果を使用できる。
 《No.75 惑乱のゴシップ・シャドー》はこのカードに一気に複数のエクシーズ素材を補充できる点で相性が良く、蘇生などでエクシーズ素材を失っていてもサポートできる。
 《No.86 H−C ロンゴミアント》の展開ルートを応用すればNo.を4体展開することも可能。

 展開するNo.は基本的には攻撃力の高いものが優先されるが、《No.37 希望織竜スパイダー・シャーク》《No.18 紋章祖プレイン・コート》といった破壊された時に効果発動するカードも候補になる。
 ギャラクシーアイズ《No.39 希望皇ホープ》は次のターンまでフィールドに残った場合、エクシーズモンスターに重ねてエクシーズ召喚できるカードに繋げる事で有効活用できる。
 低ランクながらステータスが高い《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》《No.85 クレイジー・ボックス》といったモンスターも、デメリット無効になるので純粋なアタッカーとして使用できる。
 とはいえ、裏側守備表示になるなどでデメリットが復活する事はあるので、デメリットのないモンスターを優先するに越した事はない。

 《CX 冀望皇バリアン》特殊召喚の過程で2種類以上のエクシーズ素材が存在しやすく、墓地に行ったこのカードや他のNo.効果をコピーできる点で相性が良い。
 《CX 冀望皇バリアン》に繋げられるモンスター《CNo.107 超銀河眼の時空龍》以外はこのカードの効果特殊召喚可能な高打点モンスターであるため、エクストラデッキを無駄なく使用できる。
 オーバーハンドレッド・カオスナンバーズ及び《CX 冀望皇バリアン》を活かしやすい、RUM採用型の【光天使】の様なデッキに1枚投入してみるのも面白いだろう。

 非常に高いランクである点を活かし、《エクシーズ・ユニット》《エクシーズ・テリトリー》《エクシーズ・ソウル》等と組み合わせて打点強化を図るのも1つの手。
 特に《エクシーズ・テリトリー》発動してこのカードで呼び出すモンスターを高ランクに集中させれば、攻撃力の上がり幅は相当なものとなる。
 また、《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》でこのカード攻撃無効にすれば一気に攻撃力を6000も上げられる。
 【金華猫】では複数のランクNo.を並べる事も容易であり、このカードエクシーズ召喚する選択肢も十分に考えられる。

  • エクシーズ召喚時の口上は「万界に散りし我が魂の祈りよ! 今こそこの手に集いその姿を現せ! 現れろ!ナンバーズの真の皇よ!! 《No.93 希望皇ホープ・カイザー》!!!」。
    またアストラルはこのカードを「ナンバーズのキング・オブ・キング」と評している。
  • アストラルはこのデュエルエクストラデッキカードを15枚使用している。
    しかし、自身の最後のターンではNo.を出そうとした際に遊馬の使用した通常罠《ブリキ・バルーン》とそれに対する速攻魔法《スピリット・フォアサイト》の応酬によってモンスターゾーンを1つ潰されたために2体に留まっている描写があり、それを考慮すると少なくとも16枚はあった可能性がある。
    アニメ・漫画ではエクストラデッキの枚数制限がないと思われるシーンが以前から度々見られたが、それが顕著に示されていると言えよう。

関連カード

ランク9以下・攻撃力3000以下のNo.

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収録パック等


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