《野性解放/Wild Nature's Release》 †
通常魔法
フィールド上の獣族・獣戦士族モンスター1体を選択して発動できる。
選択した獣族・獣戦士族モンスターの攻撃力は、そのモンスターの守備力分アップする。
この効果を受けたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
混沌を制す者で登場した通常魔法。
獣族・獣戦士族を単体強化し、対象をエンドフェイズに自壊させる効果を持つ。
性質は《リミッター解除》と似ているが、上昇値が守備力分なので攻撃力・守備力両方が高くないと効力が望めず、モンスター1体にしか効果がないので爆発力では大きく劣る。
加えて通常魔法なのでバトルフェイズに発動できず、発動後に攻撃を防がれたり除去されたりして無駄撃ちになりやすい。
守備力を持たないリンクモンスターに利用できないのも難点。
自壊はエンドフェイズに発生するので、その前に各種素材に使ったり、《キャトルミューティレーション》で入れ替えたりすれば帳消しにできる。
自壊をトリガーに《森の番人グリーン・バブーン》の特殊召喚へ繋げてリカバリーする事も可能。
とはいえ、攻撃力・守備力共に優れたモンスターに対し使用し、そのままフィニッシャーにしてしまう事が望ましい。
該当する獣族・獣戦士族には、《戦華の孟−曹徳》・《熱血獣王ベアーマン》・《地霊神グランソイル》・《スフィンクス・アンドロジュネス》・《マスター・オブ・OZ》等がある。
対処された時のリスクが上がるものの、《結束 UNITY》・《D2シールド》・《団結の力》・《魔導師の力》等と重ねがけした場合も非常に高い攻撃力を得られる。
強化後に《No.64 古狸三太夫》の効果を使えば強化したモンスターの攻撃力をコピーした影武者狸トークンを出せる。
かつては【獣族】や【ビースト】を象徴するカードの1枚だったが、現在では種族を問わず自壊もしない《一騎加勢》や《コンセントレイト》の方が使いやすい。
優位性や独自性が無い訳ではないのだが、デメリットと汎用性の差を埋めるには厳しいのが現状である。
【ビースト】がリンクモンスターをエースとするトライブリゲードで固まりつつあるため、類似カード共々向かい風が続いている。
- 間違えやすいが「野生」ではなく「野性」である。
自然の中のままの粗野な性質という意味である。
また「解放」も読んで字のごとく「『解』き『放』つ」という意味の言葉であり、「『開』け『放』つ」といった意味の「開放」ではない。
何かと誤字・誤認を生みやすい言葉であるが、意味が全く変わってしまうので気をつけよう。
読みは同じなので宣言の際は問題ないが、検索の際はカード名の漢字を間違えないように注意したい。
- 「十代vsSAL」戦でこのカードが登場した際はサブタイトルにも使われていたのだが、後に動画配信された際のタイトルや説明文などでは「野生解放!SALデュエル」と上記の誤植がされている。
放映時、作中内で表示されたサブタイトルは正しく「野性解放」になっている。
- アニメVRAINSの「島直樹/ロンリーブレイヴvsハノイの騎士」戦では、ロンリーブレイヴが所持していることが確認できる。
ハノイの騎士の《手札断殺》によってドローしたが、最上級モンスターばかりの手札事故を起こしていたため、何の役にも立たなかった。
関連カード †
―エンドフェイズ時に自壊の伴う種族専用強化
―獣族・獣戦士族専用強化
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:エンドフェイズにこのカードの効果でモンスターが破壊される際、チェーンブロックが作られますか?
A:いいえ、作られません。(11/06/26)
Q:《野性解放》を1つのモンスターに複数回適用すると、どうなりますか?
A:攻撃力アップなので、その回数分増加します。
《イグザリオン・ユニバース》の場合、1800+1900×2で5600の攻撃力になります。
Q:守備力0の獣族・獣戦士族モンスターを選択して発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(12/09/03)
Q:効果処理時に他のカードの効果で対象に選択したモンスターの守備力が0になり攻撃力がアップしなかった場合でも、エンドフェイズ時に選択したモンスターは破壊されますか?
A:はい、破壊されます。(12/09/03)
Q:このカードの効果を受けたモンスターが、《巨星のミラ》などの効果によってエンドフェイズに破壊されなかった場合、攻撃力はどうなりますか?
A:《野性解放》の効果が適用されたモンスターが、カードの効果で破壊されずフィールド上に残った場合でも、次のターン以降のモンスターの攻撃力は元々の攻撃力に戻ります。(13/03/23)
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