《機皇帝グランエル∞/Meklord Emperor Granel》 †
特殊召喚・効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できず、自身の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドの表側表示モンスターが効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
手札のこのカードを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのSモンスター1体を対象として発動できる。
その相手Sモンスターをこのカードに装備する。
(3):この攻撃力・守備力は自分LPの半分アップし、
攻撃力は自身の効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
(4):自身の効果で装備したモンスター1体を対象として発動できる。
それを守備表示で特殊召喚する。
Vジャンプ(2010年10月号) 付属カードで登場した地属性・機械族の特殊召喚モンスター。
機皇帝の1体であり、自分のライフポイントの半分だけ攻撃力・守備力を自己強化する永続効果、自身の効果で装備したモンスターを特殊召喚する起動効果を持つ。
機皇帝共通の召喚条件を持っており、自分のモンスターが効果で破壊された時に特殊召喚できる。
レベルが1である点も他の機皇帝と共通しており、相性の良いカード等は《機皇帝ワイゼル∞》のページを参照。
こちらは地属性であり、機械族・地属性のサポートを併用できる。
元々の能力値は攻撃力・守備力ともに0であり、自分のライフポイントの半分だけステータスがアップする。
デュエル開始時は攻撃力・守備力4000という驚異的な数値だが、ライフが5000になると《機皇帝ワイゼル∞》と同等になり、それ以下になると戦闘での活躍が難しくなる。
そのため、素早く特殊召喚しつつライフ回復を狙うデッキ構成が求められる。
高攻撃力の状態で《デストラクト・ポーション》や《レッド・リゾネーター》と併用できれば大幅な強化が可能。
《デストラクト・ポーション》は、特殊召喚トリガーとライフ回復を両立できるという点からも相性が良い。
《リミッター解除》などで攻撃力が変化した後、ライフポイントを回復する効果を発動してもステータスは変化しない。(下記FAQ参照)
他の機皇帝と同じくシンクロモンスターを吸収して攻撃力を上げる効果を持つが、このカードはそのモンスターを特殊召喚する効果も持っている。
特殊召喚時の表示形式が表側守備表示に限定されているのが残念だが、擬似的なコントロール奪取となる。
メインフェイズ1で相手のシンクロモンスターを吸収しこのカードで攻撃、メインフェイズ2で吸収モンスターを特殊召喚するのが理想的。
《最終突撃命令》等モンスターを攻撃表示にすることができるカードを使えば、メインフェイズ1で吸収モンスターを特殊召喚しそのまま攻撃することができる。
また、《強制転移》や《ギブ&テイク》などで相手フィールドにシンクロモンスターを送りつければ、より有効かつ能動的に効果を使うことができる。
総合的に見ると、このカード単体では不安定な部分が多く、使い勝手は他の2体の機皇帝と比べて決して良いとは言い難い。
しかしあちらの2体と違い、他の自分モンスターの攻撃宣言の制約が付いていないのは大きな利点である。
安定性や防御面に長けた《機皇帝ワイゼル∞》に対し、こちらは爆発力・一発性の高いモンスターであると言えるだろう。
- 機皇帝はそれぞれ「天地人」を表しているが、「グランエル」は、「グラウンド(グランドとも、Ground)」、すなわち「地」を表している。
- ホセ(アポリア)が見せた未来の映像では、他の機皇帝と共に実在の兵器として登場し、人類を攻撃していた。
グランエルの砲撃によってアポリアは少年期に両親を、青年期に恋人を失っている。
「アポリアvsZ-ONE」戦の最終局面でドローしたカードが、彼から大切な人を奪い続けたこのグランエルだったのは、皮肉としか言いようがない。
- また、アンチノミーの回想シーンでも彼を撃とうとしていたが、直前でZ-ONEのD・ホイール搭載型ビーム砲で撃破された。
- ホセが使用した通常罠《Aキャノン》のイラストでは、自身の合体形態の時に《グランエルA》を発射している姿が描かれている。
- コナミのゲーム作品において―
TAG FORCE5では、OCG版の代わりにパーツ式のオリジナルカードとして登場している。
他の機皇帝と違い、強化パーツは収録されていないが他と同様に展開可能な《グランド・コア》は収録されている。
ゲーム内においての《機皇帝グランエル∞》と《グランド・コア》の効果は以下の通りである。
《機皇帝グランエル∞》
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 0/守 0
このカードが「グランド・コア」の効果によって特殊召喚に成功した場合、
このカードの攻撃力・守備力は自分のライフポイントの半分の数値分アップする。
このカードは相手のカードの効果の対象にならない。
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスターを
装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備することができる。
このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
「∞」と名のついたモンスターは自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
《グランド・コア》
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 0/守 0
このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。
このカードがカードの効果によって破壊された時、
自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
その後、自分のデッキ・手札・墓地から
「機皇帝グランエル∞」「グランエルT」「グランエルA」
「グランエルG」「グランエルC」をそれぞれ1体特殊召喚する。
通常召喚可能で効果の対象にできず、本体以外のパーツも攻撃可能となっている。
また、他の機皇帝と違い、他のパーツによる能力アップは消滅している。
代わりに《グランド・コア》で特殊召喚した場合、OCG版と同様にライフポイントの半分だけステータスが上がる仕様となっている。
強化パーツは収録されていないが、単体のパーツでも「連続攻撃」「戦闘破壊耐性」「攻撃対象変更」「モンスター効果無効」と優秀なものが揃っている。
なお、《グランド・コア》のイラストがアニメと微妙に異なっている。
TAG FORCE6では、《グランド・コア》のイラストがアニメと同じものに変更されている。
また、上記のアニメのアポリアのドローがイベントで再現されており、OCG版のこのカードをドローしている。
関連カード †
―《機皇帝グランエル∞》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:効果分類は何ですか?
A:自身を特殊召喚する効果は誘発効果です。
また、シンクロモンスターを装備する効果と、装備したモンスターを自分フィールドに特殊召喚できる効果は起動効果となります。
また、ライフポイントの半分攻撃力・守備力を上げる効果と、装備したモンスターの攻撃力分攻撃力を上げる効果は永続効果です。(13/06/26)
『このカードの攻撃力・守備力は自分のライフポイントの半分の数値分アップする』効果について †
Q:自分のライフが8000で相手ライフを下回っている時、このカードに《進化する人類》を装備しました。
この場合、攻撃力はどうなりますか?
A:その場合、元々の攻撃力が2400の状態から攻撃力が4000ポイントアップします。(10/08/21)
Q:自分のライフが8000の時、このモンスターに《収縮》や《巨大化》を使われました。
この場合、攻撃力はどうなりますか?
A:元々の攻撃力0の半分(または倍)の0になり、その後に自身の効果で攻撃力が上昇しますので結果的に攻撃力は変わりません。(10/08/21)
Q:自分のライフが8000の時、このモンスターに《BF−疾風のゲイル》の効果を使われました。
この場合、攻撃力はどうなりますか?
またライフが変化した時、攻撃力もどうなりますか?
A:攻撃力は4000の半分の2000になり、ライフが変化しても攻撃力は2000のままになります。(10/08/21)
Q:自分(ライフ8000)のフィールドに表側表示のこのカードが存在しています。
《リミッター解除》を発動し攻撃力が2倍になった後、《治療の神 ディアン・ケト》を使いライフを1000回復しました。
この時、《機皇帝グランエル∞》の攻撃力はいくつになりますか?
A:《リミッター解除》の効果が適用され、《機皇帝グランエル∞》の攻撃力が8000になった後、ライフが1000ポイント回復した場合であっても《機皇帝グランエル∞》の攻撃力は8000のままになります。(11/03/06)
『自分のメインフェイズ時に、このカードの効果で装備したモンスター1体を自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる』効果について †
Q:装備したモンスターを特殊召喚する効果は、1体を選択するのは発動時で、特殊召喚されるのは効果処理時ですか?
A:対象を取る効果で、発動時にその装備されたモンスター1体を選択し効果処理時に特殊召喚されます。(10/08/21)
Q:効果処理時にこのカードが存在しない場合、装備したモンスターが特殊召喚されませんか?
A:はい、されません。(10/08/21)
Q:《スターライト・ロード》や《BF−大旆のヴァーユ》等の効果でシンクロ召喚以外の方法で特殊召喚されたシンクロモンスターを装備していますが、これを選択して特殊召喚できますか?
A:いいえ、選択自体できません。(10/08/21)
Q:《トライデント・ドラギオン》など特殊召喚できないモンスターを装備していますが、これを選択することはできますか?
A:いいえ、選択自体できません。(10/08/21)
Q:効果の発動にチェーンして相手が《おジャマトリオ》を発動し、自分のモンスターゾーンに空きがなくなった場合、効果処理はどうなりますか?
A:特殊召喚する事はできず、装備していたモンスターは墓地へ送られる事になります。(16/12/05)
Tag: 《機皇帝グランエル∞》 特殊召喚モンスター 効果モンスター モンスター 星1 地属性 機械族 攻0 守0 機皇帝 機皇 正規の方法以外での特殊召喚不可