ヴァイロン/Vylon †
DUEL TERMINAL −ヴァイロン降臨!!−でカテゴリ化した「ヴァイロン」と名のついたカード群。
属するモンスターは光属性で統一されており、雷族の《ヴァイロン・プリズム》以外は機械族か天使族で構成されている。
- 属するモンスターは、その多くがギリシア文字か立体に関する名前になっている。
また、そのカード名に対応した姿形をしており、それらのほぼ全てが白と金を基調としたカラーリングになっている。
- 共通点として、ヒューマノイドに近い3〜5本の指を備える両腕を持ち、脚部にあたる部分は存在せず空中に浮遊している。
また天上界からやってきたという設定のためか、モンスターの背景は全て天空の様子が描かれている。
- 第12弾から登場したヴァイロンには、黒と金を基調とした暗いカラーリング、かつ爪の伸びた腕を持つものが見られるようになった。
これはインヴェルズを撃退した後、その思念に内部侵喰されたという後述の設定によるものと思われる。
- DTマスターガイドでは、天上世界から地上世界を監視する“調停者”としての役割を持つ機械天使とされている。
その正体は、遥か太古に生じたセイクリッドとインヴェルズの戦いの中で、生者を侵食するヴェルズおよびインヴェルズに対する切り札としてセイクリッドが開発した自律型機動兵器群である。
古の戦乱では邪念の影響を受けずヴェルズに侵されない特性を遺憾なく発揮し、地上を滅亡寸前まで追い詰めたインヴェルズを地中深くに封印、その後は星の観測者として地上世界を監視していた。
DUEL TERMINAL内の設定では「伝説の神」「地上世界に於いて神にも等しき存在」と称されているが、これは古の時代にインヴェルズを封印したという伝承や、天上界より地上世界を監視するという役割に由来するものと思われる。
- 「ヴァイロン」という名称は、「神にも等しき存在」という設定から、仏教において遍照の如来を表す「ヴァイローチャナ(Vairocana)」が由来だろうか。
DUEL TERMINALにおける隠しデッキ出現条件に、名前の由来を同じくする《マハー・ヴァイロ》が含まれている点もこれを裏付けている。
その他、対ウイルス用の兵器という設定から、「ウイルス病学」という意味の「Virology」に「〜製」という言葉を作る「-n」を加えたものである可能性もある。
デュエルリンクスでの中国版では、マハー・ヴァイローチャナの和名である「大日」が用いられており、より《マハー・ヴァイロ》との関係性を感じさせる。
- 英語名はユダヤ教の「七つの天国」における第一天「Vilon(ヴィロン)」を意識したものと思われる。
ヘブライ語で「幕」を意味しており、大天使ガブリエルによって治められていて、天幕として朝に広げられ夕方に閉じられるとされる。
- この地上世界に於いて神にも等しき存在、ヴァイロン。
彼らは星の観測者として、抗争の絶えないこの世界の行く末を憂い、嘆いていた。
なぜ人々は種という些細な違いから争いを繰り返すのだろうか?
手を取り合う事を拒絶し、限りある命を奪い合うのだろうか?
彼らはその心を求め、地上へと降り立つのだった―
関連リンク †
―「ヴァイロン」と名のついたモンスター
※は「ヴァイロン」に関する効果を持つモンスター
―「ヴァイロン」と名のついた魔法カード
※は「ヴァイロン」に関する効果を持つ魔法カード
―「ヴァイロン」を素材に指定するモンスター
―その他のリンク