草案提出ページ †
議論板に提出する完成したページ草案を提出する専用のページです。
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利用規約 †
草案ページは基本的には発議者以外は編集禁止である。
ただし、細かい部分の修正について発議者が編集を許可してもよい。
その場合は編集前の文章をコメントアウトで残すことを必須とする。
また、編集を行った旨をスレッドに記載すること。
編集を許可した場合に発生した問題は草案提出者の自己責任とする。
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【ヤミー】 †
獣族・光属性のヤミーを用いる、【ローレベル】系【シンクロ召喚】デッキ。
「リンク1のリンクモンスターをレベル1チューナーとして扱える」という破天荒なシンクロモンスターにより、チューナー不在でのシンクロ召喚ができるのが最大の特徴。
フリーチェーンでシンクロ召喚を行う効果、スペルスピード2でシンクロモンスターを素材に分解する効果を活用し、自分・相手ターンを問わずシンクロ召喚とその解除を繰り返す独特の動きで戦う。
非常に強力なデッキであり、登場直後から環境のトップに立ち、2025年の日本選手権では見事優勝に輝いている。
非常に特殊な動きをするデッキであり、基本情報として以下を把握しておきたい。
1:リンク1の《ヤミー★スナッチー》は、100ライフポイントを払う事で自分・相手ターンにフリーチェーンでシンクロ召喚ができる。
2:すべてのヤミーシンクロモンスターは、リンク1モンスターをレベル1チューナーとして扱える。
3:すべてのヤミーシンクロモンスターは、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、自身をエクストラデッキに戻し、墓地のヤミー2体を蘇生できる(以下このページでは「分解」と呼ぶ)。
4:全てのヤミーモンスターは、特殊召喚した場合に発動できる効果を持つ。
これらの相乗効果により、シンクロ召喚と、シンクロモンスターの分解を自分・相手ターン問わず繰り返す事で特殊召喚時の効果を繰り返し発動し、莫大なアドバンテージを得られる。
また、相手の効果の対象となった時にフリーチェーンでのシンクロ召喚、またはシンクロモンスターの分解を行うことで、その対象をとる効果を不発にできるため、対象をとる効果に対してめっぽう強い。
―ヤミー下級モンスター
以下の共通ステータス・共通効果を持つ。
星1/光属性/獣族
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンク1モンスターまたはレベル2のSモンスターが自分フィールドに存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
(固有効果1)
Sモンスターの効果で特殊召喚した場合、代わりに(固有効果2に)する事もできる。
(1)の共通効果により《ヤミー★スナッチー》やヤミーシンクロモンスターが場にいれば自己特殊召喚できるため、サーチからの展開が行いやすい。
(2)の召喚・特殊召喚をトリガーとする固有効果は、シンクロモンスターの効果で特殊召喚すると性質が変化する。
シンクロ召喚とシンクロモンスターの分解を繰り返す事でこの効果を連発する事で、展開・妨害・手札増強が可能。
ただし(2)の効果は変化前・変化後合わせて同名ターン1なので、「召喚時に(2)の効果を使わず、後にシンクロモンスターを分解して効果を使う」といった選択肢も検討する必要がある。
なお、ヤミー下級モンスターはどれも1枚初動になる上、同名ターン1の性質上墓地に存在するヤミーモンスターの種類が手数に直結する。
そのため3枚とも3枚積みが基本となる。
―ヤミー以外のモンスター
基本的には汎用手札誘発を大量に搭載する。
このデッキはヤミーモンスターが1枚初動になる上、下級手札誘発モンスターを召喚して《転生炎獣アルミラージ》にする事でそれをチューナー扱いとしてシンクロ召喚を行うルートがあるため、手札誘発を詰んでも事故要因になりづらい。
初期には《クリッター》や《うかのみつねのたまゆら》を採用するデッキもあったが、研究が進むに連れあまり見られなくなった。
―ヤミーモンスター
―その他のシンクロモンスター
このデッキのモンスターは基本的にレベル1なので、高レベルのシンクロ召喚は難しい。
このため、シンクロ召喚を狙える最大レベルは4程度となる。
また《魔獣の懐柔》を使うと獣族しか特殊召喚できない縛りがつくので、獣族シンクロモンスターは優先度が上がる。
―その他のリンクモンスター
ヤミーシンクロモンスターはリンク1モンスターをカード名問わずレベル1チューナーとして扱える。
このため、リンク1モンスターはなんでもヤミーシンクロモンスターへの繋ぎとなり、有用性が高い。
一方で、《ヤミー★スナッチー》のフィールド魔法を置く効果を使うとリンク3以上のリンク召喚を行えない制約がつく。
《ヤミー★スナッチー》は自分・相手ターン問わずこの効果を多用するため、大型リンクモンスターは採用できない。
一応リンク2は出せるのだが、高リンクモンスターへ繋がらない状況ではリンク2を起用するメリットが薄く、後述する《閃刀姫−カメリア》以外はほとんど採用されない。
―ヤミー
―その他の魔法・罠カード
戦術 †
シンクロ召喚とシンクロモンスターの分解を繰り返す事がアドバンテージになるデッキ。
ヤミー下級モンスターの「特殊召喚した場合」の効果、ヤミーシンクロモンスターの「シンクロ召喚した場合」の効果を繰り返す事で盤面を整え、手札を増やし、相手のフィールドに干渉していく。
対象をとるタイプの妨害を相手が撃ってきた場合、《ヤミー★スナッチー》の効果によるフリーチェーンでのシンクロ召喚や、シンクロモンスターの分解効果をチェーン発動することで、対象不在による不発に追い込める。
汎用カードの中では《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》に強く、妨害手段が対象をとる効果に偏っているデッキに対しては無類の強さを誇る。
―先攻の場合
先攻で制圧を仕掛ける際に重要になるのは「盤面に何妨害あるか」よりも「相手ターンにどれだけ動く余地があるか」である。
シンクロモンスターは「シンクロ召喚した場合」に効果が発動できるので、できるだけエクストラデッキに居た方が良く、メインデッキのモンスターは「シンクロモンスターの効果で特殊召喚された場合」に強い効果を発動できるので、できるだけ墓地にいた方が良い。
目指すべき到達点は「シンクロモンスターができるだけエクストラデッキにおり」「メインデッキのヤミー3種が墓地に落ちており」「《ヤミー★スナッチー》と、《ヤミー★スナッチー》でシンクロ召喚できる素材、または分解可能なシンクロモンスターがフィールドにいる」という状況であり、相手の妨害状況を見ながらできるだけこれに近い盤面を整えていく。
ここに《虹光の宣告者》、《ヤミー☆サプライズ》、《ヤミーズメント★アクロッキー》を構えられればなお良い。
下級ヤミー1枚と捨てる手札1枚の、準1枚初動の展開例。
なおこの例では仮に最初の1枚を《ロリポー☆ヤミー》としているが、これは《クッキィ☆ヤミー》でも《カプシー☆ヤミー》でも構わない。
途中のサーチ先が初動で使っていない2枚になるだけで、結果は同じである。
- 《ロリポー☆ヤミー》を召喚し、1体で《ヤミー★スナッチー》Aをリンク召喚。
- 《ヤミー★スナッチー》Aの(1)効果でデッキから《ヤミーズメント☆ミニヨン》を置き、《ヤミーズメント☆ミニヨン》の(2)効果で《ロリポー☆ヤミー》を蘇生。
- 《ロリポー☆ヤミー》と《ヤミー★スナッチー》Aで《カプシー★ヤミーウェイ》をシンクロ召喚し、その効果で《カプシー☆ヤミー》と《クッキィ☆ヤミー》をサーチして手札を1枚捨てる。
- 《クッキィ☆ヤミー》と《カプシー☆ヤミー》をそれぞれの(1)の効果で特殊召喚し、《カプシー☆ヤミー》の効果で《ヤミー☆サプライズ》をサーチ
- 《カプシー★ヤミーウェイ》と《カプシー☆ヤミー》で《武力の軍奏》をシンクロ召喚し、その効果で《カプシー★ヤミーウェイ》を蘇生。
- 《カプシー★ヤミーウェイ》で《ヤミー★スナッチー》Bをリンク召喚。
- 《ヤミー★スナッチー》Bと《クッキィ☆ヤミー》で《ロリポー★ヤミーウェイ》をシンクロ召喚し、その効果で下級ヤミー2体を蘇生。
- 下級ヤミー1体と《武力の軍奏》で《虹光の宣告者》をシンクロ召喚し、残った下級ヤミー1体で《ヤミー★スナッチー》Cをリンク召喚。
- 《ヤミー☆サプライズ》をセット。
結果:フィールドに《虹光の宣告者》、《ヤミー★スナッチー》、《ロリポー★ヤミーウェイ》、セット状態の《ヤミー☆サプライズ》
墓地に蘇生可能な下級ヤミー3種類
フィールドに出ている妨害札自体は《虹光の宣告者》と《ヤミー☆サプライズ》の2枚しかないものの、
- 相手ターンになったら《ロリポー★ヤミーウェイ》を分解し、《ヤミー★スナッチー》を蘇生することで《ヤミーズメント☆ミニヨン》を妨害札の《ヤミーズメント★アクロッキー》に張り替えられる
- 《ロリポー★ヤミーウェイ》の分解時に《クッキィ☆ヤミー》や《ロリポー☆ヤミー》を蘇生し、相手のフィールドや墓地に干渉できる
- 分解して出したヤミーを《ヤミー★スナッチー》の効果でシンクロ召喚し、《クッキィ★ヤミーウェイ》で妨害が撃てる
という準備が整っているため、制圧力は見た目以上に強固である。
万が一ヤミーによる妨害を使い果たした場合、《ヤミー★スナッチー》で《うきうきメルフィーズ》や2枚目の《虹光の宣告者》を出して妨害する事も可能であり、できる事はとにかく多い。
なお上記の複雑な手順は、「下級ヤミー3枚を墓地に置く」という目的で行っている。
最強の初動札である《魔獣の懐柔》を引けている場合は、《魔獣の懐柔》が通った時点で目的が達成できているので、もっとシンプルな動きで良い。
- 《魔獣の懐柔》を発動。《カプシー☆ヤミー》と《クッキィ☆ヤミー》、《ロリポー☆ヤミー》を特殊召喚。
- ヤミー1体で《ヤミー★スナッチー》をリンク召喚し、(1)の効果でデッキから《ヤミーズメント★アクロッキー》を表側表示で置く。
- ヤミー1体と《ヤミー★スナッチー》で《カプシー★ヤミーウェイ》をシンクロ召喚し、《カプシー☆ヤミー》含む下級ヤミー2体をサーチ。
- 最初にリクルートした残りのヤミー1体で《ヤミー★スナッチー》をリンク召喚。
- 手札の《カプシー☆ヤミー》を特殊召喚して《ヤミー☆サプライズ》をサーチ。
- 《ヤミー☆サプライズ》をセット。
ヤミー以外のモンスターを使わないので妨害の打たれどころが少なく、より安定して制圧体制を作れる。
ただし《魔獣の懐柔》発動ターンは獣族以外の特殊召喚ができないので《虹光の宣告者》を出せず、この盤面は《サンダー・ボルト》等への抵抗力がない。
一応《THE・スターハム》を採用すれば相手ターンに《ヤミー★スナッチー》の効果で《虹光の宣告者》をシンクロ召喚できるが、メインフェイズ以降にしか行えないためメインフェイズ開始時に《サンダー・ボルト》等を使用された場合対応できない。
―後攻の場合
後攻では《ヤミーズメント☆ミニヨン》による1ターンキルを狙いに行く。
ヤミーが4体いれば2000ポイントの上昇×4体で合計8000ポイントの全体強化が成立しており、これだけで1ターンキルに十分な火力が得られる。
【閃刀ヤミー】 †
フィールドにリンク1を用意する手段として【閃刀姫】ギミックを搭載したタイプ。
他カテゴリ混成型【ヤミー】としては最も結果を残している。
《閃刀機−ホーネットビット》1枚と、それをサーチできる《閃刀起動−エンゲージ》2枚、エクストラデッキに《閃刀姫−カガリ》1枚を入れるのが基本構成。
《閃刀機−ホーネットビット》で閃刀姫トークンを作り、それを素材に《閃刀姫−カガリ》をリンク召喚して《閃刀機−ホーネットビット》を回収、再度発動して閃刀姫トークンを生成する。
これにより「リンクモンスター+レベル1モンスター」がフィールドに並び、ヤミーシンクロモンスターをシンクロ召喚する準備が整う。
召喚権を使わず、初動札兼貫通札として機能する強力な組み合わせと言える。
《閃刀姫−カメリア》を搭載し、より閃刀姫ギミックへのアクセスを強化するタイプもある。
効果モンスター2体で《閃刀姫−カメリア》を作り、墓地に《閃刀機−ホーネットビット》を落とし、《閃刀姫−カメリア》を素材に《閃刀姫−カガリ》をリンク召喚、《閃刀機−ホーネットビット》を回収して発動。
これにより上記と同じ結果が得られる。
優秀なギミックだが、これを初動として使った場合、墓地にヤミーモンスターが1体も存在しない状態でヤミーシンクロモンスターを出すことになる。
したがって、ヤミーシンクロモンスターの分解効果が使えず、《エフェクト・ヴェーラー》等で展開を止められうるという欠点がある。
多数の1枚初動を抱える上に手数が多く、多数の妨害を撃てる上に、相手の妨害は分解効果で回避できるという、強力なデッキである。
特にフィールドのカードに干渉する手段が多いので、フィールドにモンスターを並べていくタイプのデッキに対しては無類の強さを誇る。
一方で「似たような効果のモンスターがたくさん出る」を強みとする性質上、弱点も明確である。
また、自分・相手ターン問わず動きの自由度が凄まじく高く、相手の行動に対して取れる手が非常に多いため、最善のプレイングを選ぶのがかなり難しい。
地力の高さで押し切れる事も多いが、デッキのポテンシャルを完全に引き出すには、深い習熟を必要とする。