遊戯王カードWiki - トライブリゲード

トライブリゲード/Tri-Brigade †

　PHANTOM RAGEでカテゴリ化された「トライブリゲード」と名のついたカード群。
　属するモンスターは獣族・獣戦士族・鳥獣族のいずれかに属し、関連カードも含めて獣族・獣戦士族・鳥獣族に関する効果を共通して持つ。
　なお、モンスターは「鉄獣戦線」または「鉄獣鳥」と書いて「トライブリゲード」というルビが、魔法・罠カードは「鉄獣の○○」と書いて「トライブリゲード・○○」というルビが振られている。

メインデッキの「鉄獣戦線」表記のモンスターは以下の共通テキストを持つ。

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(X)：自分の墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。
除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター１体をＥＸデッキから特殊召喚する。
このターン、自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできない。

カード名	レベル	属性	種族	固有効果
《鉄獣戦線ナーベル》	１	風	鳥獣族	墓地へ送られた場合に同名カード以外の「トライブリゲード」モンスターをサーチ
《鉄獣戦線ケラス》	２	地	獣族	手札の獣族・獣戦士族・鳥獣族を捨てて自身を手札から特殊召喚
《鉄獣戦線キット》	２	炎	獣族	墓地へ送られた場合に同名カード以外のトライブリゲードカードを墓地へ送る
《鉄獣戦線フラクトール》	４	炎	獣戦士族	自身を墓地へ送る事でレベル３以下の獣族・獣戦士族・鳥獣族をデッキから墓地へ送る

リンクモンスターは自身が墓地へ送られた場合に発動する効果をそれぞれ持ち、これはフィールド以外から墓地へ送られた場合もトリガーとなる。

公式サイトによると「リンクモンスターを主力とするテーマ」とのこと。

カテゴリ名は、目的を共通とする部族を意味する「トライブ(tribe)」＋陸軍編成上の単位のひとつで『旅団』を意味する「ブリゲード(Brigade)」であろう。
旅団は師団より小さく、連隊と同等以上の規模であり、1500～6000名程度の兵員によって構成される部隊である。
旅団といっても旅をするわけではなく、旅は中国での軍隊の単位に由来する。
また、３種族混合である事から３を意味する「トライ(tri‐)」もかけていると思われる。

軍人らしく、モンスターは概ねガスマスクと軍服を身に纏った獣人という風であり、どこかに青いハチマキのようなものを巻き付けている。
なお、魔法・罠カードでは一部のモンスターの素顔が明かされている。

各カード名の由来となっていると思われる言語がバラバラなのは複数種族の混合を表現しているのだろう。

TCGでは、リンクモンスターのカード名の二つ名にあたる部分が「Barren Blossom」「Ominous Omen」といったように同じ頭文字の単語２つで構成されているという命名法則がある。

11期から展開されている《アルバスの落胤》を中心としたストーリーに関連するカテゴリの１つ。
ザ・ヴァリュアブル・ブックEXでは詳しい設定が語られている。
元々は各種族ごとで１つの部族として存在したが、度重なる縄張争いや食糧問題による抗争が絶えなかったという。
そんな中、部族から排斥された《鉄獣戦線凶鳥のシュライグ》・《鉄獣戦線銀弾のルガル》・《鉄獣戦線徒花のフェリジット》の３人が出会い、部族の壁を越えて協力し合っているのがこの集団となっている。
やがて仲間を増やし遠い国で安息の地を得たが、侵攻を重ねるドラグマに仲間を囚われ、彼らに反抗するために前線へと立った。
その際に出会った記憶を失った《アルバスの落胤》と弾劾された《教導の聖女エクレシア》に自らの生い立ちを重ねた彼らは二人を保護し、道を示すのであった。