幻想魔族/Illusion †
基礎データ †
概要 †
第12期から新たに登場した26番目の種族。
後述の様に原作やゲームのDMシリーズに登場したが、OCGでは長らく採用されてこなかった「召喚魔族」に由来する。
モチーフとしては主に「幻術を扱う魔法使いや怪物」「幻想上の生物、器物」「光や光学現象にまつわるもの」が属している。
- このシーンに由来してか、共通効果を持つものは、デザイン上の特徴としてイラストのどこかに必ずウジャト眼が描かれている。
- 原作・アニメにおいて―
幻想魔族とは、原作の「闇遊戯vsペガサス」(1戦目)でペガサスが使用した《幻想師・ノー・フェイス》の「召喚魔族」である。
双六によれば、モンスターには召喚魔族というステータスがあり、「黒魔族」「白魔族」「悪魔族」「幻想魔族」の4つがある。
これらは黒魔族→白魔族→悪魔族→幻想魔族→黒魔族……という相性関係があり、攻撃力の数値が高くとも召喚魔族の相性次第で負けてしまう事がある、という説明がされていた。
なお、原作で幻想魔族と明言されたのは《幻想師・ノー・フェイス》のみだが、幻想魔族モンスターの具体例のリストには「???」と隠された部分があり、他にも存在する事が示唆されている。
- 原作での召喚魔族は種族というよりは属性に近いものと推察される。
実際に双六は「魔族やモンスターにもそれぞれ属性があり〜」と「属性」という言葉を用いて説明している。
- 4つの召喚魔族のうち、白魔族はOCGの光属性、黒魔族は闇属性となり、悪魔族はそのまま種族として実装されたが、幻想魔族のみ長らく反映されていない状態にあった。
実に25年もの時を経てOCGに導入された形となる。
- 原作では上記の4種類しか明言されていないが、モンスターには「炎」をはじめ上記4種には分類が困難な属性も多数存在する。
後述のゲーム版においては「炎魔族」→「森魔族」→「風魔族」→「土魔族」→「雷魔族」→「水魔族」→「炎魔族」……というもう一つの相性関係が設定されている。
こちらは森魔族と土魔族が地属性に統合、雷魔族が雷族の種族扱いになった形で若干の変更はあるが、全て反映されている。
- 「召喚魔族」については初出時以降語られる事がほとんどなく、直後の「王国編」においても「環境適応力」をはじめ、種族の方が重要視される展開となった。
その後、「王国編」とはルールの変わった「バトルシティ編」においては相性関係は完全に消失し、死に設定となってしまっている。
ただし「バトルシティ編」で黒魔族をサポートする《黒魔族復活の棺》等が登場しているため、明言されないだけで召喚魔族自体は存在していることが窺える。
- コナミのゲーム作品において―
DM2〜4及びDM7・8では、「召喚魔族」がOCGの属性に相当するものとして実装されており、幻想魔族はその1つとして登場する。
《幻想師・ノー・フェイス》であれば「幻想魔族・魔法使い」といった具合である。
原作の相性設定を反映し、ステータスに関係なく黒魔族に勝利し悪魔魔族に負ける特性を持つ。
- DMシリーズでは幻想魔族に属するモンスターの数の割合が、収録されているモンスターカードの総数に対して4%に届かない事もあった。
また、DM3ではカードコンストラクションシステムにより攻撃力が2000且つ生贄無しで召喚できるあらゆる召喚魔族のコンストラクションモンスターを作成できるが、例外として幻想魔族と黒魔族が最高攻撃力が1900止まりであった。
- 「守護星」システムを採用している真DMでは、幻想魔族に「金星」の守護星があてがわれている。
こちらでも「水星(黒魔族に相当)に強く、月(悪魔魔族に相当)に弱い」という特徴を持つ。
こちらでは有利な守護星のモンスターが攻撃力、防御力共に500アップするのだが、「月」の守護星を所持するモンスターが多いためやや不遇である。
関連リンク †
幻想魔族に関連する効果を持つカード †
素材に幻想魔族を指定するモンスター †
その他のリンク †