【リクル特攻】 †
リクルーターの自爆特攻を繰り返すコンボデッキ。
リクルーターを戦線維持やデッキ圧縮のためではなく、戦闘・戦闘破壊をトリガーとするカードのために使う。
これらのカードには、リクルートしてそのまま攻撃を続けられるリクルーターが相性抜群なのである。
リクルーターとそれとコンボするカードの採用は当然として、さらにその流れをサポートするカードを採用したい。
自爆特攻により尋常ではないスピードでライフポイントが減るので、《スピリットバリア》や《レインボー・ライフ》で反射ダメージを抑えるのは不可欠であろう。
爆発力には欠けるが《シャインエンジェル》と《コーリング・ノヴァ》だけを採用し、《天空の聖域》で防御する方法もある。
これらは相手のビートダウンやバーンへの対策にもなる。
自爆特攻を続けるには相手フィールドに適当な攻撃表示モンスターが必要なので、コントロール転移や《エネミーコントローラー》等の採用も考えたい。
壊獣などを採用すればコンボの障害となる制圧効果持ちモンスターをどかしつつ、攻撃表示モンスターを用意できる。
戦術 †
一気に勝負を決めるため、どれだけ連続で戦闘を行えるかが重要になる。
そのためにも、計画的なリクルーターの連鎖を考えたい。
- 《コーリング・ノヴァ》⇔《シャインエンジェル》⇒《ユーフォロイド》⇒《UFOタートル》
- 《巨大ネズミ》⇒《ピラミッド・タートル》⇔《ゾンビーナ》(蘇生)⇔《巨大ネズミ》⇒《共鳴虫》⇒《ドラゴンフライ》⇒《風竜星−ホロウ》⇒リクルート効果を持つ竜星モンスター
パターン1なら3種9体から上のパターンで2種9体に攻撃力が高く自爆特攻に不向きな《魔竜星−トウテツ》を除いた6体の合計21体、下のパターンでも3種9体に《天盃龍チュンドラ》・《天盃龍パイドラ》・レッドアイズを加えた合計21体の自爆特攻を行える。
下の場合は《天盃龍パイドラ》で自爆特攻せず《仮面竜》でレベル2チューナーをリクルートすれば、《転生竜サンサーラ》のシンクロ召喚からの蘇生で別ルートに移行可能。
一例として5種15体に《天盃龍チュンドラ》・《転生竜サンサーラ》・《ユーフォロイド》を加えた合計18体の自爆特攻から《流星連打−シロクロイド》をリクルートし、攻撃力19000での攻撃を行える。
パターン2も蘇生を介し《風竜星−ホロウ》を除いた5種18体から6体を加え合計24体の自爆特攻を行える。《風竜星−ホロウ》の代わりに《機皇兵スキエル・アイン》⇒適当な機皇兵と繋げば22体と若干減ってしまうが7種で済ませることができる。
どちらも1度のバトルフェイズで戦闘を介する効果が10回以上も発動できるのである。
コントロール転移した《悪魔の調理師》にリクルーターを自爆特攻させ、大量ドローによってエクゾディアパーツを揃えることを狙うデッキ。
詳しくは当該ページを参照。
相手フィールドの適当なモンスターに《ジャンク・アタック》を装備し、リクルーターによる連続自爆特攻を繰り返すバーンデッキ。
詳しくは当該ページを参照。
ガスタリクルーター各種で自爆特攻し、《ダイガスタ・スフィアード》で戦闘ダメージを押し付けることで1ターンキルを狙うデッキ。
詳しくは当該ページを参照。
リクルーターによる自爆特攻がこのデッキの根幹となるため、そこを潰されると辛い。
《月の書》等によって攻撃そのものを封じられる、《神の通告》で効果の発動を無効にされる、リクルートの発動条件を満たさない方法で除去される、といったものが天敵となる。
幸いこのデッキは1ターンのわずかな時間さえ稼げれば十分勝利をもぎ取れるため、《サイクロン》等の除去のほか《レッド・リブート》や《無限泡影》のようなその場しのぎのカードでも十分事足りる。
また、ここで採用されるリクルーターは墓地で、かつ発動できるカードが限定されるダメージステップ終了時に効果が発動するものが多い。
上記に挙げた攻撃抑制、発動封じ、バトルフェイズでの除去の3種以外ではまずコンボを妨害できないのも強みなので、構築の際はその2つを特に意識したい。
意外なところでは、幻想魔族を扱うデッキはこのデッキにとって天敵となる。
幻想魔族の多くが持つ戦闘破壊を封じる効果はお互いのモンスターに対して適用されるため、リクルーターが戦闘破壊されることができず、単にダメージの受け損となってしまう。
そのようなカードへの対抗手段として壊獣等を採用するのも悪くないだろう。
代表的なカード †
関連リンク †