効果外テキスト/(True) Condition †
公式ルールブック解説 †
5 効果以外のテキスト
例:「プリン隊」の『このカードは融合・S・X召喚の素材にできない。』というテキストは効果の扱いではないため、裏側表示の「プリン隊」を融合素材にする事はできない。
例:「伝説の騎士 ヘルモス」で「コアキメイル・オーバードーズ」の効果を得た場合、『このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ毎に手札から「コアキメイルの鋼核」1枚を墓地へ送るか、手札の岩石族モンスター1体を相手に見せる。または、どちらも行わずにこのカードを破壊する。』というテキストは適用しない。
5.1 発動の条件を指定するテキスト
5.2 『1ターンに1度しか特殊召喚できない』テキスト
5.3 素材を指定するテキスト
5.4 勝利条件に関係するテキスト
(遊戯王OCGパーフェクトルールブック2024 p183-188より引用)
説明 †
カードの処理について記述したテキストのうち、効果として扱われない記述のこと。(非公式用語)
召喚制限や特殊召喚モンスターの召喚条件、素材・用途制限、維持コスト、特殊勝利条件などが該当する。
そのカード専用の「ルール」とも言える。
- 誓約効果は効果という名前を持っているが、これはあくまで俗称であり、実際には効果として扱われない効果外テキストにあたるので注意が必要である。
詳しくは誓約効果のページを参照。
効果外テキストの種類 †
効果外テキストには様々なものがあるが、その中でも代表的な物を列記する。
カードの特徴や性質を生かすため、元々のカード名単体では該当するカード名やカテゴリに含まれないが、それらに含まれるようにルール上の扱いを示したもの。
「ルール上カード名が変わる」カードは、デッキ構成では元々のカード名が異なっても同名カードは3枚までの制限を受ける(《海》や《海》扱いとなる《伝説の都 アトランティス》などは合わせて合計3枚まで)。
後に登場したカードには、使われる場面を想定したデザインもあってか、カード名では該当しなくても効果外テキストで該当カテゴリに含まれるようにされているものもある。
これらのカードは当初は「このカードはルール上〜」と記されていたが、後に「このカード名はルール上〜」と改められている。
一例として《超重忍者サルト−B》の場合は、元々のカード名で忍者のカテゴリ扱いだが、効果外テキストにより超重武者のカテゴリとしても扱われている。
《伝説の都 アトランティス/A Legendary Ocean》
フィールド魔法
このカード名はルール上「海」として扱う。
(1):フィールドの水属性モンスターの攻撃力・守備力は200アップする。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
お互いの手札・フィールドの水属性モンスターのレベルは1つ下がる。
《超重荒神スサノ−O/Superheavy Samurai Warlord Susanowo》
シンクロ・効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻2400/守3800
機械族チューナー+チューナー以外の「超重武者」モンスター1体以上
このカードはルール上「超重武者」カードとしても扱う。
(1):このカードは表側守備表示のままで攻撃できる。
その場合、このカードは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。
(2):1ターンに1度、自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合、
相手の墓地の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはフィールドから離れた場合に除外される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
効果外テキストのうち、特殊召喚モンスターやその他の効果モンスターをフィールドに通常召喚、または特殊召喚するための条件。
本Wiki内では主に特殊召喚モンスターについて用いられることが多いが、公式用語としては特殊召喚モンスターでなくとも「このカードは特殊召喚できない」というテキストは召喚条件にあたり、召喚条件を無視できるカードを使えば特殊召喚できる。
当項目ではWiki内での表記としての特殊召喚モンスターの召喚条件について説明する。
効果外テキストのうち、召喚・特殊召喚の方法を制限するもの。
本Wiki内では主に「特殊召喚モンスター以外で通常召喚、特殊召喚の方法を制限するもの」に用いられる用語だが、召喚条件の項目にあるように、公式用語としては召喚条件に含まれる。
当項目では特殊召喚モンスター以外の召喚条件について説明する。
以下のような「特殊召喚できない」テキストが代表的な召喚制限だが、ゴーストリックのように表側表示での召喚を制限するもの、《タツノオトシオヤ》のように特殊召喚の方法を制限するものなどもある。
《BF−極北のブリザード/Blackwing - Blizzard the Far North》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 0
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル4以下の「BF」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
効果外テキストのうち、効果ないしカードの発動条件を示した物。
「《カード名》の効果は1ターンに1度しか使用できない」「このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない」等の、同名カード全体に渡る発動条件に限り、丸番号なしの効果外テキスト部分に記載される。
《熱血獣士ウルフバーク/Coach Soldier Wolfbark》
効果モンスター
星4/炎属性/獣戦士族/攻1600/守1200
「熱血獣士ウルフバーク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の獣戦士族・炎属性・レベル4モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
効果外テキストのうち、ディフォーマーやデュアル等、特定の条件下でのみ効果を得るカードの、効果の獲得条件を示した物。
扱いとしては効果外テキストではあるものの、文脈の都合上丸数字の後に記載されることが多い。
例えば以下の《E・HERO アナザー・ネオス》の場合、(1)は分類されない効果、(2)は再度召喚して効果モンスターとなる部分までが効果外テキスト、●以降は永続効果という扱いとなる。
《E・HERO アナザー・ネオス/Elemental HERO Neos Alius》
デュアル・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1900/守1300
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、
通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを
通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
カード名を「E・HERO ネオス」として扱う。
効果外テキストのうち、一定のコストを支払わないと自壊する処理を示した物。
維持に必要なコストには、ライフポイントを払う、リリースを行う、手札を公開するなどがある。
詳細は維持コストを参照。
《プレデター・プランター/Predaponics》
永続魔法
このカードのコントローラーは、自分スタンバイフェイズ毎に800LPを払う。
またはLPを払わずにこのカードを破壊する。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地からレベル4以下の「捕食植物」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
効果外テキストの内、特殊勝利の条件を示した物。
特殊勝利に関するテキストは例外なく効果外テキストである。
よって特殊勝利は条件を満たすと同時にチェーンを作ることなく成立し、あらゆる効果によって無効にできない。
もちろん、特殊勝利条件を満たすための効果(下記の《ウィジャ盤》なら(1)の効果)を無効にすることで間接的に特殊勝利を妨害することは可能である。
詳細は特殊勝利を参照。
《ウィジャ盤/Destiny Board》
永続罠
このカードと「死のメッセージ」カード4種類が
自分フィールドに揃った時、自分はデュエルに勝利する。
(1):相手エンドフェイズにこの効果を発動する。
手札・デッキから、「死のメッセージ」カード1枚を
「E」「A」「T」「H」の順番で自分の魔法&罠カードゾーンに出す。
(2):自分フィールドの「ウィジャ盤」または「死のメッセージ」カードがフィールドから離れた時に
自分フィールドの「ウィジャ盤」及び「死のメッセージ」カードは全て墓地へ送られる。
関連カード †
―以下はそれぞれリンク先のページを参照
―自身を特定の素材の代わりにできる
―条件を満たしたとき、何らかの処理を行う
―特殊な効果の発動条件
―特殊なレベル・ランク
関連リンク †