海馬(かいば)

キャラクターカード
デュエル開始時、あなたは種族を1つ選ぶ。
あなたのフィールド、手札、デッキのモンスターはすべてあなたが選んだ種族のモンスターとなる。
あなたはデュエル開始時にカードを4枚でスタートする。
あなたのエンドフェイズに手札が4枚以上あるなら、あなたは4枚になるように捨てなければならない。

 ザ・ヴァリュアブル・ブック3 付属カードで登場したキャラクターカード

 その効果により、種族統一デッキでなくとも種族サポートカードが使えるようになる。
 各種族ページを参考に、サポートカードが豊富かつ強力な種族宣言し、デュエルを進めたい。
 ただし墓地は対象にならないため、《ロードポイズン》《ゾンビ・マスター》等が使えない事には注意。

 手札の枚数制限が変わるデメリットは他のキャラクターカードと比べると被害を被る局面は少ないだろう。

  • 「4枚以上の場合に手札が4枚になるよう捨てる」とあるが、4枚の場合は捨てる必要はない。
    5枚以上になって、初めて手札調整の必要が出てくる。
    このため、「5枚以上の場合に」と読み変えた方が分かりやすい。
    原作にも似たような表現があった。
  • 原作・アニメにおいて―
    作中には剛三郎・瀬人・乃亜・モクバの4人の「海馬」が登場しているが、このカードイラストは瀬人であり、遊戯王において人名で「海馬」と言えば一般的には瀬人を指す。
    主人公・武藤遊戯のライバルの一人で、海馬コーポレーションの社長。
    登場当初は「様々なゲームに精通した、毎回違うゲームで遊戯と対決する敵キャラ」と構想されていた。(そのときの一人称は「僕」)
    特にチェスを得意としており、他にもゲームセンターの各種ランキングを1位で独占したりもしている。
    だが遊戯との直接対決はいずれもカードゲームによるデュエルのみで、「王国編」以降からは原作のカードゲーム路線転向に伴って一気に主要キャラとなる。
    「DEATH-T編」(アニメDMでは第一話)での遊戯との対決に敗れて罰ゲームマインドクラッシュ」を受け、悪しき心を砕かれるものの、それでも「勝利こそ全て」とする部分だけは治らず、むしろ極端になった。
    半年間の廃人状態から復活した後は、不遇の幼年時代の設定が追加されると共に、お馴染みの傲岸不遜ながら誇り高き決闘者としてのキャラを定着させ、正統派のライバルとなっていく。
    改心後はひたすらに未来を求める反面、都合の悪い過去はあまり振り返らない性格となったこともあり、改心前の悪行を棚上げにした言動がよくネタにされる。
    アニメオリジナル・小説・実在の人物(?)に彼のそっくりさんが多く登場している。
    (カイザー海馬・サイバー海馬・乃亜・物真似士・伝説の騎士 クリティウスカイバーマン・神官セトなど)
  • 名の由来となったのは、おそらくエジプト神話に登場する「セト神」であろう。
    王位を得るために兄であるオシリスを殺害したが、オシリスの息子ホルスによる復讐を受けた。
  • アニメでは原作と比べて出番が増えており、本来一切の出番がなかった「記憶編」においても遊戯に力を貸したり、遊戯とアテムの「闘いの儀」を見届けている。
    なお、原作の海馬は「闘いの儀」終了後にエジプトに来ているため、この戦いを見届けることができなかった。
    他、アニメが原作に追いついたために作られたアニメオリジナル回でも主要キャラであり、遊戯達と共闘する事も多かった。
    過去を明かせない闇遊戯よりも会社関係で話が作りやすかったということもあり、デュエル回数も多かった。
  • 前世において千年アイテムを所持していたためか、本来千年アイテムの啓示を受けた者でなければ理解できない《ラーの翼神竜》のヒエラティックテキストの意味を理解できていた。
  • 劇中では2回カードに封印されているが、どうやら彼はレベル1らしい。
  • アニメGXにもデュエルアカデミアのオーナーとして幾度となく登場している。
    海馬コーポレーション本社で勤務を行っている模様だが、学園買収話をデュエルで決めさせたりと無茶苦茶な性格は相変わらずの様だ。
    また、「オカルトに興味はない」と言っていたDMと異なり、GX本編より前の時系列では「子供たちから募集したカード《E・HERO ネオス》《ユベル》等)をロケットで打ち上げ、宇宙の力を取り込ませる」という企画を社を挙げて行っている。
    • これは、アニメDMにてドーマ編でデュエルモンスターズの精霊と共に心の闇と戦ったことや、記憶編で古代エジプトにてゾークと戦ったり、自らが《青眼の白龍》に固執するルーツをそこで見たこと、千年アイテムとアテムの魂の結末を見届けたことで、オカルトに対する見解が大幅に変わったものとみることができる。
      その一方で、アニメDMとは異なり古代エジプトにも戦いの儀にも現れなかった原作側の海馬は、後述の劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』にてオカルトを否定し未だにアテムとの決着に固執するという全く違う路線を辿っている。
      しかし、この劇場版の結末で海馬自身が冥界へ赴くというオカルト要素に触れていることから、アニメDM及びGXと原作及び劇場版のどちらの世界の海馬でも、最終的にオカルトに浸透していくというものになっているようだ。
  • 遊戯達がいた頃から数十年後の未来が舞台であるアニメ5D'sにも海馬コーポレーションは登場している。
    新たにモーメントの開発研究などにも手を広げているが、瀬人本人がどうなったかは不明である。
  • 劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』でも主人公格の1人として登場。
    アニメDMではなく原作漫画の続編として位置づけられている本作では、上記の通り「戦いの儀」を観戦していない設定となっている。
    自身に断りもなく冥界への勝ち逃げを果たしたアテムにデュエルで決着を着けるべく、千年パズルを再び組み上げアテムを現世に呼び戻す事を目論む。
    なお、武藤遊戯のことを「アテムを復活させるための器」としか考えていなかったようだが、作中の戦いを経て武藤遊戯を「誇り高き決闘者」と認めた。
  • 原作者の高橋氏によれば、直接の元ネタは高橋氏の友人の知人。
    その友人がカードゲームを教えてくれるよう頼んだところ「カードを1万枚集めてから話しかけろ」と言われた、というエピソードを聞かされ、それをヒントに海馬というキャラクターを考案したとのこと。
  • コナミのゲーム作品において―
    ゲーム作品では意外にも初心者への解説役として多く登場する。
    大柄な態度だが、子供たちのために遊園地を作るなどの行動は単なる方便ではない事がわかる。
    DUEL TERMINALでは初期の頃にゲームの解説役として登場。
    DUEL TERMINALは海馬コーポレーションの英知の結集との事であり、《端末世界》の誕生に関わっているようだ。

関連カード

―《海馬》の姿が見られるカード

―関連パック

収録パック等

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