《RUM−七皇の剣/Rank-Up-Magic - The Seventh One》 †
通常魔法
このカード名の効果はデュエル中に1度しか適用できない。
(1):自分のドローフェイズに通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、
そのターンのメインフェイズ1開始時に発動できる。
「CNo.」モンスター以外の「No.101」〜「No.107」の
いずれかの「No.」モンスター1体を、
自分のEXデッキ・墓地から選んで特殊召喚し、
そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」モンスター1体を、
そのモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
PRIMAL ORIGINで登場した通常魔法。
通常のドローで手札に加えた自身をメインフェイズ1開始時まで公開することで発動でき、オーバーハンドレッドナンバーズを特殊召喚してその進化形態のCNo.を上に重ねてエクシーズ召喚する効果を持つ。
デュエル中に1度しか効果を適用できない上、特別な処理により簡単には発動できない。
通常のドローをしたこのカードを公開する必要があるため、カードの効果でドローした場合や、《魔導雑貨商人》等で手札に加えた場合は勿論、初手に含まれていた場合も発動できない。
通常のドローでドローできても、公開したところを《マインドクラッシュ》で落とされる可能性もある。
ドローしやすくするために複数枚投入すると事故の危険を高めるので、ピン挿しして引ければラッキーという感覚で運用するのが基本となるか。
《ゾンビキャリア》や《エッジインプ・シザー》などによるデッキトップ操作を組み合わせるか、魔法カードをコストにできるカードを採用して無駄をなくすことができればなお良い。
《森羅の施し》や《フラボット》を採用する【森羅】、《エッジインプ・シザー》を採用する【ファーニマル】等のデッキでは、デッキトップを操作しやすいので発動を成功させやすい。
《七皇昇格》・《No.71 リバリアン・シャーク》・《銀河衛竜》はデッキトップを操作する効果を持ち、(実質)このカードのサポートカードとなっている。
その他、RUMを手札コストとして要求する《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》・《RR−レヴォリューション・ファルコン−エアレイド》であれば、腐ったこのカードを処理できるため相性が良い。
ただし普通のデュエルでは、デュエル中に引いて発動できる確率よりも初手に来てしまう確率の方が高い。
このカードは初手に来た時点で腐ることとなり、デッキに戻すカードがなければブラフやコストにしか使えない。
一枚でも機能するカードと言えば聞こえは良いが、上述したカード群との組み合わせを構築段階で考慮しておくべきだろう。
またドローではなくサーチ効果を多用するデッキならば、このカードを通常のドローで引く確率は高まるので、その様なデッキにピン挿しすることも考えられる。
《七皇昇格》の(2)や《バリアンズ・カオス・ドロー》、《D−HERO ダイヤモンドガイ》等で効果のみをコピーしてしまうのも手。
エクストラデッキから特殊召喚された相手モンスターが存在する場合は、《七皇昇格》の(1)(2)を組み合わせる事でサーチして即座に適用できるので、通常の発動よりも随分と楽になる。
なおこの場合、発動条件は緩和されるが、下記の通りそれらも含めてデュエル中に1度の適用である点は注意。
発動条件が厳しい分、追加効果の発動条件を満たしたCNo.をたった1枚で即座に出せる。
一度発動してしまえばデメリット無しで大型モンスターを扱えるため、詰めの一手にも逆転の切り札としても十分に力を発揮できる。
ただし、エクシーズ素材は1つしかないので、ほとんどのCNo.は1度だけしか効果を発動できない。
- このカードの公開は、適用のうちには含まれない。
そのため、公開した後何らかの事情で適用しなかった、もしくはできなかった場合は、2枚目以降の《RUM−七皇の剣》を適用することはできる。
また、公開しなければならないため、《二重魔法》で選択すること自体できない。(14/02/22)
- 2019年8月1日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第8期投票では第3位にランクインした。
また、2019年9月に公式データベースで行われた「デュエリストカードプロテクター」のデザインを決定する投票企画では「魔法・罠カード部門」で1位を獲得し、このカードの図柄のプロテクターの商品化が確定した。
- イラストでは《RUM−バリアンズ・フォース》などにみられるバリアンの紋章の上に、変形した北斗七星が描かれている。
下記のアニメでの使用者であるバリアン七皇の名が、それぞれ北斗七星を構成する星の名前から取られているためだと思われる。
- 1枚のカードが持つにはオーバーパワーなカードであり、ナッシュはこのカードを「七皇の真の力」「人間には到達できぬカオスの深淵」と形容している。
また、観戦していたベクターは「人間が束になっても勝てるわけがない」と述べている。
- 「III&Vvsミザエル」戦では、ミザエルはこのカードをドローしたあと(後述のナッシュと違い公開の義務はないのに)わざわざIIIとVに公開している。
「ナッシュvsベクター」戦では、ベクターの《ドン・サウザンドの契約》の効果により、ナッシュもドローしたこのカードを公開した。
引いたこのカードを公開し続けるという特異な手順は、このあたりから来ているのかもしれない。
- ナッシュが使用した速攻魔法《サーフェース・ランクアップ》のイラストに描かれている。
- コナミのゲーム作品において―
TAG FORCE SPでは「Dドローシステム」により、あらかじめ設定しておけばデュエル後半では容易に発動条件を満たせるパワーカードとなっている。
また七皇の他、真月も正体の兼ね合いからかこのカードを使用しDドローに指定している。
関連カード †
―類似効果
―発動条件関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:ドローフェイズにこのカードを公開するのは効果ですか、それともコストですか?
A:このカードを発動するためのコストやカードの効果ではなく、このカードを発動するための手順となります。(14/02/17)
Q:手札から公開する効果はチェーンブロックを作りますか?
A:いいえ、公開する際にチェーンブロックは作られません。(14/02/16)
Q:《ナチュル・バンブーシュート》などの効果で、魔法カードの発動ができない状況の場合、ドローしたこのカードを公開する事はできますか?
A:はい、その場合でも公開できます。(14/02/27)
Q:相手の《サイバー・ブレイダー》の「相手が発動したカードの効果は無効化される」効果が適用されている場合、自分はドローしたこのカードを公開する事はできますか?
A:はい、その場合でも公開できます。(14/02/27)
Q:このカードを公開してそのターンのメインフェイズ1の開始時に発動しなかった場合、公開したこのカードは相手に見えないように裏向きの状態に戻しますか?
A:はい、裏向きに戻し、そのカードは次のターン以降に発動する事ができなくなります。(14/02/15)
Q:《正々堂々》などの効果によって手札が公開されている場合も発動できますか?
A:はい、その場合でも発動できます。(14/02/19)
Q:フィールドに《クリアー・ワールド》が存在し、自分フィールドに光属性モンスターが存在します。
この時、通常のドローでこのカードをドローした場合、このカードを発動できますか?
A:この場合でも通常通り発動する事ができます。(14/02/19)
Q:自分のドローフェイズに通常のドローをしたこのカードを公開した後、相手がスタンバイフェイズに《氷結界の龍 トリシューラ》をシンクロ召喚し、その効果によって自分の手札の別のカードがランダムに1枚除外されました。
この時、公開していたこのカードがランダムに手札を1枚選ぶために非公開状態となりましたが、その後、このカードを改めて公開し直し、メインフェイズ1の開始時に発動することはできますか?
A:この場合でも、このカードを発動する事ができます。(17/03/15)
Q:正規の手順で発動する場合、メインフェイズ1の開始時の発動はカードの発動として扱われますか、効果の発動として扱われますか?
A:カードの発動として扱います。(14/02/21)
Q:《D−HERO ダイヤモンドガイ》の効果でメインフェイズ1の開始時以外のメインフェイズのタイミングで墓地のこのカードの効果を発動できますか?
A:はい、発動できます。(14/02/19)
Q:フィールドに《ブラック・ガーデン》が存在し、このカードを発動しました。
その場合ローズ・トークンは何体特殊召喚されますか?
A:その場合、エクシーズ召喚後《ブラック・ガーデン》の効果は2回発動し、ローズ・トークンが2体特殊召喚されます。(14/02/27)
Q:相手もしくは自分のフィールドに《オシリスの天空竜》が存在します。
自分もしくは相手がこのカードを発動した場合、先にエクシーズ素材として特殊召喚するモンスターは《オシリスの天空竜》の効果を受けますか?
A:この場合、エクシーズ召喚後に《オシリスの天空竜》の効果は2回発動します。
なお、《オシリスの天空竜》の効果で攻撃力が下がるのは、特殊召喚されたエクシーズモンスターのみとなります。(14/02/27)
Q:《サモンリミッター》の適用中、自分はドローフェイズで《リビングデッドの呼び声》でモンスターを1体特殊召喚しました。
この時ドローしていたこのカードを公開して発動した場合、No.を特殊召喚した後にCNo.はエクシーズ召喚されますか?
A:その場合、このカードを発動することはできません。(14/03/15)
Q:《御前試合》適用中、フィールドに《閃光の結界像》が存在しています。
エクストラデッキに《No.104 仮面魔踏士シャイニング》と《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》のみが存在する場合、発動できますか?
A:その場合、このカードを発動することはできません。(16/07/23)
Q:《御前試合》適用中、フィールドに《閃光の結界像》が存在しています。
エクストラデッキに《No.104 仮面魔踏士シャイニング》《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》《No.107 銀河眼の時空竜》《CNo.107 超銀河眼の時空龍》のみが存在する場合、《No.104 仮面魔踏士シャイニング》を特殊召喚できますか?
A:その場合、必ず《No.107 銀河眼の時空竜》《CNo.107 超銀河眼の時空龍》を特殊召喚しなければいけません。(16/07/23)
Q:このカードを公開する効果を使った後、《マインドクラッシュ》によって効果を発動できなかった場合、次のターン以降で2枚目の《RUM−七皇の剣》を発動できますか?
A:手札から発動する前に捨てられた場合、次のターン以降でドローフェイズからの手順を踏んだ場合、2枚目を発動することができます。(14/02/15)
Q:《D−HERO ダイヤモンドガイ》・《連続魔法》の効果によってこのカードの効果を使うことはできますか?
A:できますが、それらを含めてデュエル中一度しかこのカードの効果を適用することはできません。(14/02/15)
Q:このカードの発動や効果が無効にされた場合、発動条件を満たした2枚目のこのカードを発動することはできますか?
A:はい、2枚目のこのカードを発動することができ、効果も適用されます。(14/04/03)
Q:このカードの効果処理時に《虚無空間》が発動され特殊召喚する処理ができなった場合、このデュエル中にもう1度このカードを発動する事ができますか?
A:いいえ、できません。(14/02/19)
Q:既に効果を適用したデュエル中に、このカードを発動(空撃ち)する事はできますか?
A:いいえ、できません。(14/02/21)
Q:このカードにチェーンして相手が《暗黒界の龍神王 グラファ》の(1)の効果を発動した場合、このカードの効果をこのデュエル中にもう一度適用できますか?
A:ご質問の場合、『 「CNo.」モンスター以外の「No.101」〜「No.107」のいずれかの「No.」モンスター1体を、自分のEXデッキ・墓地から選んで特殊召喚し、そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」モンスター1体を、そのモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。』効果をまだ適用していませんので、自分は2枚目のこのカードを発動できます。(23/06/28)
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