トリックスター/Trickstar †
CODE OF THE DUELISTでカテゴリ化された「トリックスター」と名のついたカード群。
属するモンスターは全て天使族で統一されており、水属性の《トリックスター・アクアエンジェル》を除き光属性である。
その多くが何らかの変化をトリガーに相手に微弱なバーンダメージを与える効果を持つ。
- モンスターカードの背景の左上と右下に花を模したマークが描かれており、モンスター自身も同じ花を模した装飾をしていて、そのほとんどは毒性のある花が由来となっている。
作中での使用者がアイドルであること、女性の姿、ステージの存在や服装を考慮すると、加えてのモチーフはアイドルグループだろうか。
また、上記の2つのモチーフを反映しているのか属するモンスターの胸部にはハートと髑髏を合わせたような飾りが付いている。
- 「トリックスター(trickster)」とは、奇術師、詐欺師のこと。
また、神話学、物語学上の人物類型の一つで、神や自然界の秩序を破り、物語を引っかき回すいたずら好きとして描かれる者のこと。
善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、全く異なる二面性を併せ持つのが特徴とされ、立場や言動に一貫性がない者、伝承によって諸説ありすぎて全容が掴めない者も多い。
例としては北欧神話のロキやアーサー王伝説のマーリン、クトゥルフ神話のナイアルラトホテップなど。
- アニメ5D'sにおいて、上述のロキのカードを所持するブレイブが作中で「トリックスター」と称されていた。
ただ彼の場合は奇抜なプレイングから前者の意味で使われたと思われる。
- 上記の通りアイドルグループのテーマでもあるため、「花形」という意味の「スター(star)」ともかかっていると考えられる。
英語名も「Trickstar」となっている。
属する融合モンスターは「トリックスターバンド」で統一されており、「ガールズバンドのミュージシャン」もモチーフになっていると思われる。
メインデッキのトリックスターがモチーフにしていた「アイドル」とは毛色が異なっているが、これはアニメの使用者である葵の変化が影響しているのだろう。
ちなみに、バンド形式で活動する女性アイドルグループはいくつか存在しており、「バンド」と「アイドル」を掛け合わせた「バンドル」という造語もある。
- 原作・アニメにおいて―
アニメVRAINSにおいて財前 葵/ブルーエンジェル及びブルーガールが使用するカード群。
未OCGとして効果モンスター《トリックスター・バードヘルム》、通常魔法《トリックスター・ハルシネイション》、速攻魔法《トリックスター・テンプテイション》、通常罠《トリックスター・スキャッター》・《トリックスター・カスケード》・《トリックスター・カールマリー》、永続罠《トリックスター・ペレニアル》・《トリックスター・トリート》が存在する。
- 使い手のブルーエンジェルが有名人という事もあってかデッキの全貌が広く知れ渡っている事が作中で示唆されている。
『ハノイの騎士』に属するバイラはその情報を元に対処法を事前にデッキに投入していた。
スペクターに《トリックスター・ホーリーエンジェル》の効果が知られていた際には、彼女本人も「有名になりすぎるのも考えもの」とコメントしている。
- なお、葵がアクアと協力関係を築いてブルーメイデンとなってからはマリンセスを使用しており、こちらは使用していない。
関連リンク †
―「トリックスター」と名のついたモンスター
※は「トリックスター」に関する効果を持つモンスター
―「トリックスター」と名のついた魔法・罠カード
※は「トリックスター」に関する効果を持つ魔法・罠カード
―その他のリンク