《運否の天賦羅−EBI》 †
ペンデュラム・通常モンスター
星3/炎属性/水族/攻1600/守 0
【Pスケール:青8/赤8】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を適用する。
●表:そのカードを特殊召喚する。
●裏:そのカードを破壊し、自分はそのPスケール×300LPを失う。
【モンスター情報】
話題沸騰のEDO−FRONTに。
ここの天賦羅はスケールの大きさもさる事ながら、その美しい造形には「金賦羅」の異名も付くほど。
最新鋭の設備と異文化感に溢れた港内ですが、どこか懐かしさを感じる芳醇な香りも漂い、
時折パチパチと鳴り響く小気味良い音色に心も揚ガります。
念願の天賦羅でしたが、周辺空域の荒れ模様に左右される為本日は一切入港されず…。
運が悪かったとはいえ、その後の予定も白紙にせざるを得ませんでした。
1年間心待ちにしていただけに誠に遺憾ではありますが、今回の対応については星3が妥当かと思います。
SUPREME DARKNESSで登場する炎属性・水族の下級ペンデュラムモンスター。
自分のペンデュラムゾーンのカードを対象に発動し、コイントスを1回行い、その結果で「●表:そのカードを特殊召喚する効果」・「●裏:そのカードを破壊し、自分はそのカードのペンデュラムスケール×300のライフポイントを失う効果」のどちらかを適用するペンデュラム効果を持つ。
コイントスの結果でペンデュラムゾーンのカードの特殊召喚か破壊を行うペンデュラム効果を持つ。
ペンデュラムモンスターは破壊された場合の効果を持つものも多いため、裏が出た場合にもアドバンテージになる効果を持つものを対象にすればどちらでも一定の利益になる。
ただし、裏だった場合にはペンデュラムスケール×300のライフポイントを失うため、高ペンデュラムスケールのカードを対象にした場合には、このリスクが大きくなる。
ペンデュラムゾーンのカードを破壊したいだけなら《竜剣士ラスターP》・メタルフォーゼ等で十分である。
そのため、汎用カードで競合するのが、罠カードの《ペンデュラム・スイッチ》程度の特殊召喚を狙いたい。
コイントスによる不確定性がやや厄介ではあるが、【ペンデュラム召喚】は最序盤での展開手段(特に、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》のリンク素材の確保)に困るデッキも多いため、先攻1ターン目で特殊召喚を狙いたい場合は《ペンデュラム・スイッチ》よりもこちらが優先できる。
また、このカードのみでも機能はし、モンスターとして利用できるため、《ペンデュラム・スイッチ》を使用した場合に比べて消費が少なく、使用後もペンデュラム召喚によって再利用可能なのも利点。
ただし、その用途でいえば《魔界劇団カーテン・ライザー》という競合が存在するため、基本的には破壊されても困らないデッキに採用するべきだろう。
自身も対象にできるため、単体でも運用できるものの、裏だった場合に失うライフポイントは2400と大きい。
また特殊召喚したければペンデュラム召喚を狙えば良く、破壊された場合の効果も持たないため、基本的に自身を対象にするメリットは少ない。
効果ダメージを受けるわけではないため、《トライアングル−O》で反射できない点は評価を落とす。
- カード名は四字熟語の「運否天賦」と食品の「天麩羅」の双方を含有しており、このカードの収録がXにて発表された日時「10月2日」とも「てん・ぷ」にかかっている。
- 幸運の有無を表す「運否」と、天命・恵みを表す「天賦」をあわせた「運否天賦」で「運勢を天命に任せること」を表し、類義語に一か八か等がある。
なお上述の通り、このカード1枚でも対象としてコイントスを行うことができるものの、失敗時の高いデメリットに反して成功時のメリットが少なく、「天賦」になるかは微妙だと言わざるを得ない。
- 言葉遊びになるカード名の都合上、正しい「天麩羅」ではなく「天賦羅(運否天賦の方)」であるため、入力・検索には留意のこと。
- カード名に「テンプラ(天ぷら)−EBI(エビ)」とあるので名目上は海老天ということなのだろうが、イラスト手前のものはどう見てもエビフライにしか見えない。
そのエビフライに添えられているのが大根おろしとすだちという、エビフライより天ぷらに合う食品である点も含め、かなりチグハグなことになっている。
因みに、奥の方に小さく映っている方はしっかり天ぷら(海老天)である。
航空機のドックに停まっていることから、飛行機のフライトとエビフライもかけたことを意識しているのだろう。
「異文化感に溢れた港内」「懐かしさを感じさせる芳醇な香り」というレビューから、エビフライと天ぷらがこのドックに来ること自体はイレギュラーではなく、想定内の出来事だと思われる。
- フレイバー・テキストの中に「揚ガります」と敢えて片仮名が用いられているのは、「(揚げ物が)揚がる」と「(テンションが)アガる」を掛けた表現なのだろう。
- レビュワーは不満を表明しているが、《しゃりの軍貫》のレビューと異なり改行が見られず、三点リーダーも1文字分で収まっているなど文体に違いが見られるため、あちらのレビュワーとは別人だと思われる。
- フレイバー・テキストの文字数は250文字であり、《しゃりの軍貫》を抜いて2024年10月時点で最長文字数を記録している。
※占有スペースの関係上、三点リーダーは1文字分でカウントしている。
関連カード †
―フレイバー・テキスト関連
収録パック等 †
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