《大天使クリスティア/Archlord Kristya》 †
効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2800/守2300
(1):自分の墓地の天使族モンスターが4体のみの場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の天使族モンスター1体を対象として発動する。
その天使族モンスターを手札に加える。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにモンスターを特殊召喚できない。
(4):フィールドの表側表示のこのカードが墓地へ送られる場合、
墓地へは行かず持ち主のデッキの一番上に戻る。
Vジャンプ(2009年3月号) 付属カードで登場した光属性・天使族の最上級モンスター。
自身を手札から特殊召喚する召喚条件(条件による特殊召喚)、この方法で特殊召喚に成功した場合に天使族をサルベージする誘発効果、お互いの特殊召喚を封じる永続効果、フィールドから墓地へ送られる場合に自身をデッキトップへ戻す分類されない効果を持つ。
(1)の効果により、墓地の天使族が4体のみであれば自身を手札からノーコストで特殊召喚可能で、(2)のサルベージ効果を使うことができる。
【天使族】には墓地肥やしの能力を持ったカードは少ないが、《創造の代行者 ヴィーナス》から《神聖なる球体》3枚をリクルートしてリンク召喚すれば即座に天使族4体が墓地に揃う。
リンク1〜3のリンクモンスターをエクストラデッキに用意しておけば墓地に置く枚数の調整も効かせやすい。
リンク3の《天空神騎士ロードパーシアス》との相性も良く、そちらの(2)の効果で特殊召喚する流れも容易に作れる。
《ダーク・アームド・ドラゴン》同様墓地の枚数調整も必要で、墓地にモンスターが貯まりすぎている場合は、《神聖なる魂》や《魂の解放》でモンスターの数を調整すると良い。
ただし、こちらは召喚制限が一切なく、《神の居城−ヴァルハラ》・《アテナ》・《奇跡の光臨》等による特殊召喚が可能なので、無理に自身の効果での特殊召喚を狙う必要はない。
光属性・天使族なので《ジェルエンデュオ》にも対応し、また《失楽の堕天使》の(1)の効果でも墓地コストによるアドバンス召喚を行いやすい。
(2)の効果は、(1)の効果で特殊召喚した場合に付随する。
墓地の天使族モンスターを状況に応じて再利用できるため汎用性が高い。
一方で、一時的に墓地の天使族モンスターが3体になってしまうため、この際にバウンスされてしまうと次の特殊召喚までタイムラグが生じてしまう弱点にもなり得る。
《オネスト》とは相性が良く、効果を使用すれば再び墓地のモンスター数を4体にする事ができるため、再度このカードを特殊召喚する条件を整えることができる。
(3)は全ての特殊召喚を封じる効果。
特殊召喚を用いるデッキは多く、ほとんどのデッキを抑え込められる、このカードの最大の採用理由となる効果である。
同じく特殊召喚を禁止する《虚無の統括者》と違い、特殊召喚できないデメリットがなく、条件が整えば(1)の効果で特殊召喚できる。
《フォッシル・ダイナ パキケファロ》等と違い、高いステータスを持ち、通常召喚だけで展開できる程度のモンスターでは戦闘破壊が困難なのも大きな強み。
相手の特殊召喚効果にチェーンして、《リビングデッドの呼び声》等で特殊召喚すれば、その特殊召喚を不発にさせられる。
《光神化》は手札からの特殊召喚であるため奇襲性は高いが、自壊するデメリットがあるため、相手のターンで発動するとほぼ確実にドローロックされることになるので、使い所は限られる。
また、自分も特殊召喚を封じられるので《地獄の暴走召喚》とのコンボができないのも気を付けたい。
《妨げられた壊獣の眠り》・《原始生命態ニビル》のように「全体除去→特殊召喚を行う」効果にチェーンして特殊召喚した場合は、特殊召喚の前にこのカードがフィールドを離れるため、特殊召喚を止めることはできない。
(4)のデッキトップに戻す効果は、次のドローでこのカードを活かせる態勢が整っているかどうかでメリットにもデメリットにもなる。
再びドローしたこのカードを活かせる状況にないならば、現状打破のための新たなカードを引くことができず、デメリットとなる。
(1)の効果や《神の居城−ヴァルハラ》によって特殊召喚できる状況を作り、除去されても何回でも出し直せるようにしておきたい。
また、《マインドクラッシュ》の的にされやすく、このカードよりも攻撃力の高いモンスターに戦闘破壊された場合にジリ貧になりやすいことにも注意。
なお、《光神テテュス》が存在すればデッキトップに戻ってもドローロックが発生せず、確実に手札を増やすことができる。
《灰流うらら》の存在は怖いものの、墓地に天使族が4体いれば《アドバンスドロー》によるドロー加速も容易である。
一時的に特殊召喚封じを解除しつつ、更なる展開に繋げられるため二重の意味で相性が良い。
デッキトップを参照するカードとのコンボに用いるのも手だろう。
- 「大天使(Archangel)」については《大天使ゼラート》を参照。
- 英語名が広く使われている男性名の「Christian(クリスティアン)」に則した綴りではなく、全く異なった「Kristya」という綴りになっている。
これは「Christian」の由来が「クリスチャン(キリスト教徒)」のためであり、宗教上の理由で変更したのだろう。
- Vジャンプ対戦動画内でオモシロ・ジョークがこのカードを「無慈悲な天使」と評しており、その効果を使いトス之助の【ドラグニティ】を終始圧倒していた。
- アニメZEXALIIの「ドルベvsメラグvsベクター」戦でドルベが使用した通常魔法《ホーリー・レイジ》のイラストに描かれている。
- コナミのゲーム作品において―
WCS2010にはデュエリストとして登場。
こちらでは男性的な口調である。
デッキ名は「特殊召喚禁止令」。
関連カード †
―効果関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
(1)の効果について †
Q:効果分類は何ですか?
A:自己特殊召喚は種別の無い効果(分類されない効果・条件による特殊召喚)です。(09/01/21)
Q:墓地の天使族が4体以外のときに手札から《神の居城−ヴァルハラ》の効果で特殊召喚できますか?
A:できます。(09/01/21)
Q:墓地に「天使族が4体」「悪魔族が1体」のときに手札から自身の能力で特殊召喚できますか?
A:できます。(10/07/02)
(2)の効果について †
Q:効果分類は何ですか?
A:回収は誘発効果です。(09/01/21)
Q:このカードの(2)の効果にチェーンをして《終焉の地》の効果で《アンデットワールド》を発動され、対象に選択したモンスターが天使族でなくなった場合、サルベージする効果は適用されなくなりますか?
A:はい、適用されなくなりサルベージされません。(14/12/25)
(3)の効果について †
Q:効果分類は何ですか?
A:特殊召喚封印は永続効果です。(09/01/21)
Q:このカードをシンクロ素材としてシンクロ召喚を行うことはできますか?
A:いいえ、《大天使クリスティア》をシンクロ召喚を行う際のシンクロ素材とする事はできません。(09/02/03)
Q:このカードをコストとして《ヴォルカニック・クイーン》や、《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》を特殊召喚できますか?
A:いいえ、できません。(10/11/27)
Q:自分の以下のカードの発動(効果の発動)にチェーンして相手が《ミス・リバイブ》(対象《大天使クリスティア》)を発動しました。
各カードの効果処理時《ミス・リバイブ》によって自分フィールドに特殊召喚された《大天使クリスティア》を含むように素材(リリース)を選び各カードに記されている特殊召喚を行うことができますか?
また《大天使クリスティア》を含まないように素材(リリース)を選ぶことはできますか?
●《カオスの儀式》
●《融合》
●《緊急同調》
●《ワンダー・エクシーズ》
●《I:Pマスカレーナ》の(1)の効果
A:ご質問のいずれの効果も処理を行うことができません。(19/09/23)
(4)の効果について †
Q:効果分類は何ですか?
A:デッキに戻るのは種別の無い効果(分類されない効果)です。(09/01/21)
Q:デッキの一番上に戻る効果は「一度墓地に送られてから発動する」「そもそも墓地には送られない」のどちらですか?
A:フィールドから直接デッキの一番上に送られます。(09/01/21)
Q:デッキの一番上に戻る効果はどこで発動する効果ですか?
A:この効果は種別の無い効果であり、「発動」の概念自体がありません。
チェーンブロックも発生しません。(09/01/21)
Q:装備カード状態のこのカードが墓地へ送られる場合、デッキの一番上に戻る効果は処理しますか?
A:します。(09/01/21)
Q:装備カード状態でデッキの一番上に戻る効果が適用される場合、この効果は《スキルドレイン》または《マジック・キャンセラー》によって無効化されますか?
A:《マジック・キャンセラー》の効果で無効にできます。(14/04/16)
Q:《次元の裂け目》や《マクロコスモス》適用中にこのカードがフィールドから墓地へ送られる場合(《次元の裂け目》などの効果で除外される場合)でもデッキの一番上へ行きますか?
A:はい、デッキの一番上へ行きます。(09/03/02)
Q:裏側表示のこのカードが裏側表示のまま墓地へ送られる場合、デッキに戻りますか?
A:いいえ、デッキに戻らずそのまま墓地へ送られます。(09/01/21)
Q:以下の場合、このカードはデッキトップにもどりますか?
A:《大天使クリスティア》がそれぞれの効果によって除外されるため、デッキの一番上に戻る事はありません。
Q:以下の場合、このカードのデッキに戻る効果は無効になりますか?
A:はい、無効になり墓地へ送られます。
Q:以下の場合、このカードのデッキに戻る効果は無効になりますか?
A:いいえ、墓地へは送られず、持ち主のデッキの一番上に戻ります。
Q:《光帝クライス》の効果でこのカードを破壊した場合、このカードがデッキの一番上に戻る効果と、《光帝クライス》のドローする効果のどちらを先に処理しますか?
A:《光帝クライス》の効果でドローする前に、このカードはただちにデッキの一番上に置かれます。
したがって、このカードを《光帝クライス》の効果でドローする事になります。(16/10/08)
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