同時に複数のカードが発動した場合/SEGOC †
スペルスピード1である誘発効果等が同じタイミングで発動してしまった場合は、特別にチェーン処理で効果を解決していきます。
まずはターンプレイヤーの効果からチェーンをはじめます。
ひとつしかない場合はそれがチェーン1となり、複数存在する場合はターンプレイヤーが選択して自分の効果でチェーンを作ります。
その後は相手プレイヤーがそのチェーンに自分の効果を重ねていきます。
つまり、相手プレイヤーの効果から処理が行われていくことになります。
(公式ルールブック マスタールール(11期)対応 バージョン 1.0 より引用)
(注:正確には、「同時に複数の効果が発動した場合」である。)
「同一タイミングでの複数の誘発効果の発動」か、「同一フェイズ内での複数の誘発効果の発動」か、で処理が異なるので注意。
上記の説明は「同一タイミングでの複数の誘発効果の発動」の説明である。
誘発効果ではないが、似たような処理であること、また、パーフェクトルールブック2017ではまとめて説明されているため、ここに記述する。
- 上述のように、パーフェクトルールブック2017ではこのルールについて、誘発効果と誘発即時効果がまとめて説明されているが、そのせいで非常に分かりにくい記述が多いので注意。
例えば、「優先度2」の効果として、「フィールドの表側表示のカード」とあるが、上述のようにこれは誘発効果に限った話である。
しかし、その下に例として、誘発即時効果である《光と闇の竜》の処理について書かれており、さらにその下にはなぜか優先権に従った発動順の例が挙げられているなど、非常に分かりにくい。
- SEGOCとは"Simultaneous Effects Go On Chain"の略称。
公式ルールブックには"When multiple cards are activated simultaneously"と記載されている。
関連リンク †
FAQ †
Q:《シャーク・ザ・クルー》の効果で《水精鱗−アビスパイク》と《水精鱗−アビスタージ》を特殊召喚しました。
この時点で《水精鱗−アビスタージ》の対象となるモンスターが墓地に存在しません。
チェーン1として《水精鱗−アビスパイク》の効果を発動し、《海皇の突撃兵》をコストとして墓地へ捨てた場合、チェーン2に《水精鱗−アビスタージ》の効果を発動できますか?
A:発動できません。(13/02/25)
Q:自分と相手がともに《時花の魔女−フルール・ド・ソルシエール》と《ゴゴゴゴースト》が除外されている状態で《異次元からの帰還》を発動したところ、相手もチェーンして《異次元からの帰還》を発動し、これらのカードが双方のフィールドに一斉に特殊召喚されました。
この特殊召喚成功のタイミングでこれらのカードの効果が同時に発動する事になりますが、任意効果である《ゴゴゴゴースト》の効果を発動するかどうか決めるのはどのタイミングですか?
チェーンを積み始める前ですか?
強制効果をチェーンに積み、任意効果を積めるようになった段階でですか?
A:ご質問の状況の場合、チェーン2にて発動した相手の《時花の魔女−フルール・ド・ソルシエール》の効果を発動した際に、自分はチェーン3として《ゴゴゴゴースト》の効果を発動するかを決めます。
したがって、チェーン1の段階で《ゴゴゴゴースト》の効果を発動するかを相手に宣言する必要はありません。(13/03/09)
Q:同時に複数の効果が発動する場合、任意効果を発動するか否かを決定するのは強制効果の上に積み始める前ですか?
(積む前にそれぞれの任意効果を発動するかどうか決定しておきますか?)
それともどれか1つを選んで発動時処理(コスト支払いと対象選択)を終えてから次の効果を発動するかどうか決められますか?
A:基本的に、特定のタイミングにおいて複数の効果が発動する場合、発動するカードを決めた上でチェーンを組みます。
なお、対象の選択やコストを払うタイミングは、それぞれをチェーンに積む時になります。(13/03/14)