マッチキル †
特定の条件を満たしながらデュエル1戦を勝利するだけでマッチ戦自体に勝利できる能力のこと、またそれを狙ったデッキのこと。
具体的には以下のような能力を指す。
(条件)で相手のLPを0にした場合、
このカードのコントローラーはマッチに勝利する。
サイドデッキからの対策では対応できないため、マッチキルデッキは環境に大きな影響を与える。
極めて強力な能力だけに条件自体は相応に厳しく設定されているものの、マッチ戦のシステムを大きく乱すことができる点から、その存在自体が凶悪である。
かつてはロックや無限ループから《ヴィクトリー・ドラゴン》を使うことでマッチキルを目指すデッキが存在したが、《ヴィクトリー・ドラゴン》が禁止カードに指定され消滅した。
その後登場したマッチキル能力を持つモンスターは、World Championship Seriesの恒例としてパスワードの位置に「This card cannot be used in a Duel.(公式のデュエルでは使用できません)」と記載されており、公式デュエルでの使用が禁じられている。
- マッチキルに対しては故意に違反行為を行う(デッキを崩す等)ことでわざと反則負け(デュエルの敗北)になり、2戦目からメタカードを投入する、という対処方法がある。
これらの故意による反則行為はマッチの敗北や失格に値する行為だが、過去の選考会における公式ヘッドジャッジの判断では「今のデュエルの勝敗が決していない以上はそのデュエルの敗北」という措置が取られた。
もちろんマナーの観点からは責められて然るべきだが、この反則行為を推奨する裁定は選考会等の大きな大会でも度々下され、物議を醸していた。
なお、遊戯王OCG事務局からは「あらゆる罰則・判断はジャッジに委ねられている」とのことであり、大会などでは現場の審判の判断が優先されることが基本となる。
関連リンク †
―マッチキル効果を持つモンスター
※《ヴィクトリー・ドラゴン》を除く全てが公式デュエル使用不可である。
また《ヴィクトリー・ドラゴン》も禁止カードなので、事実上全カードが公式デュエルで使用できない。
―マッチキルを利用したデッキ
―その他のリンク