遊戯王カードWiki - 《ＥＭドクロバット・ジョーカー》

《ＥＭ(エンタメイト)ドクロバット・ジョーカー/Performapal Skullcrobat Joker》 †

ペンデュラム・効果モンスター
星４/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 100
【Ｐスケール：青８/赤８】
(1)：自分は「ＥＭ」モンスター、「魔術師」Ｐモンスター、「オッドアイズ」モンスターしかＰ召喚できない。
この効果は無効化されない。
【モンスター効果】
(1)：このカードが召喚した時に発動できる。
「ＥＭドクロバット・ジョーカー」以外の「ＥＭ」モンスター、「魔術師」Ｐモンスター、「オッドアイズ」モンスターの内、
いずれか１体をデッキから手札に加える。

　ストラクチャーデッキ－マスター・オブ・ペンデュラム－で登場した闇属性・魔法使い族の下級ペンデュラムモンスター。
　ＥＭ・魔術師・オッドアイズ以外のペンデュラム召喚を封じるペンデュラム効果、召喚に成功した時にＥＭ・魔術師・オッドアイズのいずれかをサーチする誘発効果を持つ。

　レベル４としては高めの攻撃力に加え、召喚成功時にＥＭ・魔術師・オッドアイズと幅広い範囲のモンスターをサーチできる。
　【ＥＭ】・【魔術師】・【オッドアイズ】では、デッキの回転を支えるキーカードであり、投入はほぼ必須である。

　なお効果は召喚時限定なので、ペンデュラム召喚を含む特殊召喚ではバニラ同然となる。
　効果を使用した後もペンデュラム召喚で使い回せる下級アタッカーや壁にはなるが、旨味が乏しいので、何らかの素材として活用したいところ。

　ＥＭでは《ＥＭ五虹の魔術師》に次いで高い８のペンデュラムスケールも持つが、ＥＭ・魔術師・オッドアイズにはデメリットのないペンデュラムスケール８のカードが存在する。
　モンスター効果でそれらのカードをサーチすれば済む話なので、サーチを封じられているなどの極一部の状況を除いてペンデュラムゾーンに置かれることはないだろう。
　召喚してサーチを行った後に《ペンデュラム・スイッチ》でペンデュラムゾーンに移動させればサーチしたモンスターをペンデュラム召喚で展開しやすくなる。

　《ＥＭモンキーボード》をサーチできるため、ＥＭを出張させるデッキではこのカードも合わせて投入する事で安定性を高められる。
　このカードに召喚権を使ってしまってもペンデュラム召喚で本来出したいモンスターを出す事ができ、素材として使った後に展開できるレベルなのも利点。
　ただし通常召喚で効果を発動するカードが多いデッキに投入する場合は、召喚権の取り合いになりがちなのでこのカードは投入しなくてもよいだろう。

特に相性が良いものや、特殊なコンボを組めるＥＭ・魔術師・オッドアイズは以下の通り。
- 《ＥＭペンデュラム・マジシャン》：相互にサーチが可能で、トリガーにできない召喚方法をお互いで補うこともできるので合わせて採用したい。

《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》：間接的に攻撃力1500以下のペンデュラムモンスター全てをサーチできる。

《慧眼の魔術師》：ペンデュラム効果を使用してエクストラデッキへ送り、その後ペンデュラム召喚すれば、このカードと《Ｅｍトラピーズ・マジシャン》などのエクシーズ召喚が可能となる。

《紫毒の魔術師》など：魔法使い族・闇属性モンスターをサポートするペンデュラム効果の対象にもなる。

レベル５以上で闇属性のＥＭ・魔術師・オッドアイズ：このカードとともに《ＥＭガトリングール》の融合素材となる。

高い汎用性と【ＥＭ竜剣士】弱体化のためか、16/04/01に制限カードに指定された。
同改訂では、このカードと共に【ＥＭ竜剣士】のサーチの中核を担った《ＥＭペンデュラム・マジシャン》・《ＥＭモンキーボード》も規制を受けている。
５年間その地位に留まり続けたが、21/04/01にて制限緩和され、翌年の22/01/01で遂に制限解除された。

TCGでは新マスタールールによるペンデュラム召喚の弱体化を予想してか、17/06/12に制限解除となっている。
しかしその後のカードプールの変化もあって【魔術師】が環境で活躍、フル投入できたこのカードも安定感を高めるのに一役買っていた。
結果、18/02/05にて今度は以前よりも厳しい禁止カード指定を受ける事となってしまった。
制限解除されたカードがわずか８か月でいきなり禁止指定を受けるというのは日米通して前例が無く、公式側の予想を外れた活躍であったことが窺える。
その後、３年半後の21/07/01で制限復帰となり、21/10/01の制限緩和を経て、22/02/07で制限解除されている。