No.(ナンバーズ)39 希望皇(きぼうおう)ホープ/Number 39: Utopia》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):自分か相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その攻撃を無効にする。
(2):このカードがX素材の無い状態で攻撃対象に選択された場合に発動する。
このカードを破壊する。

 STARTER DECK(2011)で登場した光属性戦士族エクシーズモンスター
 エクシーズ素材を取り除いて攻撃無効にする誘発効果エクシーズ素材の無い状態で攻撃対象にされた場合に自壊する誘発効果を持つ。

 エクシーズ素材縛りがなく、多くのデッキで主力となるレベルモンスター2体であるため、エクシーズ召喚の方法は多彩である。
 展開例については【ランク4】を参照。

 (1)の効果により、自身や他のモンスターへの攻撃無効にする。
 【サイバー・ドラゴン】のような特大打点で1ターンキルを狙うデッキには強いが、展開しながら除去するデッキが増えている現状、耐性の無いこのカードを生存させるのは難しい。
 この効果が活きる場面は、「展開を制限する効果を持つが自身のステータスは低いモンスター」と併用した場合だろう。
 結界像《フォッシル・ダイナ パキケファロ》《昇霊術師 ジョウゲン》などは効果ステータスの関係から戦闘破壊を狙われやすいため、このカードの効果が活きやすい。
 もっとも、それらのカードを先に出すと肝心のこのカードが出せなくなってしまうので出す順番は気を付ける必要がある。
 それ以外では後述の《ダブル・アップ・チャンス》とのコンボで使用するのが基本となる。

 また、エクシーズ素材が尽きると自身を攻撃対象にされるだけで(2)のデメリット効果により自壊してしまう。
 そのため、(1)の効果を気軽に発動できるのは実質1回だけで、2回目はこのカード戦闘破壊されるような状況まで控えたい。
 幸いこのモンスター自体のステータスランク4の中でも高く、上級ラインと同程度のため、1ターンで複数回戦闘破壊される状況はそう多くない。
 エクシーズ素材がなくなったら《CNo.39 希望皇ホープレイ》などに進化させるかリンク素材にするなどして(2)のデメリットを回避したい。

 このカードの最大の強みは、豊富な進化・派生形態とサポートカードの存在にある。
 特にこのカードに重ねて出せる《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》は極めて汎用性が高く、あちらのためだけにこのカードが採用される事も多い。
 デッキ内に《ダブル・アップ・チャンス》が入っていれば《No.39 希望皇ホープ・ダブル》とのコンボも効果的。
 あちらの効果攻撃力5000となりつつ、自身の(1)の効果《ダブル・アップ・チャンス》の併用で簡単に攻撃力10000という破格の打点を生み出せる。
 その他にも《CNo.39 希望皇ホープレイ》《SNo.39 希望皇ホープONE》RUMを使えば《CNo.39 希望皇ホープレイV》など、豊富な派生形態がある。
 自身もZWによる強化が可能な他、《Vサラマンダー》などのサポートカードも多い。
 これらの運用に特化したデッキ【希望皇ホープ】であり、まずこのカード(あるいは《No.39 希望皇ホープ・ダブル》)をエクシーズ召喚してから様々な進化や強化を行うことになる。

  • イラストでは、左肩のプロテクターに自身のナンバーである「39」が書かれている。
  • COSMO BLAZER発売日に新聞に掲載された、OCGの広告に用いられているカードの1枚。
    この広告では最初期から現在に至るまでの、それぞれの世代を代表するカードが世界各国の言語別に掲載されている。
    このカードは、ZEXAL世代を代表して掲載されたカードなのだろう。
    ちなみにこのカードはフランス語版だった。
  • 再録回数は多く、初登場から1年以内に4回も再録された。
  • なお、アニメ第2話に登場した劇中通りのテキストではなく、OCGの第11期テキストを新たにアストラル文字に書き直したものとなっている。
  • アニメZEXALIIでの「遊馬vsアストラル」戦でのアストラルのエクシーズ召喚時の口上は「現れよNo.39。我が戦いはここより始まる。白き翼に望みを託せ。光の使者、希望皇ホープ!」。
    漫画ZEXALの「遊馬vsアストラル」戦では、遊馬がエクシーズ召喚時に「オレの戦いはここから始まる! 白き翼に望みを託せ! 現れろNo.39!! 光の使者 希望皇ホープ!!」と、上記のものとほぼ同様の口上を述べている。
  • アストラル世界の存在であるエリファスからは「遊馬とアストラルの出会いというイレギュラーにより発生した異物」と評されている。
    劇中では《No.107 銀河眼の時空竜》のようにカードモンスターが元々は別個の存在だった事例が散見されており、このモンスターもその一つであると思われる。
    その影響なのか、No.96が他のNo.を扇動してアストラルに反乱を起こした際には一人だけアストラルに味方している他、「遊馬VS風魔」戦では遊馬が全てのNo.を皇の鍵ごと置いて来たにもかかわらず、勝手にアストラルのもとを飛び出して遊馬のエクストラデッキに加わっていた。
  • アニメの英語字幕では、《Number 39: Aspiration Emperor Hope》となっていた。
  • ムーンバリア」の発動時には背部の翼状のパーツが前面に展開し、防壁となる。
    英語版アニメの効果名によれば、これは「ライトウィング・シールド」というらしく、盾のためのパーツのようだ。
  • 「遊馬&ナッシュvsドン・サウザンド」戦では攻撃力が204000まで上がっている。
    この数値は「無限」を除いて歴代最大攻撃力となっており、この時の戦闘で発生した104000というダメージは歴代遊戯王の中での最大ダメージとなっている。
  • アニメでの初登場時にはテキストが上記「アストラル文字」で表記されていたが、アストラルにより通常の日本語表記に変えられた。
    この時、種族ドラゴン族と誤植されていた。
  • 番組で行われた「モンスター人気投票(ナンバーズ編)」では4位に入賞した。
  • アニメ遊戯王シリーズ通算777回記念となったアニメARC-V第73話の特別OPでは、各主人公とその切り札が映像に登場したが、遊馬のモンスター枠は《FNo.0 未来皇ホープ》が務めていた。
    ただし、同日に更新された公式ホームページの「超熱血!デュエル塾 講義24」では、このカードRUMや進化形態と共に遊馬の切り札として紹介されている。
  • コナミのゲーム作品において―
    DUEL TERMINALではもちろん遊馬が使用し、またADXのチャンピオン戦でも使用していた。
    守備表示時には、「ムーンバリア」用の背部パーツ(ライトウィング・シールド)が展開した状態になる。
    また、このカード《ゴゴゴゴーレム》をスキャンするとこのカード攻撃名と同じ名前の隠しデッキ「ホープ剣・スラッシュ!」が出現する。
    ランク4を出しやすい構築に加え、アニメさながらの《ダブル・アップ・チャンス》とのコンボも採用されているため、高得点を狙うプレイヤーが使用することも多い。
    NEXTではアドベンチャーモードの最初のクエストでボスである遊馬が使用する。
    初めてのクエストなので対したコマンドは持たないが、攻撃力が高いため油断すると押し負けてしまう。
    コマンドは、自身や関連カードとは関係ない「マジック・ジャマー」が何故か搭載されている。
  • Duel Arenaではパートナーの1体として登場。
    紹介文には「No.39を司る希望の戦士。」と書かれており、光属性軸の【戦士族】を使用する。
    ステージ8にはボスとして登場し、デュエル時にはアニメ通り自身の名前を叫ぶのだが、勝利後には「デュエルしてくれてありがとう」といった趣旨の言葉を普通に喋る。
  • 『デュエルリンクス』では遊馬/アストラルがこのカード召喚するとカットインや専用ムービーが流れる。
    また、デュエル開始前にこのカードを追加し、さらにライフポイントが2000減った状態で墓地このカードデッキに戻すスキル「希望の戦士 No.39」がある。
    また、上記の「鉄男vsNo.96」戦での描写から、鉄男にもカットインや専用の台詞が存在している。(こちらではムービーは発生しない)
  • クロスデュエルにおいては以下のオリジナルのフレイバー・テキストが存在する。
    アストラルの記憶のピースであるナンバーズの1体。
    その白き翼に望みを託された光の使者は、希望の創造者となる。

関連カード

―専用サポートカード

―類似効果

イラスト・設定関連

―《No.39 希望皇ホープ》の姿が見られるカード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

(1)の効果について

Q:攻撃無効にする効果エクシーズ素材を取り除くのはコストになりますか?
A:はい、コストになります。(11/03/19)

Q:相手《次元幽閉》に対して、この効果チェーンして攻撃を止めることはできますか?
A:いいえ、この効果誘発効果スペルスピード1ですので、《次元幽閉》チェーンをして発動することができません。(11/07/18)

Q:自分モンスター攻撃宣言時に効果発動し、相手はそれにチェーンして《次元幽閉》発動することはできますか?
  できる場合、このカード除外されますか?
A:発動でき、逆順処理で攻撃無効になる前に攻撃を行った自分モンスター除外されます。(11/03/19)

Q:相手がこのカードに対し攻撃宣言しました。
  優先権はあちらにあるためその時に相手《サイクロン》等を発動しました。
  この場合、スペルスピード1のこのカードの効果発動できますか?
A:その場合でもターンプレイヤーである相手はまずこのカード攻撃無効にする効果発動するかどうか確認する必要があり、確認をせずに相手チェーン1でスペルスピード2の《サイクロン》などの効果発動すること自体できません。(11/03/20)

Q:《ヴァイロン・シグマ》攻撃宣言しました。
  優先権はあちらにあるためその時に相手《ヴァイロン・シグマ》効果発動しました。
  この場合、スペルスピード1のこのカードの効果発動できますか?
  また、できる場合、《ヴァイロン・シグマ》効果適用されますか?
A:はい、発動することができ、このカードの効果《ヴァイロン・シグマ》攻撃無効になった場合でも、《ヴァイロン・シグマ》効果適用されます。(11/03/23)

Q:攻撃無効にする効果攻撃を行ったモンスター対象にとりますか?
A:いいえ、対象をとりません。(11/03/19)

Q:このカード《クレボンス》攻撃した場合、どのように処理しますか?
A:まずターンプレイヤーである自分がこのカード効果発動できます。
 またその効果チェーンをして、相手《クレボンス》効果発動できます。(11/04/12)

(2)の効果について

Q:自壊した場合、バトルステップの巻き戻しは発生しますか?
A:はい、発生します。(11/03/19)

Q:相手フィールドエクシーズ素材がないこのカードと、エクシーズ素材があるこのカードが存在しています。
  エクシーズ素材がない方に攻撃宣言しましたが、エクシーズ素材があるカードによって攻撃を止められました。
  この場合、エクシーズ素材がない方は自身の効果自壊しますか?
A:はい、その場合でも自壊します。(11/03/30)

Q:攻撃対象に選択され、自壊効果チェーンされ、このカード裏側守備表示になった場合、自壊効果は有効ですか?
A:はい、その場合でも自壊します。(11/07/04)

Q:自壊効果は、《スキルドレイン》無効になりますか?
A:はい、自壊効果誘発効果なので無効になります。(11/03/19)

Q:このカードエクシーズ素材がない状態で攻撃対象になった時このカード自壊しますが、その時に《No.19 フリーザードン》エクシーズ素材を代わりに取り除いてこのカード効果攻撃無効にできますか?
A:はい、その場合まず強制効果であるこのカード破壊される誘発効果チェーンをして、任意効果であるこのカード攻撃無効にする誘発効果発動でき、攻撃無効になりますがその後このカード破壊されます。(11/10/26)

Q:エクシーズ素材がない状態で攻撃されたとき、自身を破壊する誘発効果チェーンして《ナンバーズ・オーバーレイ・ブースト》エクシーズ素材を補充しました。
  この場合も破壊は処理されますか?
A:はい、その場合でも破壊されます。(13/10/30)


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