《サタンクロース/Santa Claws》 †
効果モンスター
星6/光属性/悪魔族/攻1200/守2500
(1):このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、
手札から相手フィールドに守備表示で特殊召喚できる。
(2):このカードがこのカードの(1)の方法で特殊召喚されたターンのエンドフェイズに発動できる。
自分は1枚ドローする。
ジャンプフェスタ2014 プロモーションカードで登場した光属性・悪魔族の上級モンスター。
相手フィールドのモンスターをリリースして手札から相手フィールドに特殊召喚できる分類されない効果、自身の効果で特殊召喚したエンドフェイズにコントローラーがドローする誘発効果を持つ。
「召喚コストでリリースする」という確実性の高い方法で相手モンスター1体を除去できるモンスターの1体。
しかし、このカードがエンドフェイズまで生き残っていた場合、相手が(2)の効果を発動できるためドローされてしまう。
後発の壊獣にはこうしたデメリット効果は(壊獣カウンターを使用するカードを用いない限り)存在しないので、単体性能では壊獣の下位互換と言える。
特に《海亀壊獣ガメシエル》(攻撃力2200)や《粘糸壊獣クモグス》(攻撃力2400)ならばこちらよりステータスが低く、攻撃表示で出すためこのカードよりも戦闘ダメージも与えやすい。
ただしこちらにも固有の利点は存在し、それらを活かせるデッキならば壊獣よりも優先して採用を検討できる。
例えば、光属性・悪魔族に属するため《刻まれし魔の詠聖》でサーチできるのは明確な利点と言えよう。
特に【デモンスミス】では墓地へ送られた後に共通効果の墓地コストとしても再利用でき、デッキに戻された後は再度サーチして使いまわす運用も可能。
また、特殊召喚時の表示形式が守備表示である点も場合によっては利点に転じる。
何らかの事情で攻撃したい場合、攻撃表示の壊獣では戦闘破壊が生じてしまうが、こちらならば(反射ダメージは受けるが)攻撃モンスターを維持できる。
例えば【ピュアリィ】では、《ピュアリィ・ハッピーメモリー》をエクシーズ素材とする事で連続攻撃を得た《エピュアリィ・ハピネス》や《エクスピュアリィ・ハピネス》の攻撃の的として適する。
前者はその攻撃回数分だけサーチを行う事で大量のアドバンテージとなり、後者は攻撃の度に1500バーンを与えるので状況次第では一気に勝利できる。
コンボの後は《エピュアリィ・ビューティ》の(2)で攻撃表示に変更する事で、低い攻撃力を晒しつつ戦闘破壊で処理しやすい。
【十二獣】では、《十二獣ヴァイパー》の除外効果を付与したエクシーズモンスターで自爆特攻を活かしたい場合にこのカードが役立つ。
《十二獣サラブレード》も貫通効果を付与できるため、場合によっては貫通ダメージを与える事も可能である。
その他、【電子光虫】で守備表示を除去する《電子光虫−コアベージ》を利用する場合でも壊獣より優先できるか。
また、コントロール奪取とコンボすれば(2)のドロー権ごと奪い取る事ができ、アドバンテージに変換できる。
光属性の壊獣はいずれも攻撃力が高く戦闘で処理し難いため、【光属性】ではその点での差別化もしやすいと言える。
壊獣がメジャーであるがゆえに発生する「相手フィールドに壊獣が存在し相手フィールドのモンスターを壊獣でリリースできない」といった事態も回避できる。
《妖精伝姫−カグヤ》と併用する場合も、壊獣よりこのカードのほうがマイナーであるため相手に無効化されるリスクが低いと言える。
また、《クリッター》からサーチできるのは独自の利点であり、サーチした後は即座に特殊召喚できる。
【聖刻】では、いざという時に《聖刻龍−トフェニドラゴン》をリリースしてアドバンス召喚してランク6のエクシーズ召喚へ切り替える事ができる。
- 第9期に再録された際の(2)のテキスト後半部分は「この効果を発動したプレイヤーは〜」と記載されていた。
通常、注釈がなければ効果でドローするのは発動プレイヤーであるため本来は蛇足だが、送りつけが絡んでいるため、混乱しないように配慮したのだろう。
しかし、テキストの体裁が見直された第12期の再録時には結局この部分が削除され、通常の効果と同じく「自分は〜」という記載となった。
- 英語名の「Claws/クローズ」は「爪・鉤爪」を指す「Claw」の複数形。
サンタクロースは「Santa Claus」と表記し、英国英語においては同じ発音である。
- 偶然か意図したものかは不明だが米国にて2004年に同名の「サタンクロース」というコメディ映画が存在している。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:自身を特殊召喚する効果はチェーンブロックが作られますか?
A:いいえ、作られません。(13/12/21)
Q:ドローする効果はチェーンブロックが作られますか?
A:はい、誘発効果でチェーンブロックが作られます。(13/12/21)
Q:特殊召喚されたこのカードがエンドフェイズ時にフィールド上に存在しない場合、ドロー効果は発動しますか?
A:いいえ、発動しません。(13/12/23)
Q:自身の効果で特殊召喚したターンにこのカードが《亜空間物質転送装置》の効果で除外されエンドフェイズ時にこのカードがフィールド上に戻った場合、ドローする効果は発動しますか?
A:はい、発動します。(13/12/26)
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