デーモン/Archfiend

 闇魔界の脅威カテゴリ化した「デーモン」と名のついたカード群。
 属するモンスターの大半が闇属性悪魔族で構成されている。

  • 属するカードは、2023年12月時点で77枚(情報が公開されているものも含むと78枚)とOCG屈指の大規模カテゴリである。
    同じく大規模カテゴリNo.HEROEMなどはアニメ・漫画における主要カテゴリであるため、集中して登場する時期が存在した。
    それに対し、こちらはOCG発祥且つアニメ・漫画における主要テーマでもないため纏めて登場した時期は少なく、それだけ継続的に登場し続けた証左でもある。
    • なお、(カテゴリ成立は第3期だが)第1期から第12期までを通して新規カードが登場しなかった期が存在しない稀有なカテゴリでもある。
  • 「デーモン(Demon)」はキリスト教における「悪魔・魔神」の意で、同じく悪魔を意味する「デビル(Devil)」よりもさらに高位の悪魔を指す。
    「デビル」はキリスト教の神々の敵対者を指す言葉、「デーモン」はキリスト教以外の神を指す言葉であり、実は両者の違いは大きい。
    語源はギリシャ語の「ダイモン」(ラテン語で「デーモン(Daemon)」)で「神々と人間の間にいる神・精霊、下位の神、守護神」の意だったが、聖書のギリシャ語訳で上記の用途で使用されて今日に至る。
  • 「Demon」は特定の宗教と密接した言葉であるためか、英語名では「Archfiend(高位の鬼)」が用いられている。
    しかし、「デーモン」と名のついたカードであっても、英語名に「Archfiend」が含まれていないカードが非常に多く、混乱が起こったため、海外では専用の特別なリストが作られていた。
    現在は「『デーモン』と名のついたカードとして扱う」という注釈が追加されているため、見分ける事が可能となっている。
  • なお、単語に関する規制は英語以外では比較的緩く、英語版以外では「Archdemon(アークデーモン)」およびそれを各国語に訳した単語が「デーモン」の訳語として用いられている。
  • 《セブンアームズ・デーモン》は4Kidsが制作・放映した北米版アニメDMの「カプセルモンスターズ編」では冒頭から遊戯の予知夢に登場するとともに、アレキサンダーの使用するカプセルモンスターの切り札とも言えるキャラクターとなっていた。
    なお、宗教的規制によるためか攻撃力守備力1000に変更されている。
  • アニメZEXALでは徳之助に負けた少年が(所持するカードを見る限り)【デーモン】使いであったようである。
  • Dチーム・ゼアルでは、亜隈雷蔵が【デーモン】を使用している。
  • 漫画ARC-Vでは、永続罠《ドップラー・デーモン・ダウジング》が登場している。
  • 忍者などにも言えることだが、属するモンスターの種類が広いこともあってか、使用モンスターがたまたまデーモンに属するという例は多く見られる。
    アニメではDM〜VRAINSの6作品全てに登場している稀有なカテゴリとなっている。
  • コナミのゲーム作品において―
    • DM3の独自システム「コンストラクション」は上半身と下半身のパーツを組み合わせてモンスターを作れるが、No126の下半身を使うとカード名の後半が「ナイトデーモン」になる。
      No37の下半身と組み合わせられる上半身パーツは70種類あるので、70種類の未OCG化「デーモン」モンスターが存在することになる。
    • TAG FORCEシリーズでは、ゲームオリジナルカードとして儀式モンスター《デーモンズ・マタドール》が使用できる。

関連リンク

―「デーモン」と名のついたモンスター
 ※は「デーモン」に関する効果を持つモンスター

―「デーモン」と名のついた魔法・罠カード
 ※は「デーモン」に関する効果を持つ魔法・罠カード

―「デーモン」に関する効果を持つカード

―その他のリンク

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