【デモンスミス】 †
光属性・悪魔族のデモンスミスを使用したリンク召喚・融合召喚デッキ。
カテゴリとしてはリンクモンスターと融合モンスターを擁するが、その過程でレベル6が2体並ぶためランク6のエクシーズ召喚も得意とする。
非常に高い出張性能が特長であり、様々なデッキと混成して環境で活躍している。
かつては任意の効果モンスター2体から《閉ザサレシ天ノ月》→《刻まれし魔の鎮魂棺》と繋ぐことでギミックを始動できるという非常に高い出張性(混合デッキの構築しやすさ)を誇った。
しかし、26/01/01で《閉ザサレシ天ノ月》が禁止カードとなったため、その出張性は衰えることとなった。
《魔を刻むデモンスミス/Fiendsmith Engraver》
効果モンスター(制限カード)
星6/光属性/悪魔族/攻1800/守2400
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「デモンスミス」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドの「デモンスミス」装備カード1枚とフィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ送る。
(3):このカードが墓地に存在する場合、
自分の墓地から他の悪魔族・光属性モンスター1体をデッキ・EXデッキに戻して発動できる。
このカードを特殊召喚する。
《刻まれし魔の鎮魂棺/Fiendsmith's Requiem》
リンク・効果モンスター
リンク1/光属性/悪魔族/攻 600
【リンクマーカー:下】
悪魔族・光属性モンスター1体
自分は「刻まれし魔の鎮魂棺」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、
その(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから「デモンスミス」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):Lモンスター以外の自分フィールドの悪魔族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。
自分のフィールド・墓地からこのカードを攻撃力600アップの装備魔法カード扱いで自分のモンスターに装備する。
《刻まれし魔の詠聖/Fiendsmith's Tract》
通常魔法(制限カード)
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから悪魔族・光属性モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、「デモンスミス」融合モンスター1体を融合召喚する。
デモンスミスはメインデッキのモンスターが2枚しかないため、基本的に他カテゴリとの混成デッキとなる。
ただし、その出張性能は非常に高く、《魔を刻むデモンスミス》1枚から召喚権すら使わずに展開が可能。
詳しくは後述するが、《魔を刻むデモンスミス》1枚から始動し、《刻まれし魔の大聖棺》、《刻まれし魔ラクリモーサ》、《魔を刻むデモンスミス》の3体を並べるのが基本展開ルート。
《刻まれし魔ラクリモーサ》と《魔を刻むデモンスミス》がレベル6なのでランク6のエクシーズ召喚、《刻まれし魔の大聖棺》がリンク2なのでリンク4のリンク召喚が可能となる。
この動きに必要となる、《魔を刻むデモンスミス》、《紅涙の魔ラクリモーサ》、《刻まれし魔の詠聖》、《魔轟神ルリー》、《刻まれし魔の鎮魂棺》、《刻まれし魔の大聖棺》、《刻まれし魔ラクリモーサ》がデモンスミスギミックの必須カードである。
これ以外のカードはデッキをどこまでデモンスミスに寄せるかで採用を判断する。
メインデッキのデモンスミスはごく少数しか存在しない。
相性の非常に良い《魔轟神ルリー》はカテゴリ外ではあるがほぼ併用されている。
―その他の光属性・悪魔族
《刻まれし魔の詠聖》でサーチでき、デモンスミスの墓地コストやリンク素材・融合素材となるため、光属性・悪魔族の汎用カードを採用することもできる。
相手のデッキタイプを見てサイドデッキから投入されることが多い。
―リンクモンスター
―融合モンスター
―ランク6エクシーズモンスター
基本の動きにより並んだ《刻まれし魔ラクリモーサ》と《魔を刻むデモンスミス》を素材にエクシーズ召喚する。
この時隣には《刻まれし魔の大聖棺》も残っているので、これを利用したリンク召喚との併用も可能。
―その他
戦術 †
基本展開 †
基本の動きは以下の通り。
- 《魔を刻むデモンスミス》の(1)の効果で《刻まれし魔の詠聖》をサーチ
- 《刻まれし魔の詠聖》で《魔轟神ルリー》をサーチして即座に捨てることで、《魔轟神ルリー》を自己再生
- 《魔轟神ルリー》を素材に《刻まれし魔の鎮魂棺》をリンク召喚
- 《刻まれし魔の鎮魂棺》の効果で自身をリリースし《紅涙の魔ラクリモーサ》をリクルート、デモンスミスを墓地へ送る
- 光属性・悪魔族1体をデッキに戻し、《魔を刻むデモンスミス》が(3)の効果で自己再生
- 《紅涙の魔ラクリモーサ》と《魔を刻むデモンスミス》で《刻まれし魔の大聖棺》をリンク召喚
- 《刻まれし魔の大聖棺》の効果で光属性・悪魔族2体をデッキに戻し《刻まれし魔ラクリモーサ》を融合召喚
- 《刻まれし魔ラクリモーサ》の効果で《魔を刻むデモンスミス》を蘇生
この時点でフィールドに《魔を刻むデモンスミス》(レベル6)、《刻まれし魔ラクリモーサ》(レベル6)、《刻まれし魔の大聖棺》(リンク2)が並ぶ。
ここからの主な展開例として
の3つの選択肢がある。
1枚初動であり、召喚権を消費せず、特定の属性・種族・カテゴリしか特殊召喚できなくなる等の縛りが一切つかないと、非常にメリットが多い。
初手に《魔を刻むデモンスミス》がない場合も《刻まれし魔の鎮魂棺》さえ出せればほぼ同様の動きができる。
初動によって「召喚権を使う」「手札を消費する」「ランク6のエクシーズ召喚ができない」といったデメリットは生じるが、ほぼ基本展開と遜色ない結果が得られる。
エクストラデッキに魔法使い族リンクモンスター(《照耀の光霊使いライナ》や《アカシック・マジシャン》)と《精霊コロゾ》を加えることで使用可能。
最終的にデモンスミスいずれか1体(《刻まれし魔ラクリモーサ》・《魔を刻むデモンスミス》・《紅涙の魔ラクリモーサ》)と《精霊コロゾ》となり、そこからレベル8か10のシンクロ召喚、またはランク4エクシーズ召喚に繋ぐのが主な流れとなる。
展開方法は以下の通り。
- 基本展開により《刻まれし魔の大聖棺》・《刻まれし魔ラクリモーサ》・《魔を刻むデモンスミス》or《紅涙の魔ラクリモーサ》の3体を並べる。
(※レベル8シンクロ召喚かランク4エクシーズ召喚に行く場合は、《刻まれし魔ラクリモーサ》で《紅涙の魔ラクリモーサ》を蘇生しておく)
- 《刻まれし魔の大聖棺》+《刻まれし魔ラクリモーサ》or《魔を刻むデモンスミス》で魔法使い族リンクモンスターをリンク召喚。
- 残ったデモンスミスに墓地の《刻まれし魔の大聖棺》を装備。
- 魔法使い族リンクモンスターと、装備カード状態の《刻まれし魔の大聖棺》を墓地へ送り《精霊コロゾ》を特殊召喚。
環境でこのギミックを採用するケースは、ランク4が初動となるデッキという場合が多い。
代表的なものだと《キングレムリン》が初動となる【巳剣】、《ライゼオル・デュオドライブ》・《ヘルフレイムバンシー》が初動となる【ライゼオル】などが挙げられるだろう。
メインデッキ・エクストラデッキに割く枚数を極少量に抑えてランク6を立てられる出張ギミック。
採用カードはメインデッキに《魔を刻むデモンスミス》1枚、エクストラデッキに《刻まれし魔の鎮魂棺》(・《刻まれし魔の鎮魂棺》の素材用光属性・悪魔族)・《優麗なる霊鏡姫》・ランク6エクシーズモンスターの3〜4枚となる。
《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》を先攻制圧及び《原始生命態ニビル》対策目的で立てるために使われることが多い。
展開方法は《優麗なる霊鏡姫》を参照。
枚数を大幅に圧縮できる反面、初動は出張先に依存することとなる。
その上、基本展開と比べてリンク値を稼げず、展開途中に《魔を刻むデモンスミス》の除去効果の使用もできなくなる点に注意。
デモンスミスは元々枚数が少なく、「純構築」は考慮されていないカテゴリである。
そして非常に拡張性の高いカテゴリであり、大体のデッキに投入することができるため、投入しうるデッキを全て列記すると膨大な量となってしまう。
ここでは環境レベルでの活躍を見せた、特に相性の良いデッキタイプに絞って紹介する。
【スネークアイデモンスミス】 †
【スネークアイ】との混成。
基本ギミックで《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をエクシーズ召喚後《スネークアイ・エクセル》を落とし、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》+《刻まれし魔の大聖棺》で《賜炎の咎姫》をリンク召喚、その(2)の効果で《スネークアイ・エクセル》を蘇生して【スネークアイ】側の展開を起動する。
同じ炎属性の【R−ACE】や【炎王】との混成を組むことも多い。
現在は《永遠の淑女 ベアトリーチェ》が禁止カードとなっているため、【スネークアイ】と組むメリットはかなり薄くなってしまっている。
【破械デモンスミス】 †
同じ悪魔族の【破械】との混成デッキ。
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》で悪魔族を落として《魔界特派員デスキャスター》で釣り上げる運用の他、悪魔族縛りのある《破械神王ヤマ》のリンク素材としてもデモンスミスを活用できる。
破械の持つ「効果発動後、そのターン終了時まで悪魔族しか特殊召喚できない」縛りにも引っかからない。
【デモンスミスユベル】 †
同じ悪魔族の【ユベル】との混成。
墓地発動効果が多く、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》で任意のカードを落として墓地効果に繋げる運用ができる。
自分フィールドのユベルを破壊する事で展開するデッキなので、《破械神王ヤマ》と《破械神シャバラ》を投入する事で、デモンスミスからの展開パターン・ユベルの破壊手段を増やす構築が多い。
完成度の高いギミックだが、デモンスミス自体には一般的な妨害が通用する。
《灰流うらら》や《無限泡影》で止まるほか、特殊召喚封じと墓地封じは特に有効。
《増殖するG》は勿論のこと、エクストラデッキからの特殊召喚を多用するため《マルチャミー・フワロス》も厳しい。
《ディメンション・アトラクター》のような強烈なメタカードには他の多くのデッキ同様機能停止する。
出張ギミックとしてはエクストラデッキを圧迫するのがやや難点か。
最小限でも4枚、展開を伸ばすにはそれ以上のスロットを要求する。
《超融合》や《月女神の鏃》といった除去札とは露骨に競合する。
様々なデッキへと出張したのもあってか、登場から半年未満の24/10/01で《魔を刻むデモンスミス》と《刻まれし魔の詠聖》が早々に制限カードに指定された。
また、同時に併用されていた《永遠の淑女 ベアトリーチェ》も禁止カードに指定されている。
さらに26/01/01には展開の始点として使われた《閉ザサレシ天ノ月》が禁止カードとなった。
関連リンク †