《リンクリボー/Linkuriboh》 †
リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/サイバース族/攻 300
【リンクマーカー:下】
レベル1モンスター1体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをリリースして発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで0になる。
(2):自分・相手ターンに、このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのレベル1モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
最強ジャンプ(2017年9月号) 付属カードで登場した闇属性・サイバース族のリンクモンスター。
自身をリリースする事で相手攻撃モンスターの攻撃力を0にする誘発効果、レベル1モンスターをコストに自己再生する誘発即時効果を持つ。
リンク素材はレベル1を指定しているが、効果モンスターやトークンなどの制限はない。
クリボー系からだけでなく、《金華猫》で蘇生させたモンスターや羊トークンなどから簡単に出せる。
《ワイトプリンス》・《太古の白石》・《黒鋼竜》といった墓地へ送られた場合に発動するモンスター効果を能動的に使える手段にもなる。
それらの用途及びリンク先の確保要員として出した場合でも、後述の(1)の効果でリリースでき、また《セキュア・ガードナー》のリンク素材にもできるため、低攻撃力を晒すことにはならない。
(1)は相手モンスターの攻撃宣言時に自身をリリースする事でそのモンスターの攻撃力をターン終了まで0にする効果。
バトルステップの巻き戻しが発生し、相手はその攻撃を中断する事もできるので、実質的に攻撃を1回止める効果と言える。
なお、攻撃を介する効果が目的で自爆特攻でも構わない相手や、超重武者等、一部には攻撃力0でも攻撃続行される可能性はある。
(2)はレベル1モンスターをリリースして自己再生する効果。
相手ターンでも使用でき、(1)の効果に繋げられる。
レベル1トークンなどを効果モンスターやサイバース族に変換できる効果とも見なせ、リンク素材の効果モンスターやサイバース族の縛りをクリアできる。
それらをリンク素材に2体目以降のこのカードや《リンク・スパイダー》を出す場合と比べてエクストラデッキを圧迫せず、リンク先がない場合でも変換できるのは利点。
さらに《セキュア・ガードナー》のリンク素材にすることで、すぐに墓地へ送れ、自己再生の準備もできる。
また《黄泉ガエル》を自分ターンのスタンバイフェイズまでにリリースすれば、そちらの自己再生効果をすぐに再発動できるので、実質ノーコストでこのカードを自己再生できる。
他にも、今まで扱いにくかった《サクリファイス・ロータス》をモンスター版《くず鉄のかかし》のように運用することもできる。
相手ターンで自己再生する時のコストとして候補となるだろう。
サクリファイス・エスケープにもなるため、レベル1が多いデッキでは序盤に墓地に送っておくと有効。
環境でも【スネークアイ】系統のデッキでレベル1スネークアイが効果の対象になったときに回避する使用法が見られている。
なお、自己再生するとメインモンスターゾーンに出てくるため、リンク先は増やせない。
自己再生後は(1)の効果で相手ターンに備えたり、縛りを持つリンクモンスターのリンク素材にするのがよいだろう。
闇属性なので《プリーステス・オーム》の射出コストとしても扱いやすい。
《スケープ・ゴート》の4体の羊トークンを利用すれば、1ターンで4回分のコストを確保できる(エクストラデッキから3体リンク召喚し、墓地から1体自己再生)。
最後に《プリーステス・オーム》自身を含めれば5回の射出で4000ダメージが与えられる。
- その汎用性の高さに加え、最強ジャンプ自体の発行部数がVジャンプに比べて少なかった事もあり、一時は付属していた雑誌本体の値段の4〜5倍近くの価格で取引されていた。
その後STARTER DECK(2018)に再録された事で入手が容易になった。
- 鳴き声(?)は「クリクリンク」。
《クリボー》を踏襲しているのだろう。
Aiとは仲が良いのだがAiはこのモンスターの言葉を理解できないようである。
- Aiと同じやり方かどうか明言はないが、現実世界にも姿を現しており、Aiの子分であるロボッピと少々険悪な関係となっていた。
- 第68話ではウィンディの構築した仮のサイバース世界にて別個体が登場。
こちらの個体は目つきが鋭く、声はAiの知る個体より低く、視覚に入った情報をウィンディとライトニングに伝える監視役も兼ね備えていた。
最終的にサイバース世界の崩壊に巻き込まれ消滅している。
- 後にAiが使用することになる《リングリボー》は全体的に《リンクリボー》と共通点が多いが、目つきの鋭さはこの個体と特に似ている。
- 同作においてPlaymakerが使用した通常罠《エクセス・レッサーリンカー》のイラストに描かれている。
- コナミのゲーム作品において―
ゲーム作品においては、このカードがサイバース族の種族アイコンのモチーフとなっている。
- 「マスターデュエル」では、デュエルフィールドの端に配置される「メイト」の1体としてこのモンスターが登場している。
《クリボー》同様、こちらもアニメのように「クリクリンク」とは鳴かない。
タッチすると一度ジャンプしてウィンクしてくれる。
説明文には「戦いは苦手でもいざという時は頼りになる存在だ」と記載されているが、OCGでの効果とステータスを踏まえれば、あながち間違ってはいないだろう。
関連カード †
―《リンクリボー》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
Tag: 《リンクリボー》 モンスター リンクモンスター 効果モンスター リンク1 闇属性 サイバース族 攻300 クリボー