《ロストワールド/Lost World》 †
フィールド魔法
(1):恐竜族以外のフィールドのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。
(2):1ターンに1度、恐竜族モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
相手フィールドに「ジュラエッグトークン」(恐竜族・地・星1・攻/守0)1体を守備表示で特殊召喚する。
(3):相手フィールドにトークンがある限り、
相手はトークン以外のフィールドのモンスターを効果の対象にできない。
(4):1ターンに1度、フィールドの通常モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにその数だけ自分の手札・デッキの恐竜族モンスターを破壊できる。
ストラクチャーデッキR−恐獣の鼓動−で登場したフィールド魔法。
恐竜族以外を全体弱体化する効果、恐竜族が召喚・特殊召喚に成功した場合にジュラエッグトークンを相手フィールドに特殊召喚できる効果、相手にモンスタートークン以外のモンスターを効果の対象にできなくさせる効果、通常モンスターが破壊される代わりに手札・デッキの恐竜族を破壊できる効果を持つ。
(1)は恐竜族以外のモンスターに対する全体弱体化。
恐竜族で汎用性の高いモンスターは少ないので、【恐竜族】のミラーマッチやコントロール奪取を除けば多くの場合で相手だけに弱体化を押し付けることができる。
自分のエクストラデッキに恐竜族以外のモンスターを採用する場合はそれらが弱体化を受けるが、相手のモンスターも弱体化しているならばさほど問題ではない。
《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》を出しておけば強力な牽制にもなるため相性が良いが、上述の理由からエクストラデッキのモンスターに対しては相手も同じ条件であることには注意したい。
(2)は相手フィールドにジュラエッグトークンを生成する効果で、(3)(4)の効果にも繋がる。
トークンの生成は任意であり、相手にリリース・リンク素材などとして利用される可能性もあるので状況によってトークンを生成しない方が無難な場合もある。
《ジュラック・グアイバ》などはモンスターを戦闘破壊した時の効果が使いやすくなる他、貫通や表示形式変更で大きな戦闘ダメージを狙うのも良い。
また、《ジュラック・スピノス》や《群雄割拠》を併用して、(3)の効果と合わせてロックを掛けることもできる。
逆に、ロックは捨てて《洗脳解除》でトークンを奪いアドバンテージとすることも可能である。
(3)は相手フィールドにトークンが存在する限り相手がモンスターを対象に取ることができなくなるロック効果。
(2)の効果でジュラエッグトークンを生成することで、相手の対象をとる(指定する)効果全般を妨害することがが可能。
しかし、相手フィールドにトークンを残す必要があるこの効果と、【恐竜族】の主戦術であるビートダウンとはあまり噛み合っていない点に注意。
(4)は通常モンスターの破壊に対して手札・デッキの恐竜族で身代わりにできる効果で、1ターンに1度ではあるが《奈落の落とし穴》や全体除去などに耐性を得ることができる。
《レスキューラビット》でリクルートした《セイバーザウルス》や《メガロスマッシャーX》を守りつつエクシーズ召喚へと繋ぎやすい。
破壊するのは、恐竜族モンスターをリクルートできる《ベビケラサウルス》・《プチラノドン》や、自己再生できる《盾航戦車ステゴサイバー》・《超越竜メテオロス》などがいいだろう。
トークンにも適用できるので、(2)で生成したジュラエッグトークンに対して効果を使い、《ベビケラサウルス》を破壊して《ジュラック・グアイバ》をリクルートして追撃でその効果に繋げるといった動きも可能。
破壊されるモンスターの数だけ身代わりにするため、《ナイトメア・デーモンズ》や《おジャマトリオ》などに対して《激流葬》などを使えば一度に3枚のカードを破壊できる。
ナイトメア・デーモン・トークンは攻撃表示で特殊召喚されるため、《プチラノドン》2体と《ベビケラサウルス》を破壊してレベル6のモンスター2体と《ジュラック・モノロフ》をリクルートし、《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》をエクシーズ召喚すれば1ターンキルができる。
- 英語で「ロストワールド(Lost World)」は「失われた世界」を意味し、現在には存在しなくなったはずの秘境・別世界をモチーフとしたジャンルの名称としても使われている。
「現在に存在しなくなったはずの要素」として恐竜が登場することもあり、アーサー・コナン・ドイルのSF小説『The Lost World』(邦題:失われた世界)はその筆頭と言える。
同著に影響を受けた作品は数多く存在し、その一つであるスティーヴン・スピルバーグ監督の恐竜映画『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(あるいはその元となった小説作品)は国内においても特に有名だろう。
映画のシリーズについては《ジュラシックワールド》を参照。
- コナミのゲーム作品において―
スマホアプリ「デュエルリンクス」ではティラノ剣山が使用し、発動時には「これが失われた恐竜さんの世界ザウルス!」という専用の口上を述べる。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:自分のみが《ロストワールド》を発動している状態で、相手が恐竜族モンスターを召喚しました。
(2)の効果で特殊召喚されるトークンはどちらのフィールドに特殊召喚されるのでしょうか?
A:《ロストワールド》を発動しているコントローラー側から見て、相手のフィールドに特殊召喚されます。
この場合、《ロストワールド》を発動しているのは自分だけなのでトークンが自分のフィールドに特殊召喚されることはありません。
またこの状態で、トークンを特殊召喚する位置を決めるのも、《ロストワールド》のコントローラーが決定します。(17/06/16)
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