《ウィジャ盤/Destiny Board》 †
永続罠
このカードと「死のメッセージ」カード4種類が
自分フィールドに揃った時、自分はデュエルに勝利する。
(1):相手エンドフェイズにこの効果を発動する。
手札・デッキから、「死のメッセージ」カード1枚を
「E」「A」「T」「H」の順番で自分の魔法&罠ゾーンに出す。
(2):自分フィールドの「ウィジャ盤」または「死のメッセージ」カードがフィールドから離れた時に
自分フィールドの「ウィジャ盤」及び「死のメッセージ」カードは全て墓地へ送られる。
Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−で登場した永続罠。
自身と死のメッセージ4種類がフィールドに揃った時に特殊勝利する効果外テキスト、相手のエンドフェイズ毎に死のメッセージをフィールドに出す効果、自身か死のメッセージがフィールドを離れた時に他の該当カードを全て墓地へ送る効果を持つ。
相手ターンのエンドフェイズにカードの発動を行えば、即座に《死のメッセージ「E」》をフィールドに出すことができる。
全ての死のメッセージを揃え特殊勝利するためには基本的にさらに3回の相手エンドフェイズ=往復6ターンが必要なので、このカードをセットしたターンから数えて最低でも8ターンかかることになる。
このカード単体で特殊勝利を狙うのは、数ある特殊勝利カードの中でも相当難しい。
このカードと合わせて最大4枚ものカードを何ターンも守ること自体がかなり難しいのは言うまでもないが、ターン毎に魔法&罠ゾーンが圧迫されていくため、カウンター罠などの魔法・罠カードで除去を防ぐ事が困難なのである。
専用サポートカードである《ダーク・サンクチュアリ》により、魔法&罠ゾーンの圧迫はある程度解消できるようになる。
さらに《ダーク・サンクチュアリ》の効果でモンスター扱いになった死のメッセージカードは戦闘やカードの効果を受けないため、魔法&罠ゾーンに置くよりも安全に配置できる。
しかし、このカードか死のメッセージが除去されれば全て瓦解してしまうのは変わらないため、このカードを守る必要性も変わりはない。
《死の宣告》で死のメッセージを置けば、特殊勝利までの時間を短縮する事が可能で、2回発動できれば半分の4ターンにまで縮める事ができる。
なお、このカードの効果で死のメッセージを出す順番は変わらないため、逆順で《死のメッセージ「H」》から出さなければならない点には注意。
より詳しい戦術・相性のいいカードなどは【ウィジャ盤】を参照。
- 「ウィジャ盤」もしくは「ウィジャボード(Ouija board)」とは、「こっくりさん」を行う際に欧米で使用される道具である。
欧米では霊魂と意思疎通をするための降霊術の道具とされており、実際に販売もされている。
原作でも城之内(アニメでは御伽)が解説していた。
- 乃亜編で、海馬がモクバに株の仕組みを計100枚のカードで説明しているシーンにも登場している。
- アニメGXでは、このカードは登場していないが「実物」を高寺たちが使用。
《人造人間−サイコ・ショッカー》の精霊を呼び出すという、ウィジャ盤本来の目的で使っている。
「十代vs神田」戦では、神田の《クイズ・パネル・オベリスクの30》の効果によるクイズの際に特殊勝利を発生させるカードとして名前が挙げられている。
- 『週刊少年ジャンプ』の漫画『守れ!しゅごまる』第9話において、守護丸の夢の中に登場。
しかしなぜか揃った5文字が「U」「N」「C」「H」「I」→「UNCHI」(うんち)となっていた。
- 各種ゲーム作品では海外展開の都合上、海外版と同様に「FINAL」になっている。
ただし例外もありDM6とエキスパート2006では、「DEATH」になっている。
前者は海外発売予定のない(なかった)ソフトであるためだと考えられ、後者は言語変更により「FINAL」に変わるよう設定されている。
- TAG FORCEシリーズ及び遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTION、後述するデュエルリンクスのスキルでは特殊勝利時の演出に《ダーク・ネクロフィア》が登場する。
原作を意識したのだろう。
関連カード †
―サポートカード
―効果関連
―モチーフ関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:死のメッセージを置く効果はチェーンブロックを作りますか?
A:作ります。(10/10/02)
Q:すでに表向きの《ウィジャ盤》がフィールドに存在している状態で、《光と闇の竜》が召喚された場合、《ウィジャ盤》の効果で死のメッセージカードを出すことはできますか?
A:《光と闇の竜》の「カードの発動を無効にする」効果は「効果の発動」を無効にすることはできません。
そのため、《ウィジャ盤》の効果で「フィールドに出す」ことは可能です。
Q:自分フィールドに《ウィジャ盤》と死のメッセージカードが1枚以上ある時に《ハリケーン》を使われた場合、それらのカードは全て手札に戻りますか?
それとも《混沌の黒魔術師》に対するバウンスのように、全て墓地へ送られますか?
A:全て手札に戻ります。
《混沌の黒魔術師》とは、処理が異なる効果です。
どちらかと言うと「《破壊竜ガンドラ》の効果は全体を同時に処理するため、《リビングデッドの呼び声》とそれで蘇生したモンスターは両方除外される」に近い処理となります。
Q:《ウィジャ盤》適用中に《人造人間−サイコ・ショッカー》が召喚されたときはどのように処理をしますか?
A:《ウィジャ盤》と、既に出ている死のメッセージカードは共にフィールドに残り続けます。
ただし、《ウィジャ盤》の死のメッセージを出す効果は無効になっているので、次の死のメッセージを出すことはできません。
Q:フィールドに《ウィジャ盤》《死のメッセージ「E」》《死のメッセージ「A」》が存在するときに、《王宮のお触れ》を発動しました。
《王宮のお触れ》適用中に《死のメッセージ「E」》が破壊され、その後《王宮のお触れ》が破壊された場合、《ウィジャ盤》の処理はどうなりますか?
A:《死のメッセージ「E」》が破壊された場合でも《ウィジャ盤》と死のメッセージカードは墓地へ送られず、魔法&罠ゾーンに表側表示で残り続ける事になります。
その後に、《王宮のお触れ》の適用がなくなったのであれば、《ウィジャ盤》の効果は発動しますが、次に出す死のメッセージカードは順番通り《死のメッセージ「T」》になります。(16/02/25)
Q:フィールドに《ウィジャ盤》《死のメッセージ「E」》が存在するときに、《王宮のお触れ》が発動されました。
その後《ウィジャ盤》を破壊した場合、《死のメッセージ「E」》はフィールドに残りますか?
A:はい、《死のメッセージ「E」》は墓地へ送られず、魔法&罠ゾーンに表側表示で残り続ける事になります。
なお、その後に、2枚目となる《ウィジャ盤》を発動した場合でも、死のメッセージカードは《死のメッセージ「E」》から順番に魔法&罠ゾーンに出していく事になります。(16/02/25)
Q:《ウィジャ盤》を適用中自分の魔法&罠ゾーン全てにカードが置かれていて《ダーク・サンクチュアリ》が存在する場合はどのような処理になりますか?
A:自分の魔法&罠ゾーンに《ウィジャ盤》以外のカードが既に存在しており、死のメッセージカードを出すための空きが無い場合でも、《ウィジャ盤》の効果は発動してチェーンブロックが作られます。
その効果処理時に《ダーク・サンクチュアリ》が存在しているのであれば、死のメッセージカードをモンスター扱いとして特殊召喚する事ができます。(16/06/13)
Q:相手エンドフェイズ中であれば、セットされている《ウィジャ盤》のカードを発動すると同時に、(1)の効果を発動する(1つのチェーンブロックでカードと効果を発動する)ことはできますか。
A:《ウィジャ盤》を発動したチェーンブロックで『(1)』の効果を発動することはできません。(23/04/03)
―海外版の使用について
Q:《ウィジャ盤》の効果で「Spirit Message(海外版)」を出すことはできますか?
A:《ウィジャ盤》の効果で出せるのは「死のメッセージ」だけです。(12/09/29)
Q:《ウィジャ盤》と死のメッセージカードをデッキに入れるとき、日本語表記と英語表記を一組ずつ合計二組以上入れることはできますか?
A:英語版と日本語版の死のメッセージや《ウィジャ盤》を、一組ずつデッキに入れる事はできません。(12/09/29)
Q:海外版の《ウィジャ盤》及び死のメッセージで統一して、公認大会で使用する事は問題ありませんか?
統一する事で使用できる場合、海外版のカードを使用する場合に用意する必要のある「日本語版カードや、日本語版の効果を記載した用紙等」は、日本語版のカードまたはメモを用意すれば問題ありませんか?
A:外国語で記載された《ウィジャ盤》を使用するのであれば、「死のメッセージ」と名のついたカードも全て同じ言語で統一して使用する事になります。
なお、公認大会において、外国語で記載された《ウィジャ盤》を使用する場合は、日本語のテキストが分かるものを準備して頂ければ、外国語の《ウィジャ盤》や「死のメッセージ」と名のついたカードを使用する事ができます。(12/10/07)
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