《キラー・トマト/Mystic Tomato》 †
効果モンスター
星4/闇属性/植物族/攻1400/守1100
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから攻撃力1500以下の闇属性モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。
Pharaoh's Servant −ファラオのしもべ−で登場した闇属性・植物族の下級モンスター。
戦闘破壊され墓地へ送られた時に攻撃力1500以下の闇属性モンスターをデッキから表側攻撃表示で特殊召喚できる誘発効果を持つ。
闇属性専用のリクルーター。
モンスター効果によってリクルートできるカードの総数は800種以上と多岐に渡り、また汎用性の高いカードを多く含む。
専用のサーチまたはリクルート手段の無い低攻撃力の闇属性を積むデッキでは、潤滑油として起用できる。
しかし現在では戦闘破壊を待つのは遅く、各種コストや効果による除去には一切対応していない。
自爆特攻であれば補えるが、戦闘を妨害される可能性もあり、戦闘ダメージも痛い。
また現在ではテーマ単位でサーチやリクルートを備えていることが多く、このカードの効果の価値が低下している。
リクルート範囲が同じでメインフェイズに能動的に行いやすい効果破壊をトリガーとするリメイクカード《キラー・ポテト》の存在も立場をより厳しくする。
そういった事情があり、かつてはよく使われたカードという立ち位置になってしまったのは否めない。
- 元ネタは、恐らくジョン・デ・ベロ監督の1978年に公開された米国映画『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』だと思われる。
ストーリー自体はトマトが人を襲撃するというだけの内容なのだが、B級映画らしいキャストや演出が人気を得て、最終的にはアニメまで作られた。
事実、このカードのイラストはアニメのトマトと非常に似ている。
- トマトの罹る有名な病気に、カルシウム不足による生理障害「尻腐れ病」が知られる。
尻腐れ病になったトマトはにこのカードのように顔のような模様が現れることがある。
『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』もこのような現象を参考に作られた作品だろう。
- 英語版では殆ど面影の無い写実的で恐ろしげな顔のイラストに差し替えられており、名前も「Killer」がまずいためか「Mystic Tomato」になっている。
- 日本版のイラストはキリスト教と関係のある「ハロウィン」を想像させるため、宗教上の問題から変更されたのかもしれない。
もしくは、単に上記のアニメ作品との類似性を避けるため変更された可能性もある。
一方で、同じくハロウィンを題材にしている《ゴースト王−パンプキング−》のイラストは想像させないイラストなのか修正を受けていない。
- アニメGXでは橘一角のデッキに入っているのが確認できる。
彼の使用する効果モンスター《不死のデスロード》のサポート用だったのだろう。
「翔&剣山vs氷丸&雷丸」戦では、氷丸の使用した永続罠《メビウスの氷河》のイラストに登場している。
- アニメARC-V第21話において、遊矢が読んでいた雑誌「Dステップ」に「トマトハンデスデッキ」の記事が載っており、そのデッキレシピに3枚投入されている。
- コナミのゲーム作品において―
DMシリーズでは効果を持たないモンスターとして登場し、オリジナルのテキストが存在する。
「トマトを口に入れられ窒息した人間がこのような姿になった」と書かれている。
DM4では生け贄を必要とするため全く使えないカードと化しているが、それ以上に他に類を見ないおぞましい設定である。
- DUEL TERMINALでは闇マリク、EXステージのモクバ、ユベル、ボマー、十六夜アキが使用。
攻撃する際は「ケッケッケッケッケ……」という音声が入っており、体当たりをする。
十六夜アキは第10弾から使用し専用ボイスがある。
関連カード †
―トマトをモチーフとするカード
―《キラー・トマト》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:カードに記載された攻撃力が「?」のモンスターをリクルートできますか?
A:そのタイプのモンスターは、デッキ内だと攻撃力を判定できないためリクルートできません。
Q:《異次元の狂獣》と相打ちになった場合は効果は発動しますか?
A:その場合《異次元の狂獣》の効果で除外されるために発動しません。
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