《召喚制限−ディスコードセクター/And the Band Played On》 †
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
お互いのプレイヤーは、
自身のフィールド上のモンスターと同じレベルを持つモンスターを特殊召喚できない。
また、お互いのプレイヤーは、
自身のフィールド上のモンスターと同じランクを持つモンスターを特殊召喚できない。
PRIMAL ORIGINで登場した永続罠。
お互いに自分フィールド上のモンスターと同レベル・ランクのモンスターを特殊召喚できなくする。
「同じレベルのモンスターを特殊召喚できない」ということは、「同ランクのエクシーズ召喚を封じる」ことに近い。
通常召喚・特殊召喚したモンスターの効果で展開を行うデッキに対しては、単純な戦力増強すら許さないため、《デビリアン・ソング》・《飛翔するG》以上に強力なメタカードとなる。
特殊召喚を経由する事がほとんどになる、高レベル同士でのエクシーズ召喚を狙うデッキには特に強い。
一方で上記のような手順を踏まないエクシーズ召喚を行うデッキに対しての影響力は薄く、例えば【紋章獣】の《紋章獣アンフィスバエナ》→紋章獣や、フィールドにレベル・ランク4がいない状態での《高等紋章術》などは通常どおり可能になる。
《ブリキンギョ》や《カゲトカゲ》を採用した【ガジェット】であっても、《二重召喚》にはすり抜けられてしまう。
【ヴェルズ】・【スピリット】といった、フィールドが空の状態からの特殊召喚や、召喚権追加が主体となるものにもあまり刺さらない。
また《幻水龍》+《幻木龍》、【ガガガ】などの展開後にレベルを変更するものであったり、そもそもレベルを揃えないシンクロ召喚・アドバンス召喚軸のデッキや、縛りの緩いリンクモンスターを多く積んでいて制限を回避しやすいデッキ、単体でのビートダウンが多いデッキにも有効ではない。
そのため、主にこういったデッキ側が、前述の性質を持つデッキにメタを張る目的で採用する事になるだろう。
なお、【アドバンス召喚】は特殊召喚を封じるよりビートダウンを優先した方がテンポ・アドバンテージで勝るため、使い辛いカードであることに変わりは無いだろう。
同ランクのエクシーズモンスターを特殊召喚させない効果は、レベルを拘束する効果に比べ縛りが緩い。
とはいえ【エクシーズ召喚】は一つのランクに絞って展開することが多く、追加の戦力が出せないため、刺さることはある。
- 英語名「And the Band Played On」は直訳すると「そしてバンドは演奏した」となる。
1895年に作曲された『The Band Played On』にて同フレーズが登場し、後年数多くの映画等で引用されることになる。
またそれらの作品からの意訳として「(危機・困難に直面しているが、気づかぬふりをして)構わず演奏を続けた」等がある。
このカードに当てはめると、バンド解散の危機を皮肉ったものだろう。
関連カード †
―カード名関連
―イラスト関連
収録パック等 †
FAQ †
Q:このカードの適用中、自分フィールドには《レスキューラビット》1体のみが存在しています。
《レスキューラビット》の効果を発動し、デッキの《ヴェルズ・ヘリオロープ》2体を特殊召喚する事はできますか?
A:可能です。
ただし効果発動前にデッキに特殊召喚可能なモンスター(この場合レベル1〜3の通常モンスター同名カード2枚)がデッキに存在する必要があります。(14/02/21)
Q:《ワーム・ゼクス》が自分フィールドに表側表示で存在する時、墓地に存在する《ワーム・ヤガン》を裏側守備表示で特殊召喚できますか?
A:裏側守備表示で特殊召喚するとしても、墓地でレベルが4と判明しているため特殊召喚できません。(14/02/24)
Q:《ゴーストリック・フロスト》が自分フィールドに表側表示で存在する時、手札に存在する《ゴーストリック・ランタン》を裏側守備表示で特殊召喚できますか?
A:手札から特殊召喚するとしても、発動の際に《ゴーストリック・ランタン》を相手に知らせる必要があり、その際にレベルが1と判明してしまうため特殊召喚できません。(14/02/24)
Q:自分フィールドにランク5のエクシーズモンスター1体が表側表示で存在する時、相手は自分の《RUM−七皇の剣》にチェーンしこのカードを発動しました。
《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》を特殊召喚した場合、続けて《CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン》は特殊召喚されますか?
A:その場合、《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》の特殊召喚及び《CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン》をエクシーズ召喚する処理は行えません。(14/04/04)
Q:このカードの効果が適用されている場合、《名推理》や《モンスターゲート》を発動できますか?
フィールドのモンスターと異なるレベルのモンスターがデッキにいるかどうかで異なりますか?
A:この場合でも、《名推理》や《モンスターゲート》は発動できます。
既にフィールドに存在しているモンスターと同じレベルのモンスターをめくった場合、特殊召喚は行えず他のカードと一緒に墓地へ送ります。(15/03/21)
Q:《真紅眼の飛竜》が破壊された時に発動した《真紅眼の遡刻竜》の効果に、このカードをチェーンしました。
この場合、《真紅眼の飛竜》は特殊召喚されますか?
A:特殊召喚されます。(16/09/03)
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