《魔導書の神判/Spellbook of Judgment》 †
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードを発動したターンのエンドフェイズに、
このカードの発動後に自分または相手が発動した魔法カードの数まで、
デッキから「魔導書の神判」以外の「魔導書」魔法カードを手札に加える。
その後、この効果で手札に加えたカードの数以下のレベルを持つ魔法使い族モンスター1体をデッキから特殊召喚できる。
LORD OF THE TACHYON GALAXYで登場した速攻魔法。
エンドフェイズにこのカードの発動後に発動された魔法カードの数まで魔導書をサーチし、サーチした数以下のレベルの魔法使い族をリクルートする効果を持つ。
魔法カードを使用した分だけ魔導書をサーチできるため、手札交換やサーチ効果を持つ魔法カードを大量に使用すれば大きなアドバンテージを獲得できる。
また、魔法使い族モンスターのリクルートまで可能で、魔導書関連の効果を持つものを併用すればさらなるアドバンテージを稼げる。
【魔導書】では、《グリモの魔導書》から《セフェルの魔導書》をサーチし、更に魔導書をサーチして使えばそれだけでエンドフェイズに3枚のサーチができる。
手札にこのカード・《魔導書士 バテル》・《グリモの魔導書》のうち2枚と他の魔導書1枚があればできるので、リターンの大きさの割には非常に決まりやすい。
更に《魔導教士 システィ》をリクルートすれば、効果で魔導書とモンスターを追加でサーチでき、合計で5枚ものサーチを行うこととなる。
魔導書に限らないため、《成金ゴブリン》や《強欲で金満な壺》などのドローや永続魔法等をバウンスして使いまわせばサーチできる枚数は大きく増える。
《トゥーンのもくじ》も、同名カードをサーチして連続発動を繰り返す事でカウントを大きく稼げる。
また、相手が発動した魔法カードもカウントに入るため、あえて相手のターンに発動する事で相手の魔法カードの発動をためらわせる事もできる。
《王立魔法図書館》や《魔法都市エンディミオン》とも相性が良い。
このカードを含め魔法カードを大量発動し、サーチした魔導書を次のターンで使用することで大量の魔力カウンターを乗せられる。
ただし、エンドフェイズに手札に加えるため、大量にサーチした場合は手札制限6枚に引っかかる可能性が高い。
エンドフェイズ前に余分な手札をセットすることで回避できるが、【魔導書】はデッキが著しく魔法カードに偏っているため、ブラフと見抜かれ易い点に注意。
もしくは、溢れた分は墓地肥やしと割り切ってそのまま捨てることも選択肢となる。
その場合は《ゲーテの魔導書》などの墓地コスト確保や《ネクロの魔導書》などの蘇生に繋げて無駄を減らしたい。
いずれにせよ、このアドバンテージを活かすためには返しのターンをどう凌ぐかが重要となる。
墓地に大量の魔導書を溜め込める都合上、《ゲーテの魔導書》を用いるのが一般的だろう。
また魔法カードでドロー効果を持ち、さらに返しの1ターンキルを封じてくれる《一時休戦》は抜群の相性を持つ。
- モチーフは、タロットカードの大アルカナの一つである「Judgment(審判)」だろう。
カード番号は20、正位置では「復活、結果」、逆位置では「行き詰まり、悪い報せ」などを意味する。
- タロットカードにも3人の人物が描かれ、このカードのイラストの構図と似ている。
- 「神判」とは、超自然的存在に判断をゆだねることである。
- 原作・アニメにおいて―
アニメVRAINS第25話にて、SOLテクノロジー社の北村セキュリティ部長を叩くネットユーザーのハンドルネームの1つに「図書館審判坊主メタビ」なる名前が確認できる。
上述の通り、このカードの現役末期の頃は魔導モンスターが外され《昇霊術師 ジョウゲン》や《霊滅術師 カイクウ》といった僧侶がモデルになっているモンスターを採用した【メタビート】戦術が主流となっていた。
当時のプレイヤーには「これは【魔導書】ではなく【坊主ビート】」と皮肉る者もおり、実際「坊主ビート」や「坊主メタビ」で検索すると当時のデッキレシピや大会結果が多くヒットする。
上記ハンドルネームもこれを意識したものと思われるが、「神判」ではなく「審判」なのは単なる誤字なのか、意図的な物かは不明。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:このカードのエンドフェイズの効果はチェーンブロックを作りますか?
A:いいえ、作りません。(13/02/18)
Q:このカードの発動に対して《神の警告》を発動することができますか?
A:はい、発動できます。(13/02/18)
Q:このカードの発動にチェーンして速攻魔法を発動した場合、その速攻魔法はこのカードの発動後に発動したカードとして数えますか?
A:いいえ、同一チェーンブロック上の魔法カードの発動は、発動したカードの数には含まれません。(13/02/18)
Q:発動後のエンドフェイズ前に墓地のこのカードが除外されている場合、または手札・デッキに戻った場合、効果は適用されますか?
A:はい、適用されます。(13/02/20)
Q:このカードのエンドフェイズの処理の最後に行われるチェーンブロックを作らない特殊召喚に対して《昇天の黒角笛》を発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(13/02/27)
Q:魔法カードの効果の発動も「発動した魔法カード」として数えられますか?
A:いいえ、カードの発動のみを数えます。(13/03/07)
Q:《ヌメロン・ウォール》の効果で《ヌメロン・ネットワーク》を発動した場合、「このカードの発動後に自分または相手が発動した魔法カードの枚数分」に含みますか?
A:いいえ、含みません。(22/10/12)
Q:《ライオウ》がフィールドに存在する場合に《魔導書の神判》を発動できますか?
A:カードの発動はできますが、エンドフェイズに《ライオウ》が存在する場合には処理を適用する事ができません。(13/03/08)
Q:《強欲で謙虚な壺》を発動したターン、《魔導書の神判》を発動できますか?
A:発動できますが、エンドフェイズの処理は手札に加える処理までしか行う事ができません。(13/03/08)
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