【壊獣 】 †
デッキの概要 †
相手モンスターをリリースして特殊召喚できる最上級モンスター群・壊獣を用いたデッキ。
相手の厄介なモンスターをリリースして壊獣にしてしまうことでモンスター効果を封じるという、【ゴーレム】に似た特性を持つコントロールデッキである。
《KYOUTOUウォーターフロント/Kyoutou Waterfront》 フィールド魔法 (1):フィールドのカードが墓地へ送られる度に、 1枚につき1つこのカードに壊獣カウンターを置く(最大5つまで)。 (2):1ターンに1度、このカードの壊獣カウンターが3つ以上の場合に発動できる。 自分はデッキから「壊獣」モンスター1体を手札に加える。 (3):このカードが効果で破壊される場合、 代わりにこのカードの壊獣カウンターを1つ取り除く事ができる。
《妨げられた壊獣の眠り/Interrupted Kaiju Slumber》 通常魔法 「妨げられた壊獣の眠り」は1ターンに1枚しか発動できない。 (1):フィールドのモンスターを全て破壊する。 その後、デッキからカード名が異なる「壊獣」モンスターを 自分・相手のフィールドに1体ずつ攻撃表示で特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターは表示形式を変更できず、 攻撃可能な場合は攻撃しなければならない。 (2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 デッキから「壊獣」モンスター1体を手札に加える。 この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
デッキ構築に際して †
まずは壊獣の共通能力と、それを用いた基本的なデッキコンセプトを把握しておきたい。
《対壊獣用決戦兵器スーパーメカドゴラン》・《対壊獣用決戦兵器メカサンダー・キング》を除き、壊獣は以下の3つの共通効果を持つ。
(1):このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、 手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。 (2):相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、 このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。 (3):「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
このデッキの起点となるのは、まず(1)の効果で相手モンスターをリリースし、相手フィールドに壊獣を出現させる事である。
次に(2)の効果で自分フィールドにも壊獣を特殊召喚し、敵壊獣との対決となる。
もちろん、自分の壊獣は相手のそれよりも攻撃力で上回るか、除去能力を持つものを選択するので、対決は自分側の壊獣の勝利に終わるだろう。
かくして相手フィールドは焦土と化し、自分フィールドには壊獣が残る。
これが【壊獣】の基本的なシナリオである。
問題は(3)のデメリットで、このために自分フィールドには1体の壊獣しか出せない。
壊獣だけでデッキを組むと自分フィールドのモンスターが常に1体だけとなってしまい、一向に直接攻撃できず相手ライフポイントを減らせない事になる。
このため、壊獣以外のモンスターを投入しアタッカーに充てる、壊獣をシンクロ素材・エクシーズ素材として活用する等、何らかのギミックが必要になる。
このデメリットの都合上、展開速度は第9期のデッキとしてはかなり低速となる。
また、壊獣は共通効果以外にそれぞれ固有の効果を持つが、これらはいずれもコストとしてフィールド上の壊獣カウンターを取り除く必要がある。
壊獣カウンターは《KYOUTOUウォーターフロント》など3種類の魔法・罠カードの上に置かれるカウンターである。
壊獣カウンターが不足すると壊獣たちは満足に効果を使えないので、これらの魔法・罠カードの確保も重要な課題となる。
一方で、壊獣は相手フィールドの壊獣カウンターもコストに使用できるので、壊獣カウンターを増やし過ぎると相手に送りつけた壊獣が効果を発動してしまう可能性もある。
メインデッキのモンスターについて †
―壊獣
このデッキの主役となるモンスター群。
【壊獣】では「どの壊獣がどの壊獣を倒せるか」が重要な要素となるため、主要な壊獣を攻撃力順に紹介する。
同種の壊獣ばかりが手札に貯まると「お互いの場に壊獣を出したが相打ちにすることしかできない」場面が生じうるため、攻撃力の異なる壊獣を幅広く採用した方が良い。
- 《海亀壊獣ガメシエル》:攻撃力2200
壊獣カウンター2つをコストに、魔法・罠・モンスターの効果の発動を無効にして除外する能力を持つ壊獣。
送りつけが可能な壊獣の中では最も攻撃力が低いため、送りつけ要員として運用しやすい。
ただし、パーミッション能力により自軍の効果を無効にしてしまうリスクがある。
特殊召喚後はチェーンを作る効果を発動しないか、フィールドに壊獣カウンターがない状態で出す、もしくは自軍の壊獣のコストでフィールドの壊獣カウンターの数を1つ以下にするといった工夫が必要となる。
高いパーミッション能力は味方に回せば心強く、守備力も3000と高いので、メインフェイズ2に《壊獣の出現記録》等を使って自分フィールドに守備表示で特殊召喚し、相手ターンに立てておくと安心。
- 《粘糸壊獣クモグス》:攻撃力2400
壊獣カウンター2つをコストに、2ターンの間特殊召喚されたモンスターの攻撃と効果を封じる。
攻撃力は低いものの、自分フィールドに特殊召喚した壊獣の動きを封じてしまうので、送りつけ要員にはあまり適していない。
むしろ自分フィールドに立たせるモンスターとして有効。
- 《怪粉壊獣ガダーラ》:攻撃力2700
壊獣カウンター3つをコストに、自身以外の攻撃力・守備力を永続的に半減するフリーチェーン効果を持つ。
相手ターンでも効果を使えるので送りつけには適さず、逆に自分フィールドに立てるには元々の攻撃力が低めなので安定しないと、中途半端な印象のあるカード。
レベル8なので《トレード・イン》採用型において、攻撃力の多様性を確保するために採用する例はある。
- 《多次元壊獣ラディアン》:攻撃力2800
壊獣カウンター2つをコストに、攻撃力2800のラディアントークンを生成する。
壊獣では唯一のモンスターを増やせる効果であり、戦線を厚くし直接攻撃によるダメージを狙える。
コストも軽めで扱いやすく、後述の通りシンクロ召喚との相性も良い。
固有効果が起動効果なので相手ターンに効果を発動される危険性がなく、送りつけ要員としても優れる。
- 《怒炎壊獣ドゴラン》:攻撃力3000
壊獣カウンター3つをコストに《サンダー・ボルト》を放つ。
壊獣は厄介なモンスターへの単体除去としては働くものの、複数体を除去する能力はないため、フィールドのモンスター数に差をつけられがちである。
相手フィールドに溜まったモンスターを一掃しボード・アドバンテージを振り出しに戻せるこの効果は大変貴重。
また、起動効果なので送りつけに適しており、守備力が1200と低いため《壊獣捕獲大作戦》で守備表示にすれば簡単に戦闘破壊できる。
- 《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》:攻撃力3300
壊獣カウンター3つをコストに相手の魔法・罠・モンスターの効果の発動を封じ、モンスターへの3回攻撃を可能とする。
竜星やグレイドルの突破手段の他、発動ターンは安全に動くことができるため、詰めの一手として役に立つ。
- 《壊星壊獣ジズキエル》:攻撃力3300
壊獣カウンター3つをコストに、カード1枚を対象とする効果を無効にし、更にフィールドのカード1枚を破壊できる。
壊獣に共通するデメリットの存在から、モンスターを並べ辛いこのデッキでは、攻撃力の高さとパーミッション効果を両立しているこのカードは、相手ターンに立てておくカードとして大変心強い。
蘇生やサルベージも対象とする効果と明記されていれば無効にできるので、《メタルシルバー・アーマー》と同等の拘束力を発揮する。
―壊獣以外のモンスター
先述の通り、壊獣だけでは一向に相手のライフポイントを削れないので、他のモンスターを投入し戦線を厚くする必要がある。
幸い、壊獣はいずれも特殊召喚でフィールドに出すので、余った召喚権を他のモンスターに回すことができる。
ここでは、「壊獣を回収できるモンスター」、「壊獣を素材にできるモンスター」、「壊獣とは独立して動けるモンスター」に分けて解説する。
- 壊獣を回収できるモンスター
相手フィールドに特殊召喚した壊獣をバウンスすれば、自分の手札に戻ってくる。
壊獣を使い減りしない除去として使用可能となり、自分フィールドの壊獣は相手壊獣との戦闘を行うことなく、他の相手モンスターの処理や直接攻撃に専念できる。
- 《N・グラン・モール》
戦闘を行ったモンスターと自身をバウンスできる下級モンスター。
召喚権の消費のみで壊獣もこのカードも回収でき、どちらも使い減りしないという、優れたコンボが可能。
数少ない壊獣で除去できないモンスターである特殊召喚を封じるモンスターへの対抗策にもなる。
- 《妖精伝姫-カグヤ》
上記の《N・グラン・モール》と同様の運用となる。
打点の高さ、サーチ効果、フリーチェーンのバウンス効果という点で優る。
バウンス効果は相手に無効化される可能性があるものの、相手がバウンス対象と同名カードを採用していなければ無効にされることはない。
《海亀壊獣ガメシエル》は効果モンスターメタとして採用されていることがあるため、《粘糸壊獣クモグス》などの「採用するにしても2番手以降の壊獣」を送りつけて対象にしたい。
- 《獣王アルファ》
こちらも前二者に近い運用となる。
召喚権を消費せず、バウンス後に再び特殊召喚できる点や打点の高さで優る。
レベルも高いため、高レベルシンクロモンスターやレベル8壊獣と合わせたエクシーズ素材としても活用できる。
反面、壊獣用の特殊召喚メタを受けると一緒に封じられてしまう点が弱点。
- 《妖仙獣 鎌壱太刀》
バウンス効果で壊獣を回収できる。
後述の【妖仙壊獣】を参照。
- 《時械神メタイオン》
戦闘を行った場合、自身以外の全てのモンスターをバウンスする効果を持つ。
壊獣の苦手な大量展開に対抗できる上に相手フィールドの壊獣もついでに回収できる。
《強制脱出装置》とも相性が良く、いざとなればランク10の素材にするもよし。
- 壊獣を素材にできるモンスター
壊獣は1体しか自分フィールドに存在できないが、1ターンあたりの特殊召喚回数に制限はない。
よって自分の壊獣をシンクロ素材やエクシーズ素材としてフィールドから離せば、自分フィールドにもう1体壊獣を特殊召喚し、大型モンスター2体で攻めることができる。
無論、その壊獣を更に素材にすれば、3体・4体での猛攻を掛ける事も不可能ではない。
また、効果を使用し攻撃不能となっている《怒炎壊獣ドゴラン》を素材にすることで、攻撃不能のデメリットを踏み倒す事も可能。
- 《ジェット・シンクロン》
手札コストがあるが自己再生でき、1枚で2度使えるレベル1チューナー。
チューナー1体+非チューナー1体で出せるレベル9シンクロモンスターは層が薄いので、このカードを使う場合レベル7の《多次元壊獣ラディアン》・《粘糸壊獣クモグス》を多めに採用したい。
特に前者は、ラディアントークンを残してから素材にできるので相性が良い。
- 《神獣王バルバロス》・《限界竜シュヴァルツシルト》
ランク8のエクシーズ素材として扱いやすいレベル8モンスター。
《怒炎壊獣ドゴラン》などのレベル8を素材として活用するならこちらの方が有効。
《神獣王バルバロス》は召喚権を使う代わりにアタッカーとして使いやすく、相手がモンスターの召喚を渋る場合にライフポイントを削ることができる。
後述の《スキルドレイン》とも相性が良い。
《限界竜シュヴァルツシルト》は相手フィールドに攻撃力2000以上のモンスターが存在すれば特殊召喚できる効果を持つため、壊獣を送りつけることで能動的に特殊召喚条件を満たせる。
召喚権を温存できるので《N・グラン・モール》等と併用しやすい代わりに、相手がモンスターを出さなかった場合に壊獣共々腐ってしまう。
- 《可変機獣 ガンナードラゴン》・《暗黒騎士ガイアロード》
こちらはランク7のエクシーズ素材となる。
前者は、リリースなしで通常召喚できる。
後者は、《サイバー・ドラゴン》と同様の条件で特殊召喚でき、相手フィールドに壊獣を特殊召喚することで、能動的に攻撃力を3000に引き上げられる。
どちらも上記したランク8要員より性能は見劣りするので、ランク7に特化したデッキで使うことになる。
- 《ガガガマジシャン》・《トラゴエディア》
レベルを変更する効果を持つので、ある程度、状況に応じてエクシーズ召喚できる。
前者は、レベル7か8の壊獣にしか対応していないが、召喚し、即座に効果を発動できる。
後者は、墓地にモンスターがある必要があるが、全てのレベルに対応し、いざとなれば壁にもなる。
また、手札の壊獣を墓地へ送ることで、相手フィールドに特殊召喚した壊獣のコントロールを得ることもできる。
- 《Sin スターダスト・ドラゴン》・《Sin サイバー・エンド・ドラゴン》
極めてゆるい条件で特殊召喚できるSinモンスター。
前者はランク8、後者は極めて貴重なランク10の素材になる。
召喚権も消費しないが、《KYOUTOUウォーターフロント》か《スキルドレイン》等がないと自壊してしまうのが弱点。
- 《SRアクマグネ》
風属性モンスターしかシンクロ召喚できないが、送りつけた壊獣もシンクロ素材にできる。
出せるシンクロモンスターの中では《フルール・ド・バロネス》が非常に強力な為、このカードを使う場合レベル9の《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》を多めに採用したい。
- 《ブレインコントローラー》
召喚・特殊召喚に成功した場合に《洗脳-ブレインコントロール》をサーチできるレベル1チューナー。
コントロール奪取できるモンスターに条件のある《洗脳-ブレインコントロール》ではあるが、壊獣はほとんどが通常召喚モンスターであるため条件を満たしやすい。
レベル変更効果もあるためどのレベルの壊獣もシンクロ素材にでき、このカードのレベルを変えればランク7・8エクシーズ召喚もできると柔軟性が高い。
コントロール奪還軸としては《洗脳-ブレインコントロール》が《洗脳解除》との噛み合いが悪いのが難点か。
- 壊獣とは独立して動けるモンスター
召喚権が余るので、壊獣と独立して動けるカードを採用してもよい。
例えば、《ファイヤー・ハンド》と《アイス・ハンド》を搭載すれば、壊獣に欠ける魔法・罠除去能力を補える。
壊獣の投入枚数を調整すれば極めて広範なデッキと混成できるので、色々試してみるとよい。
―その他
- 《巨大ネズミ》
壊獣に自爆特攻することで、《N・グラン・モール》や2枚目以降の《テラ・フォーミング》として採用した《惑星探査車》をリクルートできるので、これらへのアクセス手段を増やせる。
ダメージステップ発動なので、特殊召喚したモンスターが《粘糸壊獣クモグス》の効果に引っかからないのもメリットと言える。
- 《雷帝家臣ミスラ》
このデッキは相手フィールドにモンスターが存在しないと動けないため、【壊獣】とバレると相手がモンスターを出さなくなり、デュエルが停滞するおそれがある。
このカードは相手に家臣トークンを押し付けられるので、強引に相手フィールドに壊獣を立て、展開の起点にすることが可能。
先攻1ターン目からこのデッキを回転させる数少ない手段でもある。
- 《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》
壊獣と似た役割を持つモンスターだが、こちらは一度で2体のモンスターを除去できるので、このデッキが苦手とするモンスターの大量展開への対抗手段となる。
壊獣の枚数制限の制約にかからず、守備表示で特殊召喚できる点などが壊獣とは異なるため、デッキの対応力を上げられる。
同属性・同レベルの《怒炎壊獣ドゴラン》とは役割が被るが、裏を返せば《トレード・イン》などを共用できるということにも繋がるため、併用するかどうかはよく考えたい。
- 《原始生命態ニビル》
こちらも役割は壊獣と似ているが、このデッキが苦手とする相手の大量展開を途中で阻止する形で出せるのが大きな強み。
高ステータスになった原始生命態トークンは壊獣のリリースに回すことで容易に処理できる他、コントロール奪取軸であればこちらの戦力にすることもできる。
効果によるリリースであるため、効果を受けないという耐性を持つモンスターは対処できないが、その場合は壊獣でリリースしてしまえばいいといった具合に、双方の欠点を補完できる関係にある。
エクストラデッキのモンスターについて †
上記のギミックでシンクロモンスター・エクシーズモンスターを出すのであれば、それに応じたレベル・ランクのモンスターを投入しておこう。
壊獣は種族・属性がバラバラで縛りのあるシンクロモンスター・エクシーズモンスターは出しづらいため、基本的に各レベル・ランクの汎用性の高いモンスターを投入しておけば間違いはない。
その中でも特徴ある動きが可能なモンスターについて特記する。
- 《完全態・グレート・インセクト》
レベル9の融合モンスター。
《妨げられた壊獣の眠り》から展開できる《粘糸壊獣クモグス》・《怪粉壊獣ガダーラ》を《超融合》で融合素材にできる。
- 《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》
レベル8のシンクロモンスター。
《多次元壊獣ラディアン》でラディアントークンを出現させてから、レベル1チューナーと《多次元壊獣ラディアン》でシンクロ召喚。
その後効果を発動することで、相手フィールドの壊獣および他の相手効果モンスターを一掃しつつ、通常モンスター扱いである自分のラディアントークンは生き残れる。
バーンと2体の直接攻撃で6300超のダメージを与えられ、効果発動前に攻撃力3000を上回る壊獣を自分の場に特殊召喚しておけば1ターンキルとなる。
- 《スクラップ・ドラゴン》
こちらもレベル8シンクロモンスター。
壊獣カウンターの置かれた《KYOUTOUウォーターフロント》を破壊対象にすることで、相手のカードのみを一方的に破壊できる。
壊獣カウンターは1つ減るが、直後に相手のカードが破壊されたことで再び壊獣カウンターが1つ置かれるため、実質ノーコストとなる。
- 《銀河眼の光波竜》
ランク8のエクシーズモンスターであり、レベル8壊獣とレベル8モンスターで出せる。
相手モンスターのコントロール奪取が可能なので送りつけた壊獣を奪い返し、直接攻撃を通しやすくなる。
奪い取った壊獣はカード名が《銀河眼の光波竜》になるので、既に壊獣がいた場合も自壊しない。
壊獣のコントロール奪取前に、その壊獣と同じレベルの壊獣を出しておけばさらなるエクシーズ召喚も可能。
- 《No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク》
ランク7のエクシーズモンスターであり、生成するトークンの多さからリンク素材として打ってつけの存在。
最大6体までモンスターを並べられるため、リンク素材に縛りの無い《セキュリティ・ドラゴン》と《ファイアウォール・ドラゴン》を並べて相手フィールドに送りつけた壊獣を手札に戻すことができる。
- 《サクリファイス・アニマ》
エクストラモンスターゾーンの正面に特殊召喚した壊獣を吸収することで高攻撃力を得つつ壊獣の処理ができる。
リンク素材はレベル1モンスターなら何でもよいため、非常にリンク召喚しやすい。
魔法・罠カードについて †
―壊獣のサポートカード
先述の通り、壊獣は固有効果を使うために壊獣カウンターが必要となる。
壊獣カウンターを置けるのは以下の3枚である。
- 《KYOUTOUウォーターフロント》
フィールドからカードが墓地へ送られるたびに、1枚につき1つ壊獣カウンターの置かれるフィールド魔法。
戦闘破壊やリリースはもちろん、通常魔法の発動などでもどんどん壊獣カウンターが貯まる。
壊獣カウンターが3つ以上置かれていれば1ターンに1度壊獣モンスターをサーチできる効果もあるため、このデッキの必須カードである。
このカードを維持できるか否かでデッキの動きやすさが大きく変わるので、《テラ・フォーミング》等も投入し、なんとしても引き込みたい。
中でも《メタバース》は、発動までにタイムラグこそあるが、このカードを発動させつつ、発動が終わって墓地へ送られれば壊獣カウンターも補充できる。
- 《壊獣の出現記録》
手札・墓地から壊獣が特殊召喚される度に壊獣カウンターの置かれる永続魔法。
また、壊獣をデッキの壊獣と入れ替える効果、壊獣カウンターが3つ以上置かれた自身を墓地へ送ることで壊獣魔法・罠カードをサーチする効果を持つ。
特に壊獣入れ替え効果の使い勝手が良く、効果を使い攻撃不能となった《怒炎壊獣ドゴラン》を別の壊獣と入れ替えたり、《海亀壊獣ガメシエル》を守備表示で自分フィールドに出し相手ターンに備えたりしつつ、《KYOUTOUウォーターフロント》に壊獣カウンターを貯められる。
ただし、入れ替え効果はフィールドに壊獣カウンターがない時の活用法に乏しく、このカード自体に壊獣カウンターも置きづらいため、《KYOUTOUウォーターフロント》との併用で力を発揮するカードであることは覚えておきたい。
- 《壊獣捕獲大作戦》
壊獣を裏側守備表示にし、そのたびに壊獣カウンターが置かれる永続罠。
相手の壊獣を裏側守備表示にすることで、相手モンスターをもう1体壊獣でのリリースを可能にするのが主用途。
攻撃表示の《海亀壊獣ガメシエル》が攻撃された際に守備表示にして戦闘破壊を防ぐなど、多様な使い道がある。
また破壊された時の効果により《ハーピィの羽根帚》等を躊躇させる役割も見込める。
- 《妨げられた壊獣の眠り》
フィールドのモンスターを全て破壊し、お互いのフィールドに壊獣を1体ずつ特殊召喚する通常魔法。
モンスターの展開力が低い【壊獣】にとってボード・アドバンテージを五分に戻せる貴重な手段であり、極めて重要なカード。
また相手がモンスターを出してくれない場合に相手フィールドに壊獣を置く手段ともなる。
更には墓地から除外して壊獣をサーチする効果もある。
なお、通常魔法なので、自身に壊獣カウンターを置く効果は持たない。
―その他の魔法・罠カード
種族・属性が分散しているので、壊獣サポートカード以外は汎用カードが中心となる。
罠カードが多すぎると、《KYOUTOUウォーターフロント》にカウンターが置きづらくなり初動が遅くなるため、魔法カードを多めにしたい。
- 《亜空間バトル》
壊獣の基本攻撃力が高いため、最大3枚サーチも難しくなく、下記のドローソースともシナジーする。
ただし、デッキ内の壊獣が少なくなる点が《妨げられた壊獣の眠り》とはアンチシナジーである点は気を付けたい。
- 《トレード・イン》・《アドバンスドロー》
このデッキは、壊獣が2枚ないと始動できないが、壊獣だけだとモンスターを1体しか出せないという厄介な性質を持つため、壊獣をコストに手札交換できるこれらのカードも検討できる。
- 《マジックカード「クロス・ソウル」》
壊獣はもともと相手のモンスターをリリースに使用できるが、特殊召喚モンスターではないのでこのカードを利用して召喚を行うこともできる。
この方法で壊獣を召喚する場合、相手モンスター2体をリリースしつつ自分のフィールドに出るという通常とは異なる動きをするため、壊獣共通の方法と合わせれば最大3体のモンスター除去を成立させられる。
- 《洗脳解除》・《所有者の刻印》
モンスターのコントローラーが元々の持ち主となるカード。
相手フィールドに特殊召喚した壊獣が即座に自分フィールドに戻ってくるので、リリースが一方的な除去となる。
後述のコントロール奪還軸を参照。
- 《ボット・ハーダー》
元々の持ち主が自分である相手モンスターが存在する場合に、それ以外の全相手モンスターのコントロール奪取を行えるカード。
壊獣を用いれば容易に発動条件を満たす事が出来る。
このデッキの弱点の一つである、モンスターを並べる能力の低さを補う事にも繋がり、攻め手を大量に確保出来る。
ただし、前述の《洗脳解除》・《所有者の刻印》による全体コントロール奪還とは相性が悪い点は注意。
- 《スキルドレイン》
壊獣はステータスが高く、《スキルドレイン》の影響下では、大幅に戦闘が有利になる。
そのほか、《大天使クリスティア》を始めとする特殊召喚を封じるモンスターの殆どを無力化でき、このデッキが極端に苦手とする特殊召喚メタ対策としても有用。
《N・グラン・モール》等使いにくくなるカードはあるが、グレイドルには影響が小さく、Sinや《神獣王バルバロス》は却って強くなるので、これら相性の良いモンスターと併用したい。
ただしこのカードの真価は、後述の通り《洗脳解除》と組み合わせる事による相手モンスターを大量にリリースし、自分フィールドに複数の壊獣を並べるコンボにある。
コントロール奪還軸を参照。
戦術 †
基本的な戦術は上記した通りで、動き自体は極めてシンプルなデッキである。
- 《KYOUTOUウォーターフロント》を張り、壊獣カウンターを貯める。
- 相手の最も厄介なモンスターをリリースし、相手フィールドに壊獣を特殊召喚
- 自分フィールドに壊獣を特殊召喚し、敵の壊獣を撃破
- 壊獣の高い攻撃力を盾に居座る
この基本的な動きに、デッキに採用したギミックによって異なる要素が追加される。
例えば《N・グラン・モール》なら相手方の壊獣をバウンス。
シンクロ召喚・エクシーズ召喚型なら壊獣を素材にし、自分フィールドに壊獣が不在となった事で新たな壊獣を出現させる。
あるいは別のデッキの要素を搭載したタイプなら、睨み合う壊獣を尻目に出身デッキの動きを着々と進める事になる。
《海亀壊獣ガメシエル》によるコントロールを重視するならば、《海亀壊獣ガメシエル》を《壊獣の出現記録》などを用いて守備表示で立てるか、攻撃力アップの手段を模索する形となる。
多彩な効果を持つ壊獣のどれを何枚採用するかという点を含め、構築の幅は広いデッキと言えるだろう。
壊獣は特殊召喚のコストとして相手モンスターをリリースするので、このリリースによる除去は、ほぼ全てのモンスターに通用する。
詳細は《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》のページを参照。
この性質上、モンスターの耐性やフリーチェーンでの除去回避を売りにするデッキに対しては非常に強い。
なお、このデッキは相手フィールドに壊獣を出さないと動けないので、先攻を取ってもほとんど何もやることがない。
そのため、自分で先攻・後攻を選択できる場合は後攻にすると良いだろう。
デッキの種類 †
シンクロ召喚・エクシーズ召喚軸 †
壊獣をシンクロ素材・エクシーズ素材として用いる事で、壊獣が苦手とする展開力を補うタイプ。
汎用性の高いチューナーを投入するだけで容易に要素を組み込めるので、他のタイプと混成しやすい。
コントロール奪還軸 †
壊獣同士の対決を避け、相手モンスターをリリースして特殊召喚した壊獣のコントロールを奪うことで、壊獣を純粋な除去として用いるタイプ。
基本的には永続罠の《洗脳解除》を用いるが、足りない場合は《所有者の刻印》を合わせて採用する。
壊獣以外のモンスターをほとんど採用しない場合、必然的にこのタイプとなる。
《洗脳解除》適用中は「相手モンスターをリリースして壊獣を特殊召喚」する行為を好きなだけ行う事ができる。
特殊召喚された壊獣が即座に自分フィールドに戻り、「相手フィールドに壊獣が存在しない」扱いとなるためである。
ただし、自分フィールドに2体以上の壊獣が存在する事はできないため、2体目以降は自動的に墓地へ送られてしまう。
この欠点を、《スキルドレイン》を採用する事で解消できる。
相手モンスターをリリースし特殊召喚→《洗脳解除》で自分フィールドに移る→《スキルドレイン》で「壊獣モンスターは1体しか存在できない」効果が無効になっており自壊しない……という流れにより、相手モンスターをリリースしつつ、自分フィールドに複数体の壊獣を並べられる。
相手モンスターを一掃しつつ、壊獣総進撃で相手ライフポイントを大幅に削れるので、ぜひとも併用したい。
その他相性のいいカードは【ゴーレム】参照。
デッキの派生 †
【壊獣カグヤ】 †
バウンス効果で壊獣を使い回す《妖精伝姫-カグヤ》などとの混成デッキ。
元々《妖精伝姫-カグヤ》自体が【壊獣】において汎用的に使えるカードではあるが、こちらは壊獣の除去性能と使い回しコンボ、場合によっては自分の場にも展開できる高レベルモンスターという性質に着目している。
基本戦術は相手の先攻での動きを妨害し、後攻で盤面を捲って高レベルモンスターを複数展開しライフポイントを削る後攻1ターンキルとなる。
削りきれなければそれらを高レベルのシンクロモンスターや高ランクのエクシーズモンスターに変換してリソースを失った相手を制圧する。
そうした戦術のため《KYOUTOUウォーターフロント》は採用されず、展開しやすい高レベルモンスターと、手札誘発などの相手へのメタカードあるいは後攻での捲りに使いやすいカードで固めた【グッドスタッフ】に近い構築となる。
環境やプレイヤーによってデッキタイプが異なることが多い。
基本の構築は、元々壊獣と相性のよい《獣王アルファ》を採用し、そこに下記カードなどのレベル8を加えた【ランク8】軸となる。
魔法・罠カードを《雪花の光》だけに絞った【ほぼモン】として構築される場合もある。
- 《機巧蛇-叢雲遠呂智》
デッキトップ8枚を裏側で除外して手札・墓地から特殊召喚できる。
サーチ・リクルートをあまり使わず、かつ短期決戦が基本となるこのデッキでは、デメリットが比較的小さい特殊召喚容易なレベル8として運用できる。
墓地からの特殊召喚もできるため、墓地肥やしや未界域などの手札交換とも好相性。
- 《時花の賢者-フルール・ド・サージュ》
自分フィールドのモンスターを含むフィールドのカード2枚を対象として発動し、手札からの特殊召喚と、対象のカードを破壊を行うレベル8。
真骨頂は《妖精伝姫-カグヤ》との相性であり、自分の《妖精伝姫-カグヤ》を対象にして発動し、チェーンして《妖精伝姫-カグヤ》のバウンスを決めればディスアドバンテージを回避できる。
手札に戻った《妖精伝姫-カグヤ》の再利用手段は乏しいが、後述の未界域との相性には貢献する。
また、《妖精伝姫-カグヤ》とのコンボができずとも、相手のカードを除去しながらレベル8の攻撃力2900が展開できるので、このデッキ自体と相性が良い。
- 《未界域のビッグフット》・《未界域のサンダーバード》
ギャンブル性はあるが、共通効果によって特殊召喚と手札交換が行える。
どちらもレベル8の高打点のためアタッカーにもエクシーズ素材にも利用しやすく、手札から捨てられた場合の除去効果にも利便性がある。
《妖精伝姫-カグヤ》との相性も良く、あちらのサーチとバウンスの後に特殊召喚効果の発動を行えば、増えた手札のおかげで特殊召喚の成功確率が高まり、手札で持て余した《妖精伝姫-カグヤ》の手札交換も期待できる。
- 《アストラル・クリボー》
エクストラデッキからNo.を見せ、そのモンスターのランクと同じレベルとして特殊召喚できる。
特殊召喚後フィールドに存在する限り自分はNo.しかエクストラデッキから特殊召喚できなくなるが、すぐにNo.のエクシーズ召喚を行う前提で立ち回れば問題はない。
- 《ダイナレスラー・パンクラトプス》
後攻デッキのため特殊召喚しやすく、カードの種類を問わずフリーチェーンの除去が可能。
レベル7のためエクシーズ召喚目的には噛み合わないが、除去性能が高く、特にこのデッキでやや不足がちな魔法・罠除去役も担える点が大きい。
フリーチェーンのため《時花の賢者-フルール・ド・サージュ》とのコンボも行える。
- 《No.97 龍影神ドラッグラビオン》&《No.100 ヌメロン・ドラゴン》
前者によって後者を特殊召喚するだけで攻撃力9000で攻撃できる【ランク8】のお手軽高打点コンボ。
一撃必殺を決める要員となり得るが、《No.100 ヌメロン・ドラゴン》でしか攻撃できなくなり《無限泡影》などによる効果無効が致命傷になるリスクもある。
このカードを使うことでしか1ターンキルが決められないという場面を見極めて使うようにしたい。
- 《雪花の光》
自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合に2枚ドローでき、墓地から除外して手札交換を行う効果も使用できる魔法カード。
発動条件のため構築が限定されてしまうものの、《強欲な壺》に等しいドローソース+手札交換のため選択肢として有力。
- 《強欲で貪欲な壺》
《機巧蛇-叢雲遠呂智》同様の理由からデメリットが比較的小さいドローソースとして採用できる。
捲り用魔法・罠カード採用のために《雪花の光》を採用したくないという場合はこちらを採用したい。
【壊獣グレイドル】 †
【グレイドル】との混成デッキ。
送りつけた壊獣をグレイドルの効果で奪還するのがメインギミック。
壊獣もグレイドルもコントロール能力が高く展開力を欠くデッキなので、親和性は高い。
その他にも以下の様なシナジーがある。
- グレイドルは破壊されると装備カードとして復活するため、1枚で2度《KYOUTOUウォーターフロント》に壊獣カウンターを溜められる。
更に《グレイドル・スライム》・《グレイドル・インパクト》等、自分フィールドのカードを破壊するカードが多い。 - 《グレイドル・スプリット》で効果を使い終えた壊獣を除去し、別の壊獣を手札から特殊召喚できる。
- グレイドルが苦手とする対象耐性モンスターを壊獣で無力化できる。
- グレイドルを装備した《粘糸壊獣クモグス》から《完全態・グレート・インセクト》を特殊召喚することが可能。
もともと【壊獣】はフィールド魔法の《KYOUTOUウォーターフロント》に強く依存したデッキであるため、《完全態・グレート・インセクト》の全体除去効果も無理なく発動することができる。
【妖仙壊獣】 †
【妖仙獣】との混成デッキ。
《妖仙獣 鎌壱太刀》で相手方の壊獣をバウンスし、そのまま《妖仙獣 鎌弐太刀》・《妖仙獣 鎌参太刀》・《妖仙獣 辻斬風》を展開して攻撃。
送りつけた壊獣の攻撃力にかかわらず自分の壊獣が生き残れるので、相手ターンは《海亀壊獣ガメシエル》のカウンター能力で耐える。
特に《妨げられた壊獣の眠り》の直後に上記コンボを行えば、相手のフィールドは壊獣1体しかモンスターがいないので、多大なダメージを期待できる。
【壊獣列車】 †
【列車】との混成デッキ。
《臨時ダイヤ》の両方の効果に対応する《壊星壊獣ジズキエル》を主軸として、ランク10のエクシーズ召喚を狙う。
《スキルドレイン》の影響下では妥協召喚した《深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト》の攻撃力を元に戻せ、《禁じられた聖杯》などの補助があれば相手に渡した《壊星壊獣ジズキエル》も戦闘破壊可能になる。
《重機貨列車デリックレーン》の効果によって、送りつけた壊獣の処理も容易。
また元から相性の良い《Sin サイバー・エンド・ドラゴン》の他に《壊星壊獣ジズキエル》を素材として使える《サイバー・エルタニン》を投入する事で、さらにランク10のエクシーズ召喚がしやすくなる。
《リミッター解除》で機を逃さず高攻撃力を投入できるため、一撃の破壊力が通常の【壊獣】より高い。
【月読命結界像壊獣】 †
《月読命》と結界像のギミックを搭載したタイプ。
基本的に壊獣を展開していく際には召喚権を使わないため、結界像を召喚して特殊召喚を封じていく。
自分も壊獣を特殊召喚しづらくなるが、《月読命》を召喚することで結界像を裏側守備表示にし縛りをなくし、壊獣で攻撃後に結界像を反転召喚することで再び特殊召喚を制限できる。
結界像を守るためのカードが必要になるものの、揃えば高い拘束力を発揮できる。
【Sin壊獣】 †
【Sin】との混合デッキ。
フィールド魔法《KYOUTOUウォーターフロント》は破壊耐性があるためSinの維持に利用しやすい。
《Sin サイバー・エンド・ドラゴン》をはじめ、高攻撃力のSinモンスターで相手の壊獣を蹴散らして突破しやすい。
弱点の一つでもある、相手がモンスターを出さなかった場合にもこちらがモンスターを出して対処できる。
基本的にはどれかに絞るが、レベル7~10のモンスターが簡単にフィールドに並ぶため、エクシーズ召喚も容易となる。
高レベルモンスターのサポートも併用できるため、ドローソースも少なくない。
墓地やモンスター効果に頼らない構築にもできるため《マクロコスモス》や《王家の眠る谷-ネクロバレー》や《スキルドレイン》等を中心にしても良い。
このデッキの弱点 †
大量展開 †
このデッキは壊獣の強制的なリリース能力により、モンスターの質を武器とするデッキに対してはとことん強い。
しかしモンスターを「質より量」で大量展開してきた場合、フィールドに1体しか壊獣を出せないので手数負けする可能性が高い。
特に【ペンデュラム召喚】は天敵で、モンスターの大量展開に長けている上、ペンデュラムモンスターをリリースしようが、《怒炎壊獣ドゴラン》や《妨げられた壊獣の眠り》で一掃しようが、次のターンには即座に復活してしまう。
更に魔法・罠カードを除去する手段が乏しいため、ペンデュラムゾーンを除去してペンデュラム召喚を封じるのも困難である。
特殊召喚封じ †
特殊召喚封じは、平気なデッキの方が珍しいが、殊にこのデッキは極端に弱い。
壊獣モンスター全般のみならず、主力モンスター除去手段である《妨げられた壊獣の眠り》まで発動できなくなってしまう。
性質上最上級モンスターが多数を占めるため、特殊召喚を封じられると通常召喚して壁にするという動きすら困難になる。
モンスター効果によるものに対しては、《スキルドレイン》や《N・グラン・モール》等、元々このデッキと相性のいいカードを用いる事で突破する事ができる。
ピンポイントだが《生贄封じの仮面》は天敵であり、環境次第ではサイドデッキに積まれることもあり得るので、その場合は魔法・罠除去を必ず採用しておきたい。
相手がモンスターを出さなかった場合 †
相手モンスターをリリースして壊獣を出すのがこのデッキの起点である以上、相手がモンスターを一切召喚しなかった場合こちらの動きも止まってしまう。
こちらのデッキが【壊獣】だと分かった場合、相手はモンスターを召喚せず、フィールドを空にしてターンを回してくるだろう。
壊獣以外のカテゴリを投入しているデッキならそれらで攻撃を仕掛け、相手がモンスターを出さずに居られないように仕向けたい。
純【壊獣】に近い場合問題は深刻で、適当なモンスターをフィールドに出し、《妨げられた壊獣の眠り》で強引に相手フィールドに壊獣を特殊召喚するか、あるいは召喚と同時に相手フィールドに移動する《異次元への案内人》・《サイレント・ウォビー》を使うぐらいしか打開策がない。
特に、フィールドにモンスターを残さない事をコンセプトとする【妖仙獣】や【スピリット】、そもそもモンスターの召喚権をあまり必要としない【フルバーン】とは極めて相性が悪いといえる。
壊獣の逆襲 †
攻撃を防がれるなどして相手フィールドに送りつけた壊獣が生き残ってしまった場合、壊獣の暴威は今度は自分に向けられる事になる。
先述の通り壊獣はお互いのフィールドの壊獣カウンターをコストに使えるので、こちらの《KYOUTOUウォーターフロント》等を利用して効果を使用してくる。
生き残った壊獣が存在する限り、相手フィールドに2体目の壊獣を特殊召喚する事はできないので、相手の他のモンスターをリリース除去する事もできなくなってしまう。
特に送りつけに使用する事が多い《海亀壊獣ガメシエル》のパーミッション能力は高く、《妨げられた壊獣の眠り》等を無効にしてしまうため、そのまま完封される危険性さえある。
また、このデッキはミラーマッチにおいても特に苦戦する事になる。
上記のように壊獣の召喚に制限がかかってしまう事に加えて、壊獣カウンターをお互いにコストとして奪い合うような状況に陥ってしまうため、泥仕合と化すのは避けられない。
リリース対策 †
壊獣による相手モンスターの除去は極めて防ぐ事が困難だが、一部のカードはそれらに対して強い。
前述した《生贄封じの仮面》や《霧の王》は当然として、《クインテット・マジシャン》は自身の効果によりリリースできず、破壊耐性も持つ高攻撃力モンスターであり、非常に突破が困難となる天敵の一体といえる。
同じくリリースが不可能で、どうにか一度除去しても他のモンスターをリリースして壊獣を特殊召喚する度に自己再生する《闇黒の魔王ディアボロス》も厄介な一枚。
デッキ単位では、【聖刻】や【六花】はリリースされる事で発動する効果を持つモンスターが多く、迂闊に壊獣のリリースに使ってしまうと相手の展開を助ける恐れもあるため動きが制限されやすい。
これらのカードやデッキとの遭遇率は高いとは言えないが、相手取った場合は局所的なメタカードとして痛烈に刺さる。
代表的なカード †
サンプルレシピ †
- 【WW壊獣】 WCS2017国内小学生の部 優勝デッキ
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/member_deck.action?cgid=9376e8674b0347e53db4be2dcf834f61&dno=5