《名工 虎鉄/Iron Blacksmith Kotetsu》 †
リバース・効果モンスター
星2/炎属性/獣戦士族/攻 500/守 500
(1):このカードがリバースした場合に発動する。
デッキから装備魔法カード1枚を手札に加える。
闇魔界の脅威で登場した炎属性・獣戦士族の下級リバースモンスター。
リバースした場合にデッキから装備魔法を1枚サーチする誘発効果を持つ。
装備魔法をサーチできるが、このカードをセットし、さらにリバースさせる必要があり手間がかかる。
装備魔法のサーチを行うだけなら、通常召喚が封じられるもののサルベージも可能な《アームズ・ホール》や、モンスターとしても召喚・特殊召喚時にサーチできる《アショカ・ピラー》、直後にリリースして効果を使える《聖騎士の槍持ち》などが存在する。
その他、召喚権を使わずにサーチできる《焔聖騎士−ローラン》も存在するが、あちらは発動がエンドフェイズなので、リバースさせるカードがあれば即効性は一応勝っている。
差別化するためにステータスを活かしたいところだが、獣戦士族・リバースモンスター・装備魔法という条件を満たすデッキはほぼ無く、サポートカードの共有は困難である。
《マクロコスモス》の適用下でも効果が使えるが、局所的すぎる上に《アショカ・ピラー》・《聖騎士の槍持ち》でも同じことが言えるので、やはりメリットとは言い難い。
- イラストに描かれた初老の人物には獣のような耳も尾もなく獣の要素は皆無だが、何故か獣戦士族に分類されている。
名前に「虎」を含むためだろうか。
- 後述の通り元ネタと思わしい「虎徹」は虎に関する故事に由来しているものの、その故事はあくまでも虎を狙う武将側の心構えに由来する物であり、自身が虎側に立つものではない。
- 鍛えているのは《伝説の剣》。
「名工」という肩書きからすると優れた刀鍛冶なのだろう。
- モチーフは、「虎徹」と呼ばれた江戸時代の刀工「長曽禰興里」だろう。
元々は甲冑の名工として知られていたが、50歳を超えてから刀鍛冶に商売替えをしている。
彼の作った刀は当時から人気が高く、現在では文化財に指定されているものが多い。
その人気ゆえに贋作が非常に多く、刀剣業界には「虎徹を見たら偽物と思え」という鉄則があると言われる程である。
- 「虎徹」の号は中国後漢の故事「虎と見て石に立つ矢のためしあり」に由来する。
「虎だと思えば石を矢で貫けたが石と分かってからは矢が立たなくなった」というものであり、「誠心誠意で物事を行えば金石をも貫き通すことができる」と解釈される。
- 「Blacksmith」は英語で「鍛冶屋」を意味する。
- 原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vで権現坂昇が使用する超重武者に、同じく刀工をモチーフとしたシンクロモンスター《超重武者カタナカ−G》が登場している。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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