《デュエル・アカデミア/Duel Academy》 †
フィールド魔法
(1):フィールドのモンスターの種族によって以下の効果を得る。
●戦士族・獣族・炎族:1ターンに1度、自分が罠カードを発動した場合、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
●恐竜族・海竜族・雷族:1ターンに1度、自分が魔法カードを発動した場合に発動できる。
相手に1000ダメージを与える。
●機械族・天使族・悪魔族:1ターンに1度、自分がモンスターの効果を発動した場合、
自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は1000アップする。
HISTORY ARCHIVE COLLECTIONで登場したフィールド魔法。
特定の種族がフィールドに存在する場合、それぞれに対応したカードの効果が発動した場合に、フィールドのカードの破壊・1000バーン・1000の強化をそれぞれ1ターンに1度適用できる効果を持つ。
フィールドに該当の種族が存在する必要があり、種族を統一したデッキに入れてもどれか一つしか使えない。
とはいえ、どれか一つでも使い勝手は悪くなく、トリガーにするカードの種類も違う為、トリガーにするカードを絞って種族との噛み合わせを考えた上で使いたい。
複数の種族を並べて複数の効果の適用を狙う場合、モンスター効果のトリガーを主体に他の種族を並べて使うことが考えられる。
また、適用条件に該当する種族は各効果3種類、合計9種類とかなり多く、相手フィールドも参照するため、自分が用意していないものも相手モンスターで満たされる可能性は比較的高い。
少しでもアドバンテージを稼ぐため、常にこのカードの効果の適用を意識してカードを発動していきたい。
種族間のつながりはまちまちで、《重爆撃禽 ボム・フェネクス》の様に機械族・炎族を両方使う場合でも両方がフィールドにいるとは限らない。
汎用性の高いエクストラデッキのモンスターを用いて適用すると良いだろう。
《リプロドクス》ならリンク召喚しやすく、リンク先のモンスターの種族を変更できる上、自身も恐竜族なので効果を複数適用させやすい。
壊獣や《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》等を用いて相手モンスターを除去しつつ適用させる手もある。
カテゴリ内で複数の種族を擁するものなら並べられる可能性はある。
例えばヴェルズなら炎族・恐竜族・悪魔族を擁するため、全て適用も狙える。
また三幻魔テーマでも適用を狙う事ができるが、《失楽園》と併用することはできないため、状況によって使い分けたい。
「●戦士族・獣族・炎族:」は自分が罠カードを発動した場合に相手フィールドのカード1枚を破壊する効果。
唯一カード・アドバンテージに繋がる効果であるため、なるべく適用させたい。
フリーチェーンの罠カードと組み合わせればこの効果とその罠カード自体で妨害できる。
【ラヴァル】や【フレムベル】、【ヴォルカニック】ならキーカードを安全に通すことにも繋がる。
「●恐竜族・海竜族・雷族:」は自分が魔法カードを発動した場合の1000バーン。
発動条件も緩くそこそこの火力であるため、安定したダメージソースになる。
同名カードに関する1ターンに1度の制限はないため、【セルフ・バウンス】などでトリガーとなる永続魔法と共にバウンスを繰り返すことができればバーンを繰り返すことも狙える。
ただし、担当種族はいずれもビートダウン向けでバーンに頼らずとも十分なダメージを見込めるため、他の2つに比べるとややおまけに近いか。
「●機械族・天使族・悪魔族:」は自分がモンスター効果を発動した場合に1000の単体強化。
モンスター効果を発動することは多く、1000の強化であれば相手モンスターの戦闘破壊も狙い易くなる。
この効果のみフィールド以外のモンスター効果でも発動できるため、手札誘発と併せてコンバットトリックとして用いることも可能。
連続攻撃や直接攻撃が可能なものとは特に相性が良い。
機械族ではサイバー・ドラゴン関連の融合モンスターや機塊リンクモンスターが該当する。
【ファーニマル】は天使族・悪魔族主体となりやすく、連続攻撃が可能なモンスターも《デストーイ・シザー・ウルフ》・《デストーイ・ハーケン・クラーケン》がいるので1ターンキルが狙いやすくなる。
【地属性】系列であれば春化精と組み合わせるのも手だが、《春化精の花盛》とはフィールドゾーンの取り合いになりかねない点には注意。
- テキストには9種類もの種族が指定されている。
それまでの最高が《海》の6種類であったことを考えると、群を抜いた多さである。
- 原作・アニメにおいて―
「デュエル・アカデミア」は、アニメ・漫画GXの主な舞台となる高等学校。
デュエリスト養成を目的として海馬瀬人が太平洋の孤島に設立した全寮制私立高校であり、主人公の遊城十代はじめ主要キャラクターの多くが同校の生徒や卒業生である。
寮は成績下位者が配属される「オシリス・レッド」、中位の「ラー・イエロー」、上位者と女子生徒(早乙女レイのみ自らの意思で一時的にオシリス・レッドに所属していた)が配属される「オベリスク・ブルー」の3つに分かれており、それぞれ制服の色が赤・黄・青と異なる。
この校舎は「アカデミア本校」と呼ばれており、万丈目準が一時的に在籍していた「ノース校」、ヨハン・アンデルセンが在籍する「アークティック校」など、分校も複数存在する。
- 校長の鮫島によると、デュエリスト養成だけでなく、デュエルモンスターズの精霊の謎を解明するために用意された施設ともいわれている。
- そのため、精霊との繋がりが強い十代の入学が決まった際には、鮫島は彼の両親から事前に《ユベル》のことを聞かされており、入学以降は常に十代を注視していた。
- 同名称の施設はシリーズの他の作品にも登場しているが、作品によって設定や登場校は以下のように異なる。
なお、いずれの作品でも共通して、クロノス教諭と同じアンティーク・ギアが教員やエリートを象徴する伝統カードとして登場している。
- GXと同じ世界で後の時代となるアニメ5D'sでは、ネオドミノシティ分校が登場している。
小中高とエスカレーター式の学校であるようで、主要キャラクターでは十六夜アキが高等部、龍亞・龍可らが小等部に通学している。
- 世界の異なるアニメARC-Vの融合次元にもデュエルアカデミアが存在するが、本編開始前に赤馬零王が介入したことで、デュエルを用いて他の次元への侵略を行う軍事教育施設となってしまった。
GXと共通の所属者としてエド・フェニックスが登場する他、アカデミアの方針に疑問を抱き脱退した人物として天上院明日香が登場する。
- コナミのゲーム作品において―
アニメGXを題材としたTAG FORCE1〜3においてはこのデュエル・アカデミアが舞台となる。
プレイヤーは生徒の一人となり、登場するデュエリストも大半がアカデミアの生徒や職員といった関係者で占められる。
学生寮や教室といった敷地内を自由に歩き回る事が可能で、授業を受けたり、購買でパンを買ったりといったアカデミアの学生生活を体験できる、という点も同作の大きな魅力となっている。
題材がアニメ5D'sとなったTAG FORCE4以降のシリーズでも、そちらの設定のアカデミアのマップが存在する他、生徒のデュエリストも多く登場する。
特に上記のアキ、龍亞、龍可には通常版の他にアカデミアの制服版も登場し、それぞれで使用デッキと各種演出が異なるという細かい仕様が用意されている。
関連カード †
―《デュエル・アカデミア》が見られるカード
収録パック等 †
Tag: 《デュエル・アカデミア》 魔法 フィールド魔法