《王宮の勅命/Imperial Order》 †
永続罠(禁止カード)
このカードのコントローラーはお互いのスタンバイフェイズ毎に700LPを払う。
700LP払えない場合このカードを破壊する。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての魔法カードの効果は無効化される。
Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した永続罠。
維持コストを要求する効果外テキスト、フィールドに存在する限り魔法カードの効果を無効にする効果を持つ。
罠カードの効果を無効にする《王宮のお触れ》と対をなす。
ゲームを成り立たせている要素の一つである魔法カードを永続的に無効化でき、そのロック性能は非常に高い。
スペルスピード2である事も重要で、相手が魔法カードの効果を発動した際にチェーン発動すれば、その効果を無効化できる。
《The splendid VENUS》と組み合わせれば、相手にのみロックをかけることができる。
速攻魔法の発動や永続魔法などの一時的な適用は許してしまうものの、《霞の谷のファルコン》などでバウンスしたり、《DDD呪血王サイフリート》などで効果を一時的に無効にする手もある。
一方で、今日では魔法カード以外の除去手段も多く、また墓地で発動する魔法カードを無効にできないので、《ギャラクシー・サイクロン》は無効にしても次のターンで破壊されてしまう。
維持コストも往復1ターンで1400ライフポイントと無視できない数値である上、維持コストの支払いが強制なので邪魔になっても任意に自壊させる事ができない。そのため、残りライフがぴったり700の場合維持コストとして支払った時点でライフが切れるため負けが確定してしまう。
《スクラップ・ドラゴン》や《ギャラクシー・サイクロン》で破壊、真竜でリリースなど、できれば自分で除去できるようなデッキで用いる事が望ましい。
特に《非常食》はコストのためフィールドから確実に退かすことができ、維持コストも補えるため相性は良い。
同様に《マジック・プランター》もコストでこのカードを解除でき、手札の補充も同時に行えるので一気に攻勢に転じられる。
- 2019年7月26日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第2期投票では第7位にランクインした。
- 「勅命」とは皇帝や天皇等の権力者が出す命令の事。
ちなみに「お触れ」は、勅命よりも下位の、役所からの布令(官署からの命令)や示達(官庁から国民への文書での通知)の事を指す。
「お触れ」に封じられる「勅命」というのもおかしな話である。
- このイラストに見られる王と思われる人物は他の王宮シリーズの殆どに登場している。
また、《裸の王様》を初めとする暴君とは時代設定が同じ事も含めある程度の外見の共通性がみられるが、関係は不明。(詳細は暴君を参照)
- 「vsブラッドシェパード」にて、リボルバーがこのカードを使用した際、ボーマンらライトニング一派がリンクマジックを使用する事を教え、それにメタを張る方法の一つの例としてこのカードを示している。
関連カード †
―イラスト関連
―《王宮の勅命》が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:《王宮の勅命》の効果によって《タイムカプセル》の効果が無効化されている時、《タイムカプセル》のターンはカウントされますか?
A:《タイムカプセル》の効果は無効化されますが、スタンバイフェイズのカウントは通常通り行います。
Q:《王宮の勅命》が表側表示で存在する時、魔法カードを発動しました。
その魔法カードにチェーンして発動した魔法カードを墓地へ送った場合、魔法カードの効果は有効ですか?
(例:チェーン1《サイクロン》→チェーン2《非常食》で《サイクロン》を墓地送り)
A:効果処理時に墓地に存在する場合でも、効果は無効化されます。(10/05/20)
Q:《王宮の勅命》が表側表示で存在する場合、ペンデュラムモンスターをペンデュラムゾーンに発動できますか?
A:はい、可能です。
無効化された状態でペンデュラムゾーンに残り続けます。(14/05/08)
Q:《王宮の勅命》が表側表示で存在する場合、ペンデュラム召喚を行うことはできますか?
A:はい、可能です。(14/05/08)
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