《No.100 ヌメロン・ドラゴン/Number 100: Numeron Dragon》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
同じランクの同名「No.」Xモンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力は相手ターン終了時まで、
フィールドのXモンスターのランクの合計×1000アップする。
(2):このカードが効果で破壊された時に発動できる。
フィールドのモンスターを全て破壊する。
その後、お互いは自身の墓地の魔法・罠カードを1枚選んでフィールドにセットする。
(3):自分の手札・フィールドにカードが無い場合、相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
コレクターズパック−閃光の決闘者編−で登場した光属性・ドラゴン族のエクシーズモンスター。
ランクの合計に比例した自己強化を行う起動効果、効果で破壊された場合にフィールドのモンスターを全て破壊してお互いに墓地の魔法・罠カード1枚をセットする誘発効果、相手の直接攻撃の際に自己再生する誘発効果を持つ。
同ランクの同名No.2体をエクシーズ素材に要求する。
単純に2体をエクシーズ召喚して用意しても良いが、蘇生や帰還で素材を調達しても良いだろう。
縛りの関係上、1つのランクに特化し、エクストラデッキに同名No.を複数枚投入するデッキで出すのが基本となる。
特定のランクに特化したデッキの基本構築については【エクシーズ召喚】の各ランクのページを参照。
ランク4中心で《No.39 希望皇ホープ》をキーカードとする【希望皇ホープ】、ランク10中心で場持ちの良い《No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ》を採用する【列車】などが例として挙げられる。
前者は墓地に《No.39 希望皇ホープ》が溜まり易く、後者は耐性により墓地に行きやすいので、蘇生カードを多めに入れておけばエクシーズ召喚しやすくなる。
《No.39 希望皇ホープ》と素材が同じで、自己再生でメインモンスターゾーンに置ける《No.98 絶望皇ホープレス》も出す手段の確保がしやすい。
ちなみに、エクシーズ素材がある状態なら《No.93 希望皇ホープ・カイザー》も出せるので、状況に応じて使い分けたい。
変わったところでは、【紋章獣】で《No.18 紋章祖プレイン・コート》に《エクシーズ・シフト》を使って出すこともできる。
墓地へ送られた《No.18 紋章祖プレイン・コート》を《紋章獣ユニコーン》で蘇生し、《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》で《No.18 紋章祖プレイン・コート》のカード名をコピーすればよい。
(1)の自己強化はフィールドの全てのランクの合計値に比例する。
単独では1000の強化にしかならないので、複数のエクシーズモンスターがいる状況か、高ランクエクシーズモンスターがいる状況で出したい。
強化値そのものの比率は高く、ランク4エクシーズモンスターが1体存在するだけで攻撃力は5000にもなる。
このカードの攻撃1回で1ターンキルを狙えることも珍しくなく、並べたエクシーズモンスターで追撃すればもっと容易になる。
相手フィールドのランクもカウントされるため、相手が【エクシーズ召喚】ならこのカードで相手のエクシーズモンスターを攻撃するだけで1ターンキルという形もあり得る。
高ランクエクシーズモンスターと共に並べるのが理想だが、このカードを出すために消費が増えやすいのが難点。
効果の発動にチェーンして《リビングデッドの呼び声》を使い、コストとして取り除かれたエクシーズモンスターを蘇生、効果処理時のランクを増やすという技もある。
《相生の魔術師》のペンデュラム効果で、自身のランクを《トラゴエディア》や《究極封印神エクゾディオス》等のレベルと同じにすることで強化する手もある。
RUM型【金華猫】のようなデッキなら《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》を出しやすく、《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》もNo.蘇生効果を持つため出しやすい。
《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》を並べてエクシーズ召喚し、ランク10の《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》と並べば攻撃力11000にまで跳ね上がる。
《クリボルト》は《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》のエクシーズ素材を取り除きつつ、自身が《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》のエクシーズ素材にもなれるため特に相性が良い。
(手順は《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》のページを参照。)
ランク8を出せるデッキでは《No.97 龍影神ドラッグラビオン》の効果で直接エクストラデッキから呼び出せる。
このカード以外攻撃できなくなるが、あちらと並ぶことで攻撃力9000を得られるため、無防備な相手なら手軽に1ターンキルを狙えるコンボとなる。
【希望皇ホープ】では《No.99 希望皇ホープドラグナー》の効果で展開することで、直接攻撃は禁止されるが攻撃力13000となり、攻撃表示モンスターさえいればほぼ確実に1ターンキル可能。
ただし、《ゼアル・フィールド》や《HRUM−ユートピア・フォース》の効果でエクシーズ素材をこちらに補充する必要はある。
変わったところでは《CX 冀望皇バリアン》とも相性が良く、このカードの効果をコピーすれば即座に7000以上の攻撃力を得られる。
エクシーズ素材が少ない状態でも問題ないため、RUMを使用するデッキであれば、《CX 冀望皇バリアン》を出すこと自体は比較的容易である。
一方で、コピー対象にするためのこのカードをどうやって墓地へ送るかが大きな問題となる。
上記の通り《No.93 希望皇ホープ・カイザー》はこのカードとよく似たエクシーズ素材を指定し、また《CX 冀望皇バリアン》のエクシーズ素材とこのカードを同時に特殊召喚できるので、専用デッキを組んでみるのも良いだろう。
このカードを直接特殊召喚でき、《CX 冀望皇バリアン》のエクシーズ召喚にも使える《覇王門無限》を使うのも手か。
(2)はフィールドのモンスターを全て破壊し魔法・罠カードをお互いにサルベージする効果。
効果破壊のトリガーは自分のカードでも発動するため、全体除去として使うこともできる。
《激流葬》などだと意味がなくなるため、基本は《天空の虹彩》などの単体除去を使うのが良いだろう。
破壊される場所はどこでも良いので、《甲虫装機 エクサビートル》等で装備カードとした後の効果破壊でも効果を発動できる。
魔法・罠カードは自分のターンであれば、速攻魔法以外の魔法カードをセットして、即座に発動できる。
相手もセットできてしまうのが難点だが、セットされた罠カード、速攻魔法はそのターンは発動できないため、《サイクロン》などで安全に処理はできる。
《リミット・リバース》であれば相手のエンドフェイズに使いこのカードを蘇生、自分のターンに守備表示にして全体除去、魔法・罠カードセットという流れが可能。
逆に相手ターンでは、相手に魔法・罠カードの再利用機会を与えてしまうので発動は避けたい。
(3)の効果は発動回数の制限がないので、発動条件さえ満たしていれば相手の攻撃をこのモンスター1体で止め続けられる。
ただし、自分の手札とフィールドにカードがないという発動条件が非常に厳しく、(2)の効果との相性も悪い。
よっぽど追いつめられた時にしか使えない上、除外などであっさり突破されるため、運が良ければ緊急時の壁になることもある、程度に認識しておいた方が良い。
素材の関係上併用は難しいが、一応フィールドを空けつつ除外されたこのカードを墓地に戻せる《PSYフレームロード・Ω》とは相性が良い。
基本的に(2)や(3)の効果はオマケとして見た方が良く、やはり(1)の効果で攻撃力を莫大に上げての1ターンキル向けのモンスターと言える。
上記のRUM型【金華猫】の様に自分から布陣を作ることを目的にしても良いが、相手フィールドの状況次第で1ターンキルを仕掛けられるアタッカーとして採用してみるのも良い。
数が少ないランク2を中心とする【マリスボラス】の様なデッキではエクストラデッキの枠も用意しやすいのでピン挿しも考えられる。
- エクシーズ素材に同じランクを必要とするのは、恐らくアニメで3体のランク8のNo.の共鳴によりこのカードが誕生したという下記の経緯を再現したものだろう。
ただし、アニメ・漫画の設定ではNo.は1枚ずつしか存在しないため、同名カードを求める点にはやや違和感が残る。
現に作中では同ランクだが別のカードで誕生しており、素材に必要な数も異なるため、この辺りの違いはカードパワーの調整という面が大きいと思われる。
- イラストでは、左肩に自身のナンバーである「100」が描かれている。
- 上述のテキストは、「遊馬&ナッシュvsドン・サウザンド」戦の最中に覚醒して浮かび上がったものである。
それまでのテキスト欄は白地であり、イラストも白地で、ランクも表示されていなかった。
- 覚醒時にはフィールドが光で包まれ、光の中から月で命を落としたはずのカイトの幻影が声と共に現れる演出がなされた。
この際、エクストラデッキからいきなり特殊召喚されるという前例のなかった点に関しては、数々のパワーカードを使うドン・サウザンドですら唖然としていた。
- 特殊召喚時の口上は「宇宙創造の鍵、今こそ闇の扉を開き、未来を、その咆哮とともに導け!降臨せよ、《No.100 ヌメロン・ドラゴン》!」。
- このカードの元になった1匹のドラゴンは作中世界の全ての始まりとされており、万物を作り変えるヌメロン・コードを創造した存在でもある。
そのため、このカードの存在そのものがヌメロン・コードの鍵となっていた。
- このカードと元になったドラゴンはデザインが異なるが、作中にて復活した際には元のドラゴンもカイトに「ヌメロン・ドラゴン」と呼称されている。
関連カード †
―《No.100 ヌメロン・ドラゴン》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
(2)の効果について †
Q:自分や相手の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合でも発動できますか?
A:はい、お互いに存在しない場合でも発動でき、破壊する処理で処理が完了します。
また、片方のプレイヤーのみの墓地に魔法・罠カードが存在する場合は、そのプレイヤーのみセットする処理を行います。(16/05/13)
Q:発動時にフィールドにモンスターが存在しない場合、発動できますか?
A:発動できません。(17/04/15)
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