《分裂するプラナリア/Splitting Planarian》 †
効果モンスター
星4/闇属性/昆虫族/攻1000/守 800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。
デッキから同名の昆虫族・レベル3モンスター2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに除外される。
Vジャンプ(2024年5月号開始) 一年間定期購読特典で登場した闇属性・昆虫族の下級モンスター。
コストとして自身を除外する事で、デッキからレベル3の同名の昆虫族モンスター2体を効果を無効にして特殊召喚する起動効果を持つ。
昆虫族専用のリクルーターであり、《レスキューキャット》と《レスキューラビット》を足したような効果を持つ。
縛りもその2体と似た様な制約があり、効果が無効にされるだけでなく、特殊召喚できるモンスターはレベル3の同名の昆虫族に限定されているなど、デッキ構築にもやや制限が掛かる。
このカード1枚から手軽にモンスターを並べてエクシーズ召喚・リンク召喚に繋げる事が可能。
リクルートするモンスターの効果を抜きにすれば、《ギャラクシー・ワーム》や展開制限がかかるものの《騎甲虫スカウト・バギー》とは相互互換の関係にあたる。
この2種と比較すると、こちらは任意のレベル3昆虫族をリクルートできる点で優り、このカードの他にリクルート先のモンスターをデッキに入れる必要がある点で劣っている。
この欠点は上記2種と併用することで解消でき、どのカードを引いても2体展開に繋がる。
《ゴキポール》は非常に相性のよい1枚で、このカード自身がレベル4のため《ゴキポール》からサーチが可能であり、またこのカードから《ゴキポール》をリクルートできる。
リクルートした《ゴキポール》2体で《騎甲虫アームド・ホーン》をリンク召喚すれば、《ゴキポール》からサーチしたレベル4モンスターを《騎甲虫アームド・ホーン》の効果で召喚できるため、さらなる展開が可能となる。
また、同名カードの効果は1ターンに1度しか発動できないが、エクシーズ素材にしておけば次のターン以降に墓地へ送る事でそれぞれの効果を別々に発動できるため、これを目的にエクシーズ召喚を狙ってもよい。
その他、《メリアスの木霊》をエクシーズ召喚すれば植物族1体を墓地へ送りつつレベル4昆虫族をサーチできる。
《蕾禍ノ矢筈天牛》との相性もよく、リクルートできるだけなく、このカードが除外して発動する効果なので、あちらの(1)の特殊召喚条件も満たせる。
墓地に他の下級昆虫族が存在する状態で2体リクルートして《蕾禍ノ武者髑髏》をリンク召喚すれば、自身の効果で下級昆虫族を、《蕾禍ノ武者髑髏》で自身を蘇生できる。
そこからリンク4や《蕾禍ノ武者髑髏》の自己再生を活かしてリンク5の《蕾禍ノ大王鬼牙》までこのカード1枚から展開できる。
加えて蘇生先の昆虫族が《トランシケーダ》や《騎甲虫スカウト・バギー》であれば、制約こそ付くが更ににもう1体昆虫族を並べられる。
デッキ単位でレベル3の昆虫族を軸とする【電子光虫】でも活躍が期待でき、ランク3のエクシーズ召喚をサポートできる。
電子光虫はどうしても展開に2枚以上のカードを消費しがちであり、《ギャラクシー・ワーム》共々1枚からの展開を可能とするこのカードの意義は非常に大きい。
また、電子光虫のエクシーズ素材となった際に適用する効果は無効化されず、効果も重複するため同名カード限定のリクルート効果も無駄にならない。
主に《電子光虫−LEDバグ》のドロー効果と《電子光虫−レジストライダー》の強化効果、それぞれの特性を活かすことができる。
上述の《蕾禍ノ矢筈天牛》も光属性なので電子光虫エクシーズモンスターのエクシーズ素材にでき、除外ギミックのない【電子光虫】でも自己特殊召喚が容易となる。
- 「プラナリア」とは、ウズムシ類に属する水棲生物の総称のこと。
細胞の再生能力が凄まじく、たとえ胴体を横にいくつも切り分けたとしても、それぞれから無くなった頭や身体が生えてきて複数体に増えるほどである。
頭部に切れ込みを入れてフォークのように割ってもそれぞれが正常な頭として再生して複数頭の生物になる、みじん切りのように細かく割ってもそれぞれ再生するなど、他の生物では見られない事象が起きる。
- このように極めて高い再生能力で知られる生物だが、外から傷つけられた場合以外にも、自身の生殖の際は「自切」といって自分の身体を切断し再生することで無性生殖する。
カード名の「分裂する」はプラナリアのこの生態を意識したものだと思われる。
関連カード †
収録パック等 †
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