《ドリルロイド/Drillroid》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1600/守1600
このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算前にそのモンスターを破壊する。
CYBERNETIC REVOLUTIONで登場した地属性・機械族の下級モンスター。
ロイドの名を持つモンスターであり、攻撃した守備表示モンスターをダメージ計算前に破壊する誘発効果を持つ。
単体で見ると、墓地アドバンテージを与えず破壊耐性や破壊された時の効果も無力化できる《ライトロード・モンク エイリン》、攻撃表示相手にも利用できる《ブルブレーダー》に劣る。
この3種の攻撃力は同じであり、このカードのみ《増援》に対応していない。
代わりに《ギアギガント X》や《機甲部隊の最前線》、《融合準備》などある程度扱いやすいサーチ手段も多いが、壁に対して出すには即効性の面で不安なものばかりである。
対守備表示モンスターという用途を第一に考える場合、このカードを優先させる理由はほとんどない。
レベル・属性・攻撃力までも《ブルブレーダー》とは被っているので、種族かカテゴリを活かせるデッキでなければ採用は難しい。
【機械族】ならば《機甲部隊の最前線》や《リミッター解除》で微妙な攻撃力をフォローでき、《パルス・ボム》でこのカードを戦闘から守りつつ効果を発揮する機会を得られる。
機械族は除去能力を持つものが比較的少ないので、《一族の結束》を使うタイプや、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を切り札とするタイプならば出番はあるかもしれない。
《カラクリ将軍 無零》のシンクロ素材にもできるので、相性自体は悪くない。
幸い、機巧に対応するステータスであることで同攻撃力のモンスターとは差別化できる。
ただ、対守備表示という機会自体、超重武者などに特化したデッキ相手でなければそう多いものではなく、またデュエルの序盤に偏りがちである。
複数を積んでも持て余しやすく、ピン挿しに留めると機会を逃しやすいと、一般的なデッキ相手にはどうにも扱いにくい。
《抹殺の使徒》などの除去やエクシーズモンスターでもある程度対処できるので、実際に採用すべきかはよく考慮する必要があるだろう。
【ビークロイド】では《スーパービークロイド−ジャンボドリル》・《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン》の融合素材として、《スチームロイド》に次ぐアタッカーとして活用される。
また、《エクスプレスロイド》でサルベージできるので融合召喚を狙わない場合でも選択肢としてはそれなりに有効である。
- ロイドは基本的に馴染みのある乗り物をモデルにしているが、このようなドリルの付いた乗り物を現実で見かけることはまずない。
トンネル採掘用の機械と比較しても形は大きく違うが、それは《ドリルロイド》のような形状では物理的な問題で地面を掘り進めないからである(穴を掘ろうとすると、ドリルが岩盤に突き刺さった時点で固定され、機体の方が回転を始めてしまうため)。
ロボットアニメや特撮ヒーローなどの世界では割とよく登場するタイプのマシンである。
関連カード †
―守備表示モンスターを攻撃した場合、ダメージ計算前に除去するカード
―このカードを融合素材に指定する融合モンスター
―《ドリルロイド》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:このカードの効果はチェーンブロックを作りますか?
A:はい、チェーンブロックを作ります。(05/05/26)
Q:このカードの効果の発動タイミングはいつですか?
A:ダメージステップの裏側表示モンスターをリバースするタイミングで、ダメージ計算前です。(05/05/26)
Q:このカードで裏側守備表示のリバースモンスターを攻撃した場合、リバースモンスターの誘発効果の発動タイミングはいつになりますか?
A:その場合、リバースモンスターの効果は発動できません。(20/04/01)
Q:このカードで裏側守備表示の「リバースした時に発動する誘発効果を持つモンスター」を攻撃した場合、誘発効果を発動しますか?
A:いいえ、発動しません。(20/04/01)
Q:このカードで《異次元の戦士》を攻撃した場合、《異次元の戦士》の効果は発動されますか?
A:いいえ、効果は発動されません。(05/05/26)
Q:このカードで裏側守備表示の《マシュマロン》を攻撃した場合、《マシュマロン》のダメージ効果は発動されますか?
A:いいえ、発動されません。(05/05/26)
Q:このカードで《伝説の柔術家》を攻撃した場合、《伝説の柔術家》の効果は発動されますか?
A:いいえ、効果は発動されません。(10/06/21)
Q:このカードで裏側守備表示の《銀河魔鏡士》を攻撃した場合、《銀河魔鏡士》の効果は発動されますか?
A:ライフ回復の効果は発動しませんが、墓地へ送られた時の効果は発動できます。(23/10/02)
Q:このカードが表側守備表示の《一撃必殺侍》の効果で破壊された場合、このカードの効果は発動しますか?
A:いいえ、効果を発動するタイミングでフィールドに存在しませんので、効果を発動しません。(05/06/02)
Q:このカードで相手フィールドの裏側守備表示の《幻影の妖精》・《マジック・ランプ》・《精神寄生体》・《スフィア・ボム 球体時限爆弾》を攻撃した場合、どんな処理になりますか?
A:このカードの効果をチェーン1・それらのカードの効果をチェーン2に乗せた逆順処理になります。
この結果、このカードの効果はいずれのカードの場合でも不発になります。
Q:このカードで守備表示の《ジャイロイド》を攻撃した場合、どちらの効果が優先されますか?
A:戦闘破壊するわけではないので、《ジャイロイド》は破壊されます。
Q:《最終突撃命令》適用中にセットされたモンスターを攻撃した場合、どうなりますか?
A:破壊効果は発動せず、通常通りダメージ計算を行います。
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