《暗黒界の混沌王 カラレス/Clorless, Chaos King of Dark World》 †
融合・効果モンスター
星12/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 ?
「暗黒界の魔神 レイン」+悪魔族モンスター2体以上
(1):このカードが融合召喚した場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
(2):このカードの元々の攻撃力・守備力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×1000になる。
(3):自分・相手ターンに1度、自分フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。
自分の手札を1枚選んで捨てる。
このターン、相手は対象の表側表示カードを効果の対象にできない。
ANIMATION CHRONICLE 2023で登場した闇属性・悪魔族の融合モンスター。
融合召喚に成功した場合に相手フィールドのカードを全て破壊する誘発効果、融合素材とした数に応じてステータスを決定する永続効果、手札1枚を捨てて対象のカードに対象耐性を付与する誘発即時効果を持つ。
通常の融合召喚は重いため、基本的には《暗黒界の登極》を用いる事になるだろう。
《暗黒界の登極》は捨てたモンスターの効果を利用できる他、墓地融合にも対応する事から融合素材を多数使用するのにも適する。
同じく暗黒界の融合モンスターに《暗黒界の龍神王 グラファ》が存在するが、あちらは闇属性・こちらは悪魔族でどちらも暗黒界を融合素材にできるのは同じである。
暗黒界以外で捨てると相性の良いカテゴリの内あちらで使えた《未界域のチュパカブラ》以外の未界域や闇属性シャドールを使うことができず、代わりに魔轟神を充てられる。
フィールド融合したい場合、《超融合》を共用できる点ではメリットではあるが、この場合はより緩い融合素材で出せる《死霊公爵》もおり、状況に応じて使い分けられる運用が求められる。
また、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》と同じ要領で、《未来融合−フューチャー・フュージョン》によって大量の悪魔族で墓地を肥やすことができる。
《刻まれし魔の大聖棺》でも多数の融合素材で墓地融合が可能で、こちらは融合素材をデッキに戻すためサーチ・リクルートで再利用できる。
(1)は全体除去。
(2)で得た攻撃力と《暗黒界の登極》で融合召喚していればそれによって並べられている暗黒界などで一気に攻められる。
速攻魔法である《暗黒界の登極》であれば、妨害気味に発動することもできる。
(2)は融合素材の数によってステータスが決定される効果。
倍率は融合素材1体に付き1000と高く、正規手段ならば少なくとも3000の攻撃力が約束される。
墓地融合で大量の融合素材を使用すれば8000以上の攻撃力も難しくないが、《スキルドレイン》などで効果を無効にされると攻撃力を0にされてしまう点には注意したい。
(3)は表側表示カードに対象耐性を付与する効果。
任意のカードに対象耐性を付与できるが、対象をとる効果のみと範囲が狭い。
また、相手よりも先に発動しておく必要があるため、フリーチェーンに対応できない点も含めて耐性付与手段としての性能は今ひとつである。
むしろ「任意のタイミングで暗黒界を捨てる事ができる」という点をメインとした効果と見るべきであり、《暗黒界の龍神 グラファ》を捨てれば疑似フリーチェーン除去として運用できる。
運用にあたって避けがたい難点は、融合素材に指定されている《暗黒界の魔神 レイン》の扱いにくさである。
トリガーが相手のハンデスに限定されている最上級モンスターのあちらを採用する事自体が手札事故の危険性を上げるため、なるべく早々に墓地へ送ってリスクを減らしておきたい。
《暗黒界の魔神 レイン》を採用せず融合素材代用モンスターで賄うのも手であり、その場合は融合召喚先を《暗黒界の龍神王 グラファ》と使い分ける事も可能。
この場合、《破壊神 ヴァサーゴ》であれば闇属性・悪魔族のサポートカードを共有できる。
- カード名の由来は、無色を意味する「colorless」だろう。
このモンスターの姿も透明な外殻や色が抜けたような白と黒のオーラで構成されている。
- 仏像を彷彿とさせるようなイラストになったのは《邪心教典》からの連想であると考えられる。
関連カード †
―(1)の類似効果
―(2)の類似効果
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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