《地球巨人 ガイア・プレート/Gaia Plate the Earth Giant》 †
効果モンスター
星8/地属性/岩石族/攻2800/守1000
このカードのコントローラーは、自分のスタンバイフェイズ毎に自分の墓地から岩石族モンスター1体を除外する。
または除外せずにこのカードを墓地へ送る。
(1):このカードは自分の墓地の岩石族モンスター2体を除外し、手札から特殊召喚できる。
(2):このカードと戦闘を行う相手モンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ半分になる。
LIMITED EDITION 11で登場した地属性・岩石族の最上級モンスター。
維持コストとして墓地コストを要求する効果外テキスト、墓地の岩石族2体を除外して自身を手札から特殊召喚する分類されない効果、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力・守備力をダメージ計算時のみ半分にする永続効果を持つ。
最上級モンスターであるが、墓地コストのみで特殊召喚可能。
特殊召喚モンスターでもないため、《トレード・イン》などで捨ててから蘇生する動きも可能である。
(2)の戦闘するモンスターのステータスを半分にする効果により戦闘に関しては滅法強く、攻撃力でこのカードを突破するのは困難を極める。
また、効果を含めた高い攻撃力を持ち、かつ自身の効果がチェーンブロックを作らないため、見た目以上に幅広いモンスターを処理できる。
対象をとる効果に耐性があるモンスターはもちろん、《スターダスト・ドラゴン/バスター》・《神光の宣告者》・《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》などの「モンスター効果の発動を無効化する効果」をかい潜って特殊召喚・戦闘破壊できる。
さらに、相手モンスターがステータスを変化させる効果を受けた場合、その効果処理後にこのカードの永続効果が再び適用される。
したがって、《プライドの咆哮》の効果を受けたモンスターや《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》も問題なく戦闘破壊できる。
比較的軽い召喚条件による奇襲性の高さもあり、劣勢時の切り返しに役立つ。
耐性を持たず、スタンバイフェイズにはさらなる墓地コストを払わなければ自壊デメリットが生じてしまうので、長期間フィールドに維持することは難しい。
メインフェイズ2でエクシーズ素材やリンク素材にする方法も考えられるが、使い捨ての火力もしくは単体除去、壁と割り切ってしまうのもいい。
また、維持コストの支払いは任意なので、自壊を利用して《デーモンとの駆け引き》等を使う手もある。
岩石族を複数除外していくので、《ロストガーディアン》や《化石岩の解放》といったカードとは相性がいい。
《ネメシス・キーストーン》は除外されても手札に戻り、《リンクリボー》のリンク素材にすることでまた墓地に置けるので、併用すれば維持コストを払い続けることも狙える。
《星邪の神喰》なら維持コストの継続的な確保も可能なほか、任意のモンスターを墓地へ送ることも狙える。
【ゴルゴニック】なら《終焉の精霊》でコストとなるモンスターを墓地に戻せる。
同じく岩石族の大型モンスターである《メガロック・ドラゴン》とは、コストを食い合うので併用は難しい。
《メガロック・ドラゴン》は、コスト1体でも特殊召喚可能でエクシーズ素材等になることができ、コストさえ潤沢にあればこのカードより高いステータスと大きい戦闘ダメージを見込めるが、それほどまでの墓地コストを悠長に貯めこむことは難しい。
こちらは少ないコストでも高い打点でビートダウンが行えるため安定性があり、元々の攻撃力の高さから《E−HERO ダーク・ガイア》の融合素材としても有用である。
特殊召喚するには墓地肥やしを行う必要があるが、2体以上墓地に落ちていれば出せるので、《メガロック・ドラゴン》ほど積極的に墓地を肥やさずとも活躍は見込める。
《手札断殺》・《手札抹殺》・《おろかな埋葬》等の汎用カードの他、種族サポートの《岩投げアタック》・《岩投げエリア》、同じく岩石族の《メタモルポット》、リクルーターの《ナチュル・クリフ》、《怒気土器》によるリンク召喚・融合モンスターの特殊召喚等が役に立つ。
いずれも単体では手札が減ってしまったり発動が遅れたりで一長一短なので、自分のデッキに合ったものを投入するといいだろう。
- 「プレート(Plate)」とは地球の表層を覆っている岩盤のこと。
「ガイア」については《ガイアパワー》を参照。
- 特殊召喚時の口上は「灼熱の地中より現れよ!《地球巨人 ガイア・プレート》」。
- 攻撃名にある「テンペスト(Tempest)」とは《E・HERO テンペスター》のページにあるように大嵐や暴風雨を意味する。
一見すると岩石族のこのカードのイメージにそぐわないが、効果名の「スーパープリューム(Superplume)」を考慮すると恐らくは気候変動をモチーフにしているのだろう。
「スーパープリューム」とは、マントルの動きによって発生したマグマが長い年月をかけてマントルの底に溜まったものである。
これが地表近くまで上昇すると極めて大規模な火山活動を引き起こして甚大な被害をもたらし、規模によっては地殻変動まで発生させる。
かつての超巨大大陸パンゲアが分離した原因とされており、恐竜の絶滅の理由はこれによる火山活動説がある。(ただし異説も存在する)
そうして地中から大量の温室効果ガス(二酸化炭素)を排出し、気候変動をも引き起こしたとされている。
- 上述の通りアニメでの半減効果は起動効果であり、つまりは効果⇒攻撃の順番で行われている。
「スーパープリューム」による変動が相手の弱体化を引き起こし、そのまま「テンペスト(気候変動)」に繋がったということを表していたのだろう。
また、このカードをドローした際には地面が割れ、その地面の裂け目からソリッドビジョンが出現するという演出があった。
関連カード †
―《地球巨人 ガイア・プレート》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:通常召喚は可能ですか?
A:可能です。
Q:攻撃力・守備力を半分にする効果の分類は何ですか?
A:永続効果です。(08/01/12)
Q:自壊効果の除外は維持コストですか、効果ですか?
A:維持コストです。(08/01/14)
《スキルドレイン》で無効にはなりません。
Q:自壊効果はチェーンブロックを作りますか?
A:モンスター効果ではなく維持コストですのでチェーンブロックは作られません。(08/01/14)
Q:《次元の裂け目》が存在する時にスタンバイフェイズに墓地の岩石族を除外しなかった場合はどうなりますか?
A:このカードが除外されます。(08/05/23)
Q:自分フィールドにモンスターが2体います。
《サイバー・ブレイダー》を攻撃した場合、《サイバー・ブレイダー》の攻撃力はいくつになりますか?
A:2100になります。(10/07/16)
Q:《デーモンの斧》を装備したモンスターに攻撃した場合、攻撃力半減は1000アップした数値を半分とする事になりますか?
A:はい、そうなります。(10/06/11)
Q:《お注射天使リリー》との戦闘時、《お注射天使リリー》の効果が発動されました。
この時、《お注射天使リリー》の効果が適用された後では攻撃力がいくつになりますか?
A:《お注射天使リリー》の効果の後に再計算が行われ、《お注射天使リリー》の攻撃力は1700となります。(16/10/29)
Q:光属性モンスターとの戦闘時、《オネスト》の効果が発動された場合どうなりますか?
A:《オネスト》の効果の後に再計算が行われ、光属性モンスターの攻撃力は半分になります。(13/11/18)
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