霊使い/Charmer †
ザ・シークレット・オブ・エボリューションでカテゴリ化された「霊使い」と名のついたモンスター群。
属するモンスターはいずれも魔法使い族であり、様々な関連カードも存在する。
大別するとレベル3モンスター、レベル5モンスター(「霊媒師」)、リンクモンスターの3種に分類される。
直接的なサポートカード以外にも以下の関連カード・派生カードが存在する。
これらはイラストやカード名で明確な繋がりを匂わせており、一部は公式からも「霊使いの関連カード」として紹介されている。
「レベル3霊使い」と「使い魔」の合体バージョンとでも言うべきイラストと性能である。
詳細は当該ページを参照。
大人状態 †
「霊使い」の成長後らしき姿。
レベル4・攻撃力が800・守備力が1500で統一されており、以下の共通する効果を持つ。
このカードを除く自分フィールド上の○属性モンスター1体を生け贄に捧げる事で、
手札から○属性モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
この効果によって特殊召喚されたモンスターは、
「(同名カード)」が自分フィールド上から離れた場合破壊される。
生け贄を必要とするものの、手札から対応する属性のモンスターを特殊召喚する起動効果を持つ。
相手フィールドに依存しないので「レベル3霊使い」より即効性・汎用性に優れるが、自分のモンスターを使う分ディスアドバンテージが目立つ。
また自分・相手に関係なく自身がフィールドを離れるとモンスターを失う点も変わらず、一長一短と言える。
- この「大人状態」のみ頭身が上がり、画調が「霊使い」モンスター及び他の関連カードと明確に異なる。
霊術 †
各「霊使い」が使用する特殊な術であり、《闇霊術−「欲」》以外は各「霊使い」がイラストで術を行使している。
フィールド魔法の《大霊術−「一輪」》以外は対応属性のリリースコストを要求する通常罠である。
コストを必要とする関係上ディスアドバンテージが発生しやすいが、属性統一デッキのキーカードとなり得るカードも存在する。
霊使いや憑依装着、及びその関連カードのイラストに描かれたモンスターの総称。
詳細は当該ページを参照。
一覧表 †
これらの関係を纏めると以下の様になる。
- ダルク・ライナはリンクモンスターや憑依装着の登場が遅れたため、「四霊使い」と比較すると関連カードに大きな差があった。
現在ではその差も埋まりつつあるが、未だに「大人状態」と使い魔の強化形態は登場していない。
その他 †
- 関連カードの充実からか馴染みの深さからか、「四霊使い」を示す際に「霊使い」と表現するケースも見られる。
第2回スリーブ大投票では、投票時は「霊使い」だったが、発売決定時には「四霊使い」に変更されていた。
- マスターガイド2では、最初に登場した4体の「霊使い」を「かわいい女の子」「可憐なる少女達」と紹介している。
- 精霊使いとはファンタジー・ゲーム作品等において精霊を召喚し、使役する者のことを指す。
精霊を使うという観点から、一部の作品ではシャーマンの一種として扱われる事もあり、その場合は巫女・交霊師等、和名で違う名称が付けられる事もある。
前者は厳密に言えば召喚師の一部であり、その中でも精霊を呼び出し、主に契約を用いて従わせその力をふるう召喚師を指す。
魔法使いの弟子となり修行を積むほか、先天的な才能や生まれついた境遇で直接契約することもある。
後者については《霞の谷の祈祷師》参照。
- 「霊使い」に共通するコントロール奪取効果は、「自らのものではないものを自分の元へと従わせ、使役する」という召喚師としての能力を表したものと類推され、この点では前者の精霊使いと言える。
また、パートナーである使い魔と共に描かれたイラストからも、前者の印象を受ける。
しかし、マスターガイド2の「パートナーと力を合わせる」「大地の守護者」等の解説文や、遊戯王オンラインでこのシリーズを使っていたNPCのデッキの名前「自然と共に…」等は、後者の精霊使いに近い。
「憑依装着」はイラストを見るに「精霊(使い魔)を自身に憑依させ合体した状態」と類推され、シャーマニズムを連想させる点から後者の印象を受ける。
ただし、英語名では「Familiar-Possessed(使い魔が憑依した)」となっており、対象を使い魔と明示している分前者に近いニュアンスと言える。
なおファンタジー作品等では後者を複合したようなものも多く、その中でも邪悪性を持ち死霊を使役するものはネクロマンサーと呼ばれ区別される事もある。
- 英語名の「Charmer」とは、「〜使い」「魔法使い」「魔導師」「魔術師」を意味すると同時に「魅力的な人」「人気者」「美女」を意味する。
- 「○霊術」の英語名は「Spiritual ○ Art」となっている。
このため日本語名のように「霊術」だけのカテゴリ化は難しく、第11期になって「火霊術」や「地霊術」のように属性名ごとカテゴリ化されたのも英語名を配慮してのことである。
- WCS2008ではウィン、ヒータ、エリア、アウスがそれぞれ1月、2月、3月、4月の22日に「霊使い」が、23日に「憑依装着」が配信されている。
他にこのような配信方法をされているのは帝のみである。
関連リンク †
―「霊使い」と名のついたモンスター
―「霊使い」に関する効果を持つカード
―その他のリンク
――霊術
――大人状態
FAQ †
Q:《光霊使いライナ》や《地霊使いアウス》はコントロールを得たモンスターを対象にとり続けますか?
A:対象にとり続けます。(17/02/10)
Q:「霊使い」のリバース効果によって相手モンスターをコントロール奪取しました。
その後、何らかの理由でその「霊使い」が相手のコントロールとなった場合、自分のコントロールとなっていたモンスターはどうなりますか?
A:効果を発動した「霊使い」が自分フィールドに表側表示で存在する限り、対象となっていたモンスターは「霊使い」のリバース効果を発動したプレイヤーのコントロールとなります。(09/06/06)
Q:《光霊使いライナ》や《地霊使いアウス》の効果でコントロールを得たモンスターの属性が、《DNA移植手術》によって変更されました。
このモンスターのコントロールはどうなりますか?
A:すでに効果は適用されているため、コントロールは戻りません。(17/02/10)
Q:《光霊使いライナ》や《地霊使いアウス》の効果によりコントロールを得た後、《月の書》でそのモンスターを裏側守備表示にしました。
奪ったモンスターのコントロールはどうなりますか?
A:モンスターのコントロールは得た状態のままとなります。(17/02/10)
Q:「霊使い」の効果によりコントロールを得た後、「霊使い」をエクシーズ素材にしました。
奪ったモンスターのコントロールはどうなりますか?
A:コントロールが変更されていたモンスターは、元々の持ち主のフィールドに戻ります。(13/11/14)
Q:自分が発動した「霊使い」の効果で、相手モンスターのコントロールを得ました。
そのモンスターを《亜空間物質転送装置》の効果で一時的に除外しました。
エンドフェイズ時に戻ってくるモンスターのコントロールはどちらになりますか?
また、《ゼンマイラビット》自身の効果の場合はどうなりますか?
A:除外された時点で、コントロールを得る効果は適用されなくなります。
そのモンスターは自分フィールドへ戻った後、ただちに相手フィールドに戻ります。(15/01/15)
Q:セットされた「霊使い」が攻撃されリバースする際、数値で負けていて戦闘破壊が確定している場合、どの様な処理になりますか?
A:誘発効果によって対象のモンスターのコントロールを得て、ダメージステップ終了時に「霊使い」がフィールドを離れた際に、コントロールを得ていたモンスターは相手フィールドに戻ります。
《光霊使いライナ》、《地霊使いアウス》ともに同じです。(17/02/01)
Q:「霊使い」の効果の発動にチェーンして《月の書》が発動されました。
この場合どのような処理になりますか?
また、相手は《トロイボム》を発動できますか?
A:どの「霊使い」でもコントロールを得る事はできません。(13/02/03)
Q:「霊使い」の効果によりコントロールを得た後、《皆既日蝕の書》でそのモンスターと「霊使い」を同時に裏側守備表示にしました。
奪ったモンスターのコントロールはどうなりますか?
A:モンスターのコントロールは得た状態のままとなります。(14/03/16)
Q:《DNA移植手術》によって地属性にしたモンスターを《地霊使いアウス》の効果によりコントロールを得た後、《月の書》でそのモンスターを裏側守備表示にしました。
奪ったモンスターのコントロールはどうなりますか?
A:モンスターのコントロールは得た状態のままとなります。(14/03/16)
Q:「霊使い」のリバース効果によって相手モンスターのコントロールを得るとき、効果処理時に自分モンスターゾーンが埋まっていた場合どうなりますか?
A:効果の対象となったモンスターは破壊されます。(15/06/14)
Q:《光霊使いライナ》のテキストが「このモンスターが表側表示で存在する間」に変わっていますが、コントロールを得た後で効果を無効化された場合にコントロールは戻りますか?
(《ヨコシマウマ》や《No.45 滅亡の予言者 クランブル・ロゴス》等と同じテキスト)
A:その場合でも、既に適用されている効果は無効にされず、自身がモンスターゾーンに表側表示存在する間、コントロールを得ている状態になります。(17/01/26)
《地霊使いアウス》でも同様です。(17/02/01)
Q:《D−HERO Bloo−D》で効果が無効になっている《RR−アルティメット・ファルコン》を《闇霊使いダルク》の効果によりコントロールを得ました。
こちらのフィールドに来た時点で《RR−アルティメット・ファルコン》の「効果を受けない」効果が有効になりますが《RR−アルティメット・ファルコン》のコントロールはどうなりますか?
A:調整中(16/11/24)
Q:「霊術」の発動コストとして、自分フィールドに裏側表示で存在する指定された属性のモンスターをリリースする事はできますか?
A:はい、裏側表示の指定された属性のモンスターをリリースして発動する事ができます。
Q:「霊術」を《おとり人形》の効果で強制発動された場合、カードの効果を処理しますか?
A:はい、コストを払って効果を処理します。
「霊術」を発動する際にコストとしてリリースするモンスターが自分フィールドに表側表示で存在していない場合、発動に失敗した事になり破壊されます。
また、コストが存在している場合でも、自分のデッキが1枚以下の際に《闇霊術−「欲」》を発動されるなど、効果処理が行えない場合は発動タイミングの正しくない罠カードとして無効化され破壊されます。(13/01/24)
Q:「大人状態」の効果分類は何ですか?
A:起動効果です。(14/08/04)
Q:この効果で特殊召喚したモンスターに対し、《リビングデッドの呼び声》のように対象を取り続けますか?
A:この効果は対象をとる効果ではなく、取り続ける事もありません。(15/06/29)
Q:このカードもしくは特殊召喚したモンスターが裏側表示になった場合、その情報はどうなりますか?
A:特殊召喚したモンスターが一度裏側守備表示になった後に再度表側表示になった場合、その後自身が破壊されても特殊召喚されたモンスターは破壊されず、フィールドに残り続けます。(13/02/10)
Q:「大人状態」のコントロールが相手に移った場合、このカードの効果で特殊召喚されたモンスターは破壊されますか?
A:破壊されません。(10/08/31)
Q:特殊召喚効果にチェーンして《エネミーコントローラー》を発動し「大人状態」をリリースした場合、その後特殊召喚されるモンスターは破壊されますか?
A:破壊されません。(14/08/04)
Q:この効果でモンスターを特殊召喚し、以下の行動を行って、もしくは行った事によりフィールドから離しました。
特殊召喚したモンスターはどうなりますか?
A:《禁じられた聖杯》で無効にした場合、無効にされた後でも「大人状態」がフィールドから離れた時点で破壊されます。(15/06/22)
《スキルドレイン》で無効にした場合、無効にされた後でも「大人状態」がフィールドから離れた時点で破壊されます。(15/06/22)
《冥界の魔王 ハ・デス》に戦闘破壊された場合、その時点で破壊されます。(15/06/22)
「大人状態」のカード名を得た《ファントム・オブ・カオス》が離れた場合、その時点で破壊されます。(15/06/22)
《ヒーロー・マスク》でカード名を変更した場合、その時点でフィールドから離れた扱いではないため、破壊されません。(15/06/22)
エクシーズ素材にした場合、フィールドから離れた扱いではないため破壊されません。(15/06/22)