《進化の繭/Cocoon of Evolution》 †
効果モンスター
星3/地属性/昆虫族/攻 0/守2000
このカードは手札から装備カード扱いとしてフィールド上に表側表示で存在する「プチモス」に装備する事ができる。
この効果によってこのカードを装備した「プチモス」の攻撃力・守備力は「進化の繭」の数値を適用する。
Vol.4で登場した地属性・昆虫族の下級モンスター。
《プチモス》専用の装備カードとなる起動効果、装備モンスターの攻守に《進化の繭》の数値を適用する効果を持つ。
《プチモス》の装備カードとなり、装備後に経過したターン数が増えるごとにより攻守の高いモンスターに進化できる。
(お互いのターンで数えて)4ターン経過で《ラーバモス》、8ターン経過で《グレート・モス》、12ターン経過で《究極完全態・グレート・モス》の特殊召喚が可能となる。
しかし、長いターンを維持する必要がある割に、それら進化形態はモンスター効果を持っていない。
単純に長時間維持して攻撃力を上げるだけなら《レジェンド・デビル》の様なモンスターを使う方がまだ楽である。
加えて進化形態は手札からしか特殊召喚できないため、最上級モンスターをアドバンス召喚するのと変わらないディスアドバンテージを負う。
実用性を考えるなら単体で壁とする、装備直後に《超進化の繭》を使い《究極完全態・グレート・モス》を特殊召喚する、《完全態・グレート・インセクト》を特殊召喚するといったことが考えられる。
進化態の正規召喚を行いたいのであれば、それのみを目的としたファンデッキと割りきって専用デッキを組む必要がある。
《アルカナフォースXXI−THE WORLD》を使う事で、効率の悪さこそ補えないが比較的安全に進化できる。
《安全地帯》・《明鏡止水の心》・《スターダスト・ドラゴン》・《異次元の境界線》や【コスモロック】・【トランス】・【パーミッション】のギミックを併用しても良い。
このカードと《プチモス》は《応戦するG》でのサーチ・《共鳴虫》でのリクルート等に対応しており、パーツを揃える事自体は難しくない。
《グレート・モス》と《究極完全態・グレート・モス》をサーチしたい場合は《共振虫》や《封印の黄金櫃》を使いたい。
なお《プチモス》召喚後に装備すると攻撃力0が晒されてしまうが、表示形式がどちらにしろ単体でフィールドに留まるのは困難であり、逆に前述のギミックで相手を拘束した後であればあまり気に留める必要はない。
守備表示にしたいのであれば、《プチモス》を《予想GUY》によって守備表示でリクルートするのがよいだろう。
- 米国で制作された『遊戯王カプセルモンスターズ』(Yu-Gi-Oh! Capsule Monsters)にも登場。
頭部がメロンの形をしたイモムシが金のリンゴを食べたことで進化した。
その後、《グレート・モス》を経て《究極完全態・グレート・モス》に進化した。
- DM1で通信融合によって作ることのできるカードの一つで、《ラーバモス》と《チェンジ・スライム》、任意の植物系モンスターカード1枚が素材となる。
一見緩い条件に見えるが、《ラーバモス》の入手にも通信融合が必要になるうえ、その素材となる《プチモス》もCPUの羽蛾に100回勝利しないと手に入らないため作り出すのにはかなりの労力が必要。
さらに《究極完全態・グレート・モス》の入手を目指す場合、このカードを計3枚も用意しなければならず、その大元の素材となる《プチモス》は1ロムにつき1枚しか入手不可能で、さらにDM1は後年に発見された隠しコマンドを入力しなければセーブデータの消去ができない仕様であるため、ロムそのものを最低3つ要求されることになる。
- DM4に限り上級モンスター扱いとなっているが、同作において攻守2000という値は生け贄1体で召喚可能となる最大のラインであるため、一定の有用性はある。
- DM7,8では高ステータスの下級モンスターのコストが極端に高く設定される中、《究極完全態・グレート・モス》関連カードは《プチモス》を除き一律でコスト255に設定されているため、このカードは他の守備力2000の下級モンスターよりも相対的に低コストになっている。
ただしDM7では非常にデッキキャパシティが上がりやすかったために序盤以外はコストがあまり用をなしておらず、DM8では逆にデッキキャパシティが極端に上がりにくい関係上コスト255のカードですらストーリーの攻略時点ではデッキに投入するのが厳しいため、ここはあまり大きな利点にはなっていない。
- デュエルリンクスでは羽蛾が「モス進化促進」というスキルを装備することができ、これを使用すると《進化の繭》のターンカウントが2倍で進む。
関連カード †
―カード名関連
―手札から装備カード扱いとする効果
―《進化の繭》の姿が見られるカード
収録パック等 †
FAQ †
Q:このカードの効果分類はなんですか?
A:手札で発動する起動効果です。
《プチモス》を対象として発動し、装備魔法カード扱いとして装備します。(14/03/21)
Q:相手フィールドの《プチモス》に装備できますか?
A:いいえ、装備できるのは自分フィールドに表側表示で存在する《プチモス》のみになります。(11/05/14)
Q:このカードで変化した攻撃力・守備力は、元々の攻撃力(守備力)として扱いますか?
A:元々の攻撃力(守備力)として扱います。(16/08/13)
Q:《デーモンの斧》で攻撃力が1000アップしている《プチモス》にこのカードを装備した場合、攻撃力はいくつになりますか?
A:1000です。(15/10/12)
Q:《破天荒な風》で攻撃力が1000アップしている《プチモス》にこのカードを装備した場合、攻撃力はいくつになりますか?
A:1000です。(15/10/12)
Q:《進化する人類》で攻撃力が2400になっている《プチモス》にこのカードを装備した場合、攻撃力はいくつになりますか?
A:0です。(16/08/13)
Q:このカードを装備して攻撃力が0になっている《プチモス》に《進化する人類》を装備した場合、攻撃力はいくつになりますか?
A:2400です。(15/10/12)
Q:カード名が《プチモス》になっている《N・ブラック・パンサー》にこのカードを装備した場合、攻撃力・守備力はいくつになりますか?
A:攻撃力0・守備力2000になります。(15/10/26)
Q:《魔力の枷》が存在している場合、このカードを《プチモス》に装備させる行為にライフコストは必要ですか?
A:その場合でもライフポイントを払う必要はあります。(15/10/26)
Q:《進化の繭》を装備した状態のカウントの進行は、自分のターンのどのフェイズにて行われますか?
A:ターンが終了した時点で、1ターン経過したことになります。(22/10/27)
Q:《進化の繭》を装備した状態のカウントを進める際、チェーンブロックは作られますか?
A:いいえ、チェーンブロックは作られません。(22/10/27)
Q:《進化の繭》を装備した自分の《プチモス》のコントロールが相手に移った場合、経過ターンのカウントはどのような扱いを受けますか?
A:一例として、1ターン経過した状態で相手が《大捕り物》を発動した場合、1ターン経過した扱いのままとなります。
また、《進化の繭》のコントローラーのターンが終了した時に、2ターン目が経過した扱いになります。(22/10/27)
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