カウンター †
遊戯王OCGには公式用語としての「カウンター」とプレイヤーが用いる通称(デュエル用語)としての「カウンター」が存在する。
更に、それらの中でも複数の意味が混在するため少々ややこしく、どれを意味するのかは当wikiでは時に文脈で判断することが求められる。
因みに、単語としての「カウンター」には、「数えるための物や人」や「反対・反撃する」などの意味がある。
どちらもアルファベットで「Counter」と表記するが、この二つは全く違う意味で使われる。
後述の通り遊戯王OCGでは両方の意味で用いられるため、混同しないよう注意したい。
○○カウンター(公式用語)/Counter †
特定のカードの効果などによって指定されるカードに置く目印になります。
カウンターには様々な種類があり、それぞれのカウンターを必要とするカードの効果によって様々な効果が適用されます。
なお、基本的にそれぞれのカウンター自体に効果はありません。
(公式ルールブック マスタールール2対応 バージョン 1.0 より引用)
カードの効果によって目印としてカードの上に置かれるもの。
カウンター自体は効果を持たないが、「攻撃力が置かれているカウンターの数×300アップする」「カウンターを取り除いて効果を発動する」など、様々なカードの効果に利用される。
魔力カウンターやフォッグカウンターのように複数のカードが利用するカウンターと、Emカウンターやカシコマリカウンターのように1種類のカードのみが利用するカウンターがある。
カウンターというシステムの登場当初は前者が多かったが、第6期ごろからは後者のものも多い。
なお、ワームカウンターは複数のカードが利用するが、それぞれが完全に独立した効果になっており、ゲーム上共通の名前を持つ意味がない。
- 「そのカウンターに関する効果を持たないカード」に置けるかどうかはカウンターによって異なる。
- 魔力カウンターなどの固有の名前を持たない「カウンター」は、原則として自身の効果によって置いたものしか効果処理に使用できない。
つまり、名前がないからといって汎用的に使えるわけではなく、ルール上は区別されている。
- モンスタートークンと同じく、何をカウンターとして使用するかの決まりはない。
おはじきやコインなどを載せてもいいし、スリーブの異なるカードが使われる場合もある。
カウンターとして使用するためのカウンター用カードも存在する。
使用するカウンターの数が多くなる場合、サイコロの目でカウンターの数を計算すれば、場所がかさばらず数も数えやすくなる。
- カウンターを「乗せる」という表現について。
OCGでは特に「置く」と区別されずに長い間用いられてきたが、第9期からのテキストから「置く」に表現が統一された。
ただ、アニメ等でも用いられてきたこともあって、現在も口語的には「乗せる」の表現が使われることも多い。
カウンターを上に置いたカードのことを「カウンターの乗った(乗っている)カード」と表現することについても同様で、現在は「カウンターが置かれているカード」に順次改められている。
- 原作・アニメにおいて―
各作品にて、OCG化されていないカードに専用のカウンターが存在する。
特に多用されたのは、アニメ5D'sのライディングデュエル専用の「スピードカウンター」であろう。
ライディングデュエルのルールについてはこちらを参照。
カウンターの種類 †
太字は2枚以上のカードに関連するカウンター。(同名カウンターである意味がないものは除く)
※の付いた物はカウンター用カードが存在する。
また、◯が付いた物はKONAMI公式からそのカウンターをイメージしたおはじきの様なカウンターが配布されたことがある。
関連カード †
※特定の名前のカウンターのみに関連する効果を持つカードは、上記の各カウンターのページを参照。
―種類を問わずカウンター全般に影響するカード
―特定の名前を持たない「カウンター」に関連するカード
―カウンターとして使えるカードの一覧はカウンター用カードを参照。
関連リンク †
FAQ †
Q:カウンターを使用する際、試合前にお互いに何をカウンターとして使うと事前に申告しなければ各種カウンターを使用することはできないのでしょうか。
A:カウンターは使用者が用意している物であるなら事前に確認を取る必要はありません。(09/08/31)
Q:「カウンターを置く」とテキストに記されていない効果を管理するため、カウンターを用いることはできますか?
例えば、《光の護封剣》のターン経過、1ターンに1度しか特殊召喚できない「霊獣使い」を特殊召喚したか否かなどを、カードにカウンターを置いて数えることはできますか?
A:ショップデュエルの場合、基本的には『ショップデュエル大会規定 4、禁止事項と大会中のマナー』の『17.デュエルフィールド上に、デュエルの進行に必要の無い物を置く。』にもある通り、カードの効果処理以外を理由に、カードにカウンターを置くことはできません。
何らかの理由により、やむを得ず効果処理以外の目的でカードの上にカウンターを置き使用したい場合には、まずは対戦開始前に対戦相手および審判と相談し、その判断に従ってください。(14/10/31)
カウンター(カテゴリ)/Counter †
デュエリストパック−爆炎のデュエリスト編−でカテゴリ化された「カウンター」と名のついたカウンター罠群。
- アニメZEXALIIにおいてBKの使い手であるアリトを強く意識したカテゴリであろう。
彼は作中では自らのデッキを「カウンターデッキ」と称し、複数のカウンター罠を用いる使い手であった(下記参照)。
- 原作・アニメにおいて―
未OCGカードとして、アニメGXにて《パーフェクト・カウンター・コード 123》、アニメ5D'sにて《ディスコード・カウンター》、アニメZEXALにて《カウンターズ・ハイ》が登場している。
《カウンターズ・ハイ》はアリトの使用カードでもある。
関連リンク †
―「カウンター」と名のついたカウンター罠
―「カウンター」カウンター罠に関する効果を持つカード
―その他のリンク
カウンター(デュエル用語) †
- カウンター罠の略。
転じて「魔法・罠カードの発動」や「モンスターの召喚や効果」等を無効にする行為そのものを指す。
誘発即時効果や速攻魔法など、カードの種類がカウンター罠でなくともこの様に呼ばれる。
当wikiにおいても「カウンター効果を持つモンスターに弱い」や「コストが重いのでカウンターされることは避けたい」等の使用例が散見される。
- ダメージステップ時に《突進》や《収縮》等で攻撃力を変動させ、相手の攻撃を返り討ちにすること(コンバットトリック)。
関連リンク †