《拡散する波動/Diffusion Wave-Motion》 †
通常魔法
(1):相手フィールドにモンスターが存在する場合、
1000LPを払い、自分フィールドのレベル7以上の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスター以外のモンスターは攻撃できず、
対象のモンスターは可能な限り相手モンスター全てに1回ずつ攻撃しなければならない。
その攻撃で破壊されたモンスターの効果は発動できず、無効化される。
黒魔導の覇者で登場した通常魔法。
レベル7以上の魔法使い族を対象に全体攻撃と戦闘破壊したモンスター効果の発動を封じ無効にする能力を与える効果を持つ。
発動条件として魔法使い族の最上級モンスターを要求する上に、効果的に運用するならば複数の相手モンスターも用意してやる必要がある。
また、戦闘ダメージを通すために表示形式変更や貫通付与といった補助も必要になってくるため、とにかく下準備には多くの手間がかかる。
対象の候補としては、以下のようなものが挙げられる。
- 下級モンスターだがレベルを自在に操作できる《ガガガマジシャン》
- 豊富なサポートカードを持つ《ブラック・マジシャン》
- リリース軽減と伏せカードの封殺が可能な《ブリザード・プリンセス》
- 魔導書と強いシナジーを持つ《魔導法士 ジュノン》
- シンクロ素材に制限がないシンクロモンスターな上に戦闘破壊した際にバーンが発生する《覚醒の魔導剣士》
魔導書では、単体強化とサーチ効果の相互シナジーが見込める《ヒュグロの魔導書》やレベル上昇で対象を作れる《ネクロの魔導書》と相性が良い。
《ギブ&テイク》・《おジャマトリオ》・《リバイバル・ギフト》等で相手モンスターを水増ししておくのも良い。
変わった所では、《究極封印神エクゾディオス》で連続攻撃して特殊勝利条件を満たすという手もある。
全体として安定性に欠ける面があり、ライフコストや味方の攻撃を封じるデメリットも痛いため、可能な限り1ターンキルクラスの大ダメージを狙いたい。
高レベルの魔法使い族を採用するデッキであっても多用は禁物であり、手札コスト等として活用する手段も考えておきたい。
- アニメGXの179話で遊戯のデッキ(レプリカ)の一部が確認できるのだが、その中にこのカードがある。
- アニメSEVENSにおいて、このカードを意識したと思われる通常魔法《拡散する孤高》が登場している。
使用状況も「『魔導騎士』の名を冠するモンスターに全体攻撃を付与し、相手のドラゴンを一掃して逆転勝利を得る」という、上述の使用シーンと同じ流れであった。
関連カード †
※レベル8以上は《滅びの呪文−デス・アルテマ》を参照。
ただし《超魔導竜騎士−ドラグーン・オブ・レッドアイズ》は対象にできない。
また《召喚神エクゾディア》は対象にできるが効果を受けられない。
―通常モンスター
―効果モンスター
―ペンデュラムモンスター
―儀式モンスター
―融合モンスター
―シンクロモンスター
―公式大会では使用できないカード
―自身の効果でレベル7以上になれるモンスター
収録パック等 †
FAQ †
Q:相手フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(10/06/23)
Q:このカードの効果を受けたモンスターが存在する場合、必ずバトルフェイズを行わなければいけませんか?
(バトルフェイズを行わずにターンを終了できますか?)
A:必ずバトルフェイズを行いそのモンスターで全てのモンスターに攻撃しなければいけません。(10/06/23)
Q:このカードの効果を受けたモンスターが攻撃する前に、相手モンスターが存在しなくなった場合、そのモンスターは直接攻撃できますか?
それとも、モンスターに攻撃しなければならないため直接攻撃できませんか?
A:その場合でも直接攻撃を行うことができます。(10/06/23)
Q:上記の状況で直接攻撃を行った後、そのバトルフェイズ中に相手フィールドにモンスターが特殊召喚された場合、そのモンスターに攻撃をしなければいけませんか?
A:はい、そのモンスターを攻撃しなければなりません。(10/08/29)
Q:このカードの効果を受けたモンスターがその後レベル6以下となったり種族が変わったりした場合、1回ずつ攻撃する効果は適用されたままになりますか?
A:種族が変わった場合、レベル6以下となった場合のどちらでもこのカードの効果は適用されたままになります。(14/07/10)
Q:このカードの効果を受けたモンスターが《禁じられた聖槍》の効果を受けた場合でも、1回ずつ攻撃する効果は適用されたままになりますか?
A:はい、適用されたままで1回ずつ攻撃を行ないます。(14/02/03)
Q:モンスターへの攻撃を《魔法の筒》で無効化されました。
そのモンスターに対し、同一バトルフェイズで再度攻撃できますか?
A:いいえ、できません。
ただし、他の相手モンスターには攻撃しなければなりません。(09/07/02)
Q:ターン内に守備表示に変更したモンスターを選択することはできますか?
また、その場合、表示形式はどうなるのですか?
A:選べますが、守備表示のままなので、攻撃できません。
Q:発動ターンに《ホルスの黒炎竜 LV6》は攻撃できますか?
A:魔法カードの効果を受けないので攻撃できます。(07/05/25)
Q:《絶対魔法禁止区域》がある場合、発動ターンに選択されていない通常モンスターは攻撃できますか?
A:攻撃できます。(10/08/29)
Q:《不運なリポート》等によりバトルフェイズが2回になっていた場合、どう処理しますか?
A:2回目のバトルフェイズも、《拡散する波動》の効果を受けたモンスターが全体攻撃を行います。(07/10/29)
Q:レベルを7に上げ、《DNA改造手術》で魔法使い族にした《ハイパーハンマーヘッド》(or《霞の谷の戦士》)に効果を適用しました。
この《ハイパーハンマーヘッド》が《霞の谷の雷鳥》に攻撃したところ、相手の《和睦の使者》が適用されました。
この場合、以下の無限ループになりますがこの場合の処理はどうなりますか?
(《拡散する波動》の全体攻撃が強制であるため、停止できないループとなってしまう。)
- 《ハイパーハンマーヘッド》が《霞の谷の雷鳥》に攻撃するが戦闘ダメージは通らず戦闘破壊もされない。
- 《ハイパーハンマーヘッド》の効果発動、《霞の谷の雷鳥》を相手の手札に戻す。
- 手札に戻った《霞の谷の雷鳥》が強制効果により特殊召喚される。
- 《ハイパーハンマーヘッド》は、再びその《霞の谷の雷鳥》に攻撃しなければならない。
- 1に戻る。
A:その場合、バトルフェイズに移行・攻撃宣言をしなくても、エンドフェイズに移行できます。
無限ループを阻止するための特殊な措置となります。(11/07/16)
Q:効果処理時に対象とした魔法使い族が相手フィールドにコントロール移動していた場合、他のモンスターは攻撃できますか?
A:その場合、効果が適用されず他のモンスターは攻撃可能です。(13/12/18)
Tag: 《拡散する波動》 魔法 通常魔法