スピードデュエル

 初心者向けに設定されたルール。
 ライフポイントデッキ枚数が半分であるため、カード資産が少ないプレイヤーでも手軽に楽しむことができる。

マスタールール(11期)との違い

スピードデュエルのデュエルフィールド


  • 元々は下記の通りアーケードゲーム用に作られたルールであり、OCGでの使用は想定されていなかった。
    2016年から公式サイトにOCGの遊び方の1つとして掲載され、2017年の新マスタールールより公式ルールブックに掲載されている。
    2020年のマスタールール(11期)の公式ルールブックにも引き続き掲載されている。

TCG圏におけるスピードデュエルについて

  • TCGでは、2019年からスピードデュエル用のSTARTER DECKおよびブースターパックが発売されている。
    これらの商品に収録されているカードには特別なマーカーが印刷されており、TCG圏で行われているスピードデュエルのイベントではこのマーカーが印刷されているカードしか使用できない。
    ちなみに、このマーカーが印刷されているカードを(TCGの)新マスタールールデュエルで使用することは可能。
    ただし、スキルカードはスピードデュエルのイベントでしか使用できない。
  • OCGのルールとの違い
  • カードの裏面は通常のカードと異なり、それぞれのスキルカードに対応したキャラクターのイラストが描かれている。
    また、左上にキャラクター名、左下にテキスト欄、右上に「SKILL CARD」の表示、右下に「Yu-Gi-Oh!」のロゴが配置されている。
    • カードの裏面のテキスト欄は、「スキルカード」としてのみ扱うものは「Flip this card over when you activate this Skill.(このスキルを発動する時にリバースする)」で統一されている。
      このため、魔法・罠カード扱いになるものでない限り、裏面だけではどのキャラクターかは分かってもどのスキルカードかは分からないようになっている。
  • 逆に言えば、どのスキルカードかは伏せても、どのキャラクターかは公開しなければならないということである。
    スキルカードにカードプロテクターを使用する場合、両面ともはっきり見えるものを使用しなければならない。
  • マッチ戦ではサイドデッキにスキルカードを入れることもでき、サイドチェンジによりデュエル毎にスキルカードを入れ替えてもよい。
    デュエル目は闇遊戯のスキルカードを使用し、2デュエル目は海馬のスキルカードを使用する、ということもできる。
    なお、スキルカードを使用しないという選択もでき、1デュエル目は使用せず2デュエル目から使用することも、その逆も可能。
    • スキルカードの使用・不使用によりサイドデッキの総数が1枚減る、または増えるが、この場合に限りルール違反とはならない。
  • 「スキルカード」の発動について
  • デッキの枚数やモンスターゾーンの扱いはデュエルリンクスでのルールと同じであり、スキルカードもほぼゲーム内のスキルを再現するような仕様になっている。
    デュエルリンクスからTCGを始めたプレイヤーにも分かりやすいルールといえるだろう。

  • 原作・アニメにおいて―
    アニメVRAINSではスピードデュエルが重要な要素として登場している。
    VR空間「LINK VRAINS」内を吹くデータの風「データストーム」に、サーフボードのような「Dボード」と呼ばれる板に乗ることでデュエルするのが特徴。
    デッキ枚数については特に言及されていないので不明だが、デッキ枚数を調整するシーンは現在確認できない。
    「鬼塚/Go鬼塚vs Ai」戦では、Go鬼塚がエクストラデッキから7体のリンクモンスターリンク召喚しているため少なくともエクストラデッキの枚数はマスターデュエルと同じである模様。
    OCGにおけるルールに加え、各プレイヤーデュエル中1度だけ「スキル」を使用できるという要素が取り入れられている。
    例外として、「穂村尊/Soulburner vsビットブート」戦ではビットブートが2人で1つの体を共有している為、ビットとブートがそれぞれ1回ずつスキル「マーカーズ・ポータル」を使用している。
    また、Playmakerの「Neo Storm Access」やボーマンの「Master Storm Access」のように、効果そのものに複数回使用できる能力があるスキルも存在する。
  • ウィンディやボーマンはマスターデュエルでありながらスキルを使用している。
    これはウィンディが風のイグニスであるため風を操る事に長けているからだと作中で説明されている(ボーマンとウィンディは協力関係にある)。
    また、本来ランダムリンクモンスターを入手するスキルでありながらいずれもデッキに関係のあるカテゴリリンクモンスターを入手しているが、これもデータストームをうまく操れるが故なのだろうか。
    「遊作/Playmaker vsボーマン」(3戦目)では、ボーマンが「『Storm Access』は使用時そのデュエリストにふさわしいリンクモンスター加える」と発言しているため、使用者によってある程度の法則性があるのだと思われる。
    「Ai vsクイーン」戦ではクイーンもマスターデュエルでスキルを使用しているが、「ルールを作る側の人間に不可能はないのよ!」と発言していることからウィンディやボーマンとは異なり、SOLテクノロジーの技術でスキルを使用可能にしていると思われる。
  • アニメ5D'sの「龍亞&龍可vsルチアーノ」戦では、「スケボーでライディングデュエルをする」というアニメVRAINSのこのデュエルのプロトタイプ的なデュエルを行っている。
  • 漫画ZEXALの「遊馬vsサンダー・スパーク」戦で使用されたルールも「スピード・デュエル」と呼ばれていたが、OCGのそれとは全くの別物である。
    スピード・ローダーという乗り物でレースをしながらデュエルを行い、レースで先行しているプレイヤーは1ターンに2体のモンスター通常召喚できるというものであった。
  • 最強デュエリスト遊矢!!ではミカド京士がスピードデュエルという言葉を使用していたが、これはアクションカードやエンタメを行わず最短で勝利するという意味であり、関連性はない。
  • エクストラデッキは上述の通り3枚までだが、CPUの中には4枚使用する者もいる。
    プレイヤーもディスティニースキャンシステムやNEXTの機能を使えばエクストラデッキを4枚まで使用可能である。
  • アニメVRAINSに先んじて「スキル」の要素を取り入れており、システム面で連動している。
    ただし、アニメと異なり使用制限回数はスキルによって異なっており、デュエル開始時から終了時まで常に自動で効果適用されるものもある。
  • VRAINSワールド実装直後のデュエルリンクス内のストーリーでは、「リンクヴレインズ内に突如デュエルリンクスが出現した」とも取れる発言がなされており、ルール面での基はVRAINSのものである可能性が高くなった。

関連リンク

FAQ

Q:ペンデュラムモンスター魔法カードとして発動できますか?
A:スピードデュエルではペンデュラムゾーンと併用される2箇所の魔法&罠ゾーンを使用しません。
  したがってペンデュラムモンスター魔法カード扱いでペンデュラムゾーン置くことはできません。(17/03/27)

Q:デッキ切れになった場合、勝敗はどのように決めますか?
A:通常のデュエルと同様、先にカードを引けなくなった方の負けです。(17/03/27)

Q:《端末世界》発動できますか?(元々メインフェイズ2が存在しないが、空撃ちに該当するか?)
A:はい、発動できます。(17/05/21)

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