《No.107 銀河眼の時空竜/Number 107: Galaxy-Eyes Tachyon Dragon》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
(1):自分バトルフェイズ開始時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化され、
その攻撃力・守備力は元々の数値になる。
この効果を発動したターンのバトルフェイズ中に相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動する度に、
このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで1000アップし、
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
LORD OF THE TACHYON GALAXYで登場した光属性・ドラゴン族のエクシーズモンスター。
バトルフェイズ開始時に発動でき、他の全てのモンスターの効果を無効化し、攻撃力・守備力を元々の数値にし、このバトルフェイズ中に相手の効果が発動する度に攻撃力を上げ、2回攻撃できる誘発効果を持つ。
自身以外の全ての表側表示のモンスター効果を永続的に無効にし、更にステータスを元々の数値に戻すためにモンスターに与える影響力は大きい。
相手モンスターに対して発動する場合は、破壊耐性を持つモンスターや効果でステータスを決める攻撃力?のモンスター等に強い。
この効果は対象を取らないため、《神縛りの塚》と併用されている《邪神アバター》の様な強固な耐性と戦闘能力を誇るモンスターをも容易に無力化できる。
モンスター効果以外の要因でステータスが変化している場合にも有効であるため、装備カードでモンスターの強化を行うデッキに対しても効果的である。
ただし、無効にしたいモンスターが1体だけならば、相手ターンにも牽制できる《神竜騎士フェルグラント》を優先した方が良い。
自分のモンスターに対して使用する場合は、《フォトン・スラッシャー》等のデメリット効果を持つモンスターと併用することでデメリットを打ち消せる。
ステータスがダウンするモンスターに使用すれば本来の高い攻撃力に戻すことができ、特に自身のエクシーズ素材にもなる《神獣王バルバロス》や《銀河騎士》とは好相性である。
その他ではドラゴン族通常モンスターのステータスを0にして特殊召喚する聖刻や、敵味方問わず攻撃力を半減する《ブラック・ガーデン》と組ませてもいい働きをする。
誘発効果適用後のバトルフェイズ中に相手のカードが発動した場合は、攻撃力を上昇させて2回攻撃を可能にする効果も持つ。
そのままでは受動的で使いにくい適用条件だが、《銀河眼の時源竜》とコンボすれば能動的な適用が可能。
更に同じく汎用ランク8の《神影金龍ドラッグルクシオン》であればエクシーズ召喚からそのコンボの準備を整えられるため、無効以降の効果も利用したいなら直接このカードをエクシーズ召喚するのではなくあちらを経由したほうが基本的に良い。(詳しくは《神影金龍ドラッグルクシオン》を参照。)
レベル8モンスター2体というエクシーズ召喚が行いやすいギャラクシーアイズであるため、《ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン》に繋ぎやすいのもこのカードの特徴である。
同様の事は《銀河眼の光波竜》や《No.62 銀河眼の光子竜皇》にも言えることであるため、そちらの用途で採用する場合は各々の特徴を見て採用する方を決めると良いだろう。
こちらは《RUM−七皇の剣》への対応と《タキオン・トランスミグレイション》の手札からの発動に対応しているのが利点である。
レベル8モンスターを並べる手段が豊富でありサポートカードにも対応している【ギャラクシー】ではほぼ採用されるモンスターである。
前述のようにデメリット効果を持つ《フォトン・スラッシャー》やステータスダウンが生じる《銀河騎士》も採用しやすいデッキであるため、状況次第では一気にラッシュをかけられる。
このカード自体もギャラクシーであるため《銀河騎士》の妥協召喚の条件を満たすことができ、その場合は2体のランク8モンスターが並ぶのでゲームエンドにも容易に持って行ける。
特に《銀河零式》とは抜群の相性であり、蘇生させた攻撃力0のモンスターの攻撃力を元に戻せたり、このカード自身を蘇生させて《ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン》に繋げることが可能である。
この他にはレベル8モンスターが多く効果の無効化がメリットになることが多い【Sin】や、ステータスリセットがメリットとなる【聖刻】でも採用が期待できる。
後者ではレベル8軸は勿論の事、レベル6軸であっても《聖刻龍王−アトゥムス》に《RUM−アストラル・フォース》を使用する方法でもエクシーズ召喚可能である。
エクストラデッキは圧迫するが、このカードから繋げる2種のギャラクシーアイズや《RUM−七皇の剣》及び《CNo.107 超銀河眼の時空龍》と合わせる形で採用すれば高い爆発力を生み出す。
【ギミック・パペット】等のランク8を得意とするデッキでもその点を踏まえれば採用候補になり得るだろう。
専用カウンター罠である《タキオン・トランスミグレイション》を最大限利用するために、レベル8である《冥王竜ヴァンダルギオン》を採用した【パーミッション】に採用しても面白い。
- 2019年8月1日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第8期投票では第6位にランクインした。
- タキオンに関してはリンク先を参照。
アストラルがアニメ版の効果を「過去に戻って、そこで自分に有利な未来を選択する」と評したのもこれが理由だろう。
- イラストでは、頭部の右側に自身のナンバーである「107」が書かれている。
- エクシーズ召喚時の口上は「宇宙を貫く雄叫びよ。遥かなる時をさかのぼり、銀河の源よりよみがえれ! 顕現せよ、そして我を勝利へと導け!《No.107 銀河眼の時空竜》!」。
- アニメでは「時空竜」と名のついたモンスターをサポートする速攻魔法《タキオン・ドライブ》が登場し、そのイラストに描かれている。
また、通常罠《ニュートリノ・ダウジング》や永続罠《時空陽炎翼》、通常魔法《オーバーハンドレッド・コール》にも描かれている。
- 遊戯王シリーズ以外において―
『週刊少年ジャンプ』の漫画『守れ!しゅごまる』第5話において、守護丸が生徒会長に賄賂としてこのカードを渡していた。
- コナミのゲーム作品において―
- TAG FORCE SPではミザエルの使用時に専用の台詞が用意されている。
他の台詞ありのカードとは異なり、直接攻撃専用の台詞も用意されている(内容は「vsカイト」(1戦目)でのもの)。
- デュエルリンクスではミザエルのエースモンスターに設定されている。
また、ゲットイベントにおけるレイドデュエルではイベントアイコンとして浮遊しており、レイドボスが出現しているときはこの姿だが、出現していない時はニュートラル体になっている。
- 原作・アニメ・ゲーム作品以外において―
2023年、このモンスターのフィギュアがメガハウスの「ART WORKS MONSTERS」シリーズで発売された(発送は2024年)。
これは、2021年4月〜5月にかけて行われた商品化投票企画で、総数40体以上の「遊戯王」シリーズのモンスターの中から選ばれ商品化が決定したものである。
全高38.5cm、全幅38.0cmの大型フィギュアで、価格は42,350円。
アニメで描かれた変形前の姿(ニュートラル体)やオーバーレイ・ユニットも付属する。
関連カード †
―類似効果
―《No.107 銀河眼の時空竜》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:エクシーズ素材を取り除くだけで2回攻撃を行うことができますか?
A:いいえ、できません。(16/02/25)
Q:相手のカードの効果が発動する度に攻撃力が上昇する処理は、チェーンブロックを作りますか?
A:このモンスターが持つ効果は、バトルフェイズ開始時に発動できる誘発効果一つのみです。
他の部分は誘発効果に付随する処理であり、チェーンブロックを作りません。(13/02/16)
Q:無効化は、そのカードが墓地へ送られた後発動する効果も無効化できますか?
A:いいえ、無効化されません。(13/02/16)
Q:《闇》が存在する時に、元々の攻撃力が2000の悪魔族が無効化・数値変化効果を受けました。
攻撃力はどうなりますか?
A:攻撃力は2000になります。
なお、その状態で《闇》が破壊されても攻撃力は2000のままとなります。(13/02/16)
Q:フィールドにこのモンスターしか存在しない時、効果を発動できますか?
A:いいえ、できません。(13/02/17)
Q:フィールドにこのモンスターと「数値が変動していない通常モンスター」しか存在しない時、効果を発動できますか?
A:いいえ、できません。(13/02/17)
Q:フィールドにこのモンスターと「《突進》の効果を受け数値が変動した通常モンスター」しか存在しない時、効果を発動できますか?
A:はい、できます。(13/02/17)
Q:フィールドにこのモンスターと《サイバー・ドラゴン》しか存在しない時、効果を発動できますか?
A:発動できます。(13/02/23)
Q:フィールドにこのモンスターと《救世竜 セイヴァー・ドラゴン》(効果として扱わないテキストのみを持つ)しか存在しない時、効果を発動できますか?
A:発動できます。(13/03/14)
Q:フィールドにこのモンスターと数値が変動していない《E・HERO マッドボールマン》しか存在しない時、効果を発動できますか?
A:発動できます。(13/03/14)
Q:フィールドにこのモンスターと《進化する人類》の効果で元々の攻撃力が2400となった通常モンスターしか存在しない時、効果を発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(13/02/24)
Q:フィールドにこのモンスターと数値が変動していない《クリッター》しか存在しない時、効果を発動できますか?
A:発動できます。(13/02/24)
Q:フィールドにこのモンスターと既にこのモンスターの効果が適用されたモンスターのみが存在する場合、効果を発動できますか?
A:発動できません。(13/02/24)
Q:フィールドにこのモンスターと、《デモンズ・チェーン》によって効果が無効になっている攻守の変動していないモンスターのみが存在する場合、効果を発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(13/03/14)
Q:無効化効果を受けた《スターダスト・ドラゴン》は効果を発動できますか?
A:はい、発動できます。
ただし効果は無効となっているため適用されず、自身をリリースして発動する効果が無効となっているためエンドフェイズに自身を特殊召喚する効果も発動しません。(13/02/22)
Q:「《進化する人類》の効果を受け元々の攻撃力が1000となった《カース・オブ・ドラゴン》」が数値変動効果を受けた場合、数値はどうなりますか?
A:1000のままとなります。(13/02/20)
Q:影武者狸トークンが数値変動効果を受けた場合、数値はどうなりますか?
A:元々の攻撃力は「?」であるため、効果を受けると攻撃力は0になります。(19/04/05)
Q:このカードのバトルフェイズ開始時に発動した効果の処理時にフィールドにこのカード以外の全てのモンスターが表側表示で存在しなくなり、効果を無効にして攻撃力・守備力を元々の数値にする処理ができなかった場合でも、「この効果を適用したターンのバトルフェイズ中」の効果は適用されますか?
A:はい、その場合でも相手のカードの効果が発動した場合適用されます。(13/02/22)
Q:バトルフェイズ開始時に発動した効果が適用された後で相手が《スキルドレイン》を発動した場合、このカードの攻撃力がアップする効果と2回攻撃できる効果は無効になりますか?
A:その場合、攻撃力がアップする効果は無効になりますが、2回攻撃できる効果は適用され2回攻撃できます。(13/03/02)
Q:誘発効果の適用中、相手がカードを発動した際に自分がカウンター罠でその発動を無効にした場合、1000アップと2回攻撃は適用されますか?
A:本来であれば相手の効果の処理時に1000アップと2回攻撃が適用されますが、発動が無効となった場合1000アップと2回攻撃は適用されません。(16/01/10)
Q:誘発効果の適用中、《No.107 銀河眼の時空竜》で攻撃したところ《魔法の筒》を発動されました。
どのような処理になりますか?
A:攻撃力のアップは、発動したカードの効果を処理した後になります。
よって攻撃が無効になり自分が3000ダメージを受けた後に《No.107 銀河眼の時空竜》の攻撃力は4000になります。(21/03/13)
Q:誘発効果の適用中、《No.107 銀河眼の時空竜》で攻撃したところ《ハーフ・シャット》を発動されました。
攻撃力はどのような計算になりますか?
A:《No.107 銀河眼の時空竜》の攻撃力が1500になった後で1000アップするため、2500となります。(21/03/13)
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